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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヒバントゥス・コミュニス

 特徴のあるヒバントゥス・コミュニスの花をアップにしてみました。ご覧の通り、唇弁が極端に大きくて、上部に小さな上弁らしき姿が二つ見えます。実は、分解してみると、更に小さい花びらの痕跡があって、五弁花であることが分かるのです。一日花なので、午後になると花びらが左右から丸まって、ついには筒状に巻き上がってしまいます。萼片や木肌に白い微毛が密に生えていますね。
 もう少し花柄が長ければすみれの雰囲気が出ようというものですが、さて、こんな雰囲気の花木をどこかで見たような・・・。あ、植物園で見た「ハンカチの木(ミズキ科)」が少し似ています。まぁ、大きさがかなり違うので、アップで見て初めて気が付きました。
 カナ標記でヒバントゥス・コミュニスと表記していますが、読みの問題ですので、ヒバンサス・コムニスとかヒバンツス・コムニスというカナ表記もあるようです。これは仕方がありません。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
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ヒバントゥス・コミュニス

 暑くなるとほぼ一人勝ち状態で花を咲かせ続けるのはヒバントゥス・コミュニスです。この木は記憶では2年目。一番最初の個体は冬越しのテストをして枯らしてしまいましたので、3年目の木が最も古株です。その3年目の木(3本)は少し元気がありません。葉の展開が少し悪くなって、花の数も少ないと思います。室内に置きっ放しなのが良くないのかも知れませんね。
 落葉低木に属するのだろうと思うのですが、どれだけ大きくなるのか、何年程度花を咲かせ続けるのか、詳しいことは分かりませんので、もう少し育てたいところです。冬越しは無理ですので地植えにはできません。鉢で室内に取り込むことを考えると大きくする訳にもいきません。収穫した種子は外部に提供していますが、株元にこぼれたタネで勝手に増えていますので、これからも楽しめそうです。


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ヤマツクシスミレ

 暖かい国のすみれなので、花期が長いのではないかと勝手に思っていたヤマツクシスミレですが、特別に長い訳ではなかったようです。これは花の姿が消えて随分時間が経過した頃の撮影です。
 伸びた茎の中間辺りで咲いた花から果実が膨らみました。白くて長い毛が目立ちますね。まだ緑色ですが、当然ながら、普通に茶褐色になって炸裂しました。アップで撮影すると大きさが分かりませんが、とても小さい果実です。この中に芥子粒サイズの黒っぽい種子が入っています。芥子粒っていうのは、アンパンの上にくっついている例の粒々ですね。旅に出ている間に弾けてしまった果実が多かったのですが、出窓に置いていたので簡単に拾うことができました。早速、取り蒔きをしたところ、発芽率は非常に良いようです。


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ヴィオラ・パルマータ

 端正な花だと思うのですが、花よりも葉の方に強い存在感があるのではないでしょうか。青紫色で横長の花を咲かせているのはヴィオラ・パルマータです。とても繁殖力が強く、いつの間にか株数が増えているにも関わらず、どうしても花の方はイメージが弱くて、その姿が頭に浮かんできません。今回はしっかり花が咲いた写真を選びましたが、実は花だけでは他の種と区別できないと思います。
 改めて調べてみますと、シノニム(異名)がとても多いことが分かりました。これだけ特異は形の葉を持っているのに不思議です。大きく欧州と北米に分布していますが、それぞれの自生地で複数の名前が付けられたようですね。幾多のシノニムの中に交雑種を示す学名が見られる点もユニークです。何かとの交雑種と考えられていた時代があったと理解したら良いのでしょうか。


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ヴィオラ・ラブラドリカ(リヴィニアナ)

 今年もしっかり咲いてくれたヴィオラ・ラブラドリカ(リヴィニアナ)です。ラブラドリカと呼ぶのが間違いだと分かった現在でも、頭に定着してしまって、なかなか切り替えられません。最初に間違えたという園芸家を恨むしかないのでしょうね。ただ、ヴィオラ・リヴィニアナの写真を多く見てみましたが、まるで別種のごとくにイメージが違う気もしました。
 学術的にはヴィオラ・リヴィニアナの一型と見るのが正解なのですが、ヴィオラ・ラブラドリカ”プルプレア”という園芸品種だと割り切った方が実態に合うのかも知れません。それだけ、独特な外見をしているのも事実です。園芸店では冬場にも「宿根すみれ」などと札を立てて販売していますね。猛暑に耐えられないパンジーも含めて、スミレ属は原則として宿根なのですが、園芸流通という世界は不思議な性癖を持っているようです。


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ヴィオラ・アルベンシス

 つい最近まで花を付けていたヴィオラ・アルベンシスです。比較するものがないと、黄色系のパンジーの咲き始めの姿に見えてしまいますが、ニョイスミレ並のとても小さな花を長く咲かせます。開花時期は遅めで長いので、結果的に初夏まで咲き続けることになります。パンジーの交配親の一つだそうですが、季節感が一致しませんね。
 帰化植物として日本にも定着してしまいました。マキバスミレという和名が正式に提唱されています。異論は出ないだろうと予測されますが、敢えて和名が必要か否か、特にややこしい学名でもないので余り理解できません。育ててみて、驚異的な繁殖力に改めて驚いています。「侵入危惧雑草種」に数えられることが納得できる繁殖力で、日本でも高原の牧草地等に土着していったようです。


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ムラサキコマノツメ

 今回はフクシアの鉢を乗っ取ってしまったムラサキコマノツメのお話です。切り詰められている細い樹木がフクシアです。残念ながら、冬越しができずに枯れてしまったのですが、枯れる前にムラサキコマノツメが飛び込んで、この春には実効支配してしまいました(笑)。
 自生地で目にすると、どこからムラサキコマノツメと呼んで良いのか迷ってしまうことが少なくありません。この個体は「ここまで色が濃いのだから四の五の言わさない」という迫力がありそうですね。庭のプランターで白いニョイスミレも繁茂していましたが、どうしたことか最近は勢力が落ちています。一方、ムラサキコマノツメの方は相変わらずの強い繁殖力です。何が違いを生む要素なのでしょうか。


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ヒメスミレ

 今年、購入した「ヒメスミレ(桃色)」のお話です。商品タグに記載された言葉通りの淡いピンク色のヒメスミレです。多くの花を付けて、通常花から果実が実って種子を採取できました。早速、蒔いてみましたら、発芽状況も良好です。同じ印象の花を咲かせてくれるのかと楽しみになりました。
 この株、2~3株が寄せ植え状態になっているとは言え、見事なものです・・・が、咲き過ぎですね。店頭でポット株を購入した時は、花後に植え替えが必須だと思います。少し遅れてしまって根腐れを起こすところでした。肥沃な栽培土で植え付けてありますので、根が良く回ってしっかり育っています。ただ、そのまま夏に突入すると、すみれたちにとっては根元が厳しい環境になってしまうのでしょう。


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キクバノジスミレ・春爛漫

 ハイブリッド「キクバノジスミレ・春爛漫」の続編になります。過去にも観察したのですが、果実が膨らんでしまいました。朔果の表面に茶褐色の斑点が滲みでる様子はヒゴスミレに由来するのでしょうか。残念ながら、袋掛けをする前に飛んでしまったようで、種子の様子は分からないままです。
 手前で倒れているのは通常花ですが、ご覧の通り、後方には既に幾つかの閉鎖花が上がっています。でも、本日現在、膨らんだのは一つだけ。2001年には淡褐色の種子ができました。発芽に至らなかったのですが、外見的には正常な種子に見えたと記憶しています。ただ、果実の写真を比較すると雰囲気が異なる点が気になりますね。まぁ、不完全ながら、稀に稔性があるハイブリッドということでしょう。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
キクバノジスミレ・春爛漫

 もう5年または6年間程度、棚で栽培しているハイブリッド「キクバノジスミレ・春爛漫」です。記憶では二度株分けをしましたが、それぞれ、なんとか維持しています。ただ、花がしっかり咲く年と、中途半端に咲く年があるようです。昨年、しっかり咲きましたので、今年は・・・まぁ、こんなものです。さて、このハイブリッドはどれだけ生命を維持できるのでしょう。
 推定樹齢800年とも千年とも言われた鎌倉のオオイチョウが倒れ、その後に新芽がたくさん育っています。折れた根元と、切断して埋め戻した幹から芽が出ているのですが、ここから育った場合、樹齢はどう数えるのでしょうか。挿し木で育った苗は一才苗なのですから、新芽の部分は樹齢1年ということかも知れません。植物の「齢」はミラクルですね。


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