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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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公開講演会

 昨日、東京大学の弥生キャンパスまで公開講演会を拝聴するために出掛けました。テーマは「生物多様性観察・評価・予測研究の最前線」。おもしろかったのです。半数は若い方の発表でした。
 やはり、気になるのは遺伝子解析の話題です。10年余り前に行われた「ヒトゲノム計画」 は巨大国家プロジェクトでしたが、現在は一研究機関で2週間もあれば実現できるそうです。そんな技術で、採取またはハーバリウムに保管されている標本を次々にシーケンサーにかけて、膨大な量の解析結果を用いて分析を行う。これは贅沢の極みかと感じられましたが、若い研究者が事もなげに説明する訳ですよ。時代は着実に変わっていますね。その研究者が「目には見えない変化(生物進化)が(常に激しく)起きている」と語っていました。毛が生えたり、葉が厚くなったりすることだけが進化ではなく、代謝や休眠能力など、見た目ではわからない部分こそが重要なのかも知れません。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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アツバスミレ

 これは巷で2色咲きとか、パンダ咲きとか呼ばれているアツバスミレでしょうか。たまたま、昨年の早春に店頭で見かけて買ってしまったアツバスミレと少し似ています。ただ、葉の様子や色の配色が少し異なり、2色咲きのアツバスミレと言っても、いろいろな型があるのだなぁと感心させられてしまいました。
 葉表面の光沢が明確ですね。海に近い場所で潮風に鍛えられたからか、クチクラ層と呼ばれる保護機能を持つ表層が厚くなって、光沢を帯びるということなのだそうです。このクチクラ層ですが、実はシャンプーのCMに登場するキューティクルのことです。そのように言葉を置き換えると、すんなり理解しやすいかも知れませんね。


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タチスミレ

 新しい年が始まりました(このメッセージは少し前に書き込んでいますが・・・)。昨年は昨年で気合いを入れて歩き回ったつもりですが、まだまだ足りない気がしています。この不足感はどこから来るのかなぁと考えることがあります。もしかしたら、どれだけ歩いても同じなのかも。まぁ、無理せず、気負わず、楽しむのが信条です。


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アワガタケスミレ

 おお、確かにアワガタケスミレですね。昨年の春に自生地を訪ねてじっくり観察してきたものですから、見間違えることはありません。目的の山がまだ残雪だらけとの情報があって迷っていたのですが、付近の山地でも見つかるとの話をいただき、雪を踏むことなく観察できました。
 花はナガハシスミレと同様、距の長さや花びらの様子に幾つかの変化があるようだと思います。距がしっかり長い個体もありますが、この植栽株の距はタチツボスミレ程度という感じですね。自生地で観察した個体はほぼ中間で、花に赤みが強い姿でした。やはり、明確な特徴は丸くて平たい葉の方です。艶があって、これで醤油色をしていたら堅焼きせんべいです(笑)。春、地上部が展開してから雪に降られるなんて当たり前の話ですが、そんなことがあっても被害は少なくて済みそうですね。


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アカバナスミレ

 毎年恒例になりましたが、花がなくなる冬場に、各地で行われたすみれの展示会から印象に残ったスミレたちを選んでリヴューしています。これって、楽しくて、意外に勉強になるのです。
 最初に登場するのはアカバナスミレ。殊更にじっくり拝見させていただきました。う~ん、何気なく山で出逢ったら少し色が濃いめのエイザンスミレと認識することでしょうね。幾つかの資料では葉がヒゴスミレ風にほぼ五全裂していると言われ、四国で観察できた葉も分かれていました。ところが、この植栽株ですが、エイザンスミレ風に三裂してから更に分かれています。色合いという要素は主観的になりがちですので、この辺の形態的特徴が明確でないと困ってしまいますね(笑)。


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シロバナオオタチツボスミレ

 メリー・クリスマス! 今年も華やいでいますか


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ミヤマキスミレ

 今年出逢ったという訳ではないのに、年間を通して印象に残った種の一つ、ミヤマキスミレです。この写真は3年前の撮影です。実は、これまで母種であるオオバキスミレとしてふんわりと扱っていました。葉の付き方からミヤマキスミレではないかという気持ちもあったのですが、今ひとつ確信が持てずにベールに包んでいたようなものです。
 今年、同じエリアの自生地を訪れた方々が同様に悩みながら、ミヤマキスミレと認識するしかないとのコメントがあり、「やっぱり、そーだよねぇ」と改めて納得してしまったという経緯です。やはり、数年前、ニョイスミレとミヤマツボスミレに境界線で悩みまくっていた訳ですが、どこかでバシっと線を引くことができる訳ではないのだと割り切る必要があるのでしょう。場合によっては、自生地で判断することも「あり」なのかも知れません。思い切って独立ページに分離して、とてもスッキリしました(笑)。


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スミレ

 さて、これは11月末に庭で発見したスミレの枝分かれです。別の角度から見た同一個体の画像を上下に合成しています。双子の果実(1)、(2)と同様に閉鎖花からの果実ですが、これは下の方で分岐していますね。基本的には、果実の付け根か、花茎の途中か、どこで分岐したかの違いなのでしょうか。
 これも枝分かれしやすい系統の遺伝子を持っている個体の子孫です。ヒマワリやチューリップなどは一本の花茎から一つの花が咲く(一茎一花)という印象がありますが、実際には、そうでもありません。枝分かれする系統が多く流通しています。曖昧ですが、スミレについても、こうした遺伝子が内在しているとする資料を読んだ記憶があります。よく考えてみると、一茎一花であるメリットは特にあるでしょうか。ちょっと考えつきません。


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スミレ

 とても古い写真を持ち出してきました。2代目デジカメ(リコー)で撮影したものです。不思議な果実ができたので、炸裂する前に室内撮影を試みたのですが、若干、後ピンながら、全体としてはまぁ良く写っていますね。単に記録として撮影していたのですが、まぁ、おもしろそうなので、改めてお披露目することにした訳です。
 花茎の頂点で二つに分かれており、前回の「幾夜の夢」と同一パターンのようです。フィールドでも、このようなパターンは時々見掛けます。つまり、とても珍しいという程ではなさそうです。この時はおもしろいなぁと思ったのでしょうね。背景をいろいろ工夫して何枚も撮影しています。この種子を蒔いても、必ず、このような子孫ができる訳ではありません。それでも、出現頻度は高くなるようです。


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幾夜の夢

 稔性のある交雑種として紹介している「幾夜の夢」は、秋になってもどんどん閉鎖花を上げて多くの果実を稔らせ続けています。その中に奇妙な双子を発見しました。日照時間が減り気温が低くなったので、なかなか完熟しません。ある晴れた日に炸裂して、2倍の種子を作ったようです。普通なら3枚の真皮に沿って割れるので計算上は6枚になるのでしょう。でも、どこかがくっついて5枚になるのかと興味があったのですが、花茎付近で合融していたらしく、単純に6枚という結果でした。
 ところで、試みに10月になってから蒔いた種子が芽を出してしまいました。発芽する力が優れていることは分かったものの、出窓の内側に置いているとはいえ、この時期の新芽に越冬する力があるかどうか、これは疑問ですね。


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