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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヴィオラ・ペダティフィダ

 ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'と対照的的な青紫系の花を咲かせているのは、北米原産のヴィオラ・ペダティフィダです。ヴィオラ・ペダータと学名が似ていますが、やはり鳥の足に似た葉を持つという特徴があるのですね。
 現地では"Prairie-Violet"、つまり「草原のスミレ」と呼ばれているそうです。ペットとして飼われることもあるプレーリードッグ (Prairie dog)も北米の草原に棲む草食性の小動物ですから、もしかしたら、ヴィオラ・ペダティフィダは彼らの餌になっているなんてこともあるのでしょうか(注:イネ科の植物が主食とのこと)。文字情報だけで画像は確認していませんが、国内で見られる複葉性の種と同様、自然交雑種が多く確認されているそうです。やはり、菊葉になるのか、ちょっと興味がありませんか。


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ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'

 ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'が例年通りに大量展示されていました。育てやすく馴化が進んだ園芸品種で、優しく艶やかな色合いが日本人の目にも心地よく映り、好まれているのだと思います。
 稀に、すみれ散策中に色の濃いサクラタチツボスミレに出逢うことがありますが、ここまでしっかりと発色している例は稀有ですよね。もし、ここまで濃い色の個体なら、「紅花XXXXスミレ」とか、そんな名札で売り出されるのではないでしょうか。ヴィオラ・アレナリア 'ロゼア'と呼ばれていた頃に育てたことがありましたが、最近では展示会で拝見するすみれです。こうした華やかな園芸品種も楽しいですよね。栽培の主要目的な通年観察など、つまり、じっくり見たいためですが、こうした園芸種も育てていると、道行くご近所さんの目を楽しませることができようというものです。


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アギスミレ

 少し迷いながら、まぁ、アギスミレの範疇で良いのかなぁと位置づけることにしました。これは10日ほど前に撮影したものです。この姿を花期に観察したのならば迷いは少なかったでしょうね。
 花期にはニョイスミレとしか見ていなかった個体群について、花後に葉を見るとブーメラン形に変形していることは少なくありません。庭で長く育てていたニョイスミレがそうでした。花期に見る葉は大半がムラサキコマノツメと大きな違いがないのですが、花後、半数程度の葉の基部が伸び出します。どうやら、湾曲する度合いは各地の個体群によって異なるようです。蹄鉄そっくりなところまで曲がるものから、あっさりした出っ張りまで多彩。おそらく、どこからアギスミレなのか明確な指標を打ち出すことは難しいのだろうと思います。


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リュウキュウシロスミレ

 ちょっと葉が細長い感じもしますが、リュウキュウシロスミレのようですね。基本種はViola betonicifolia、アリアケスミレが兄弟分に当たります。このグループについて、橋下保先生はノジスミレとヒメスミレの雑種起源だと考えていたとされます。全体の様子と2n=72という染色体数からの推察でしょうが、現在は解明されているのでしょうか。
 花の様子は極めて多彩で、シロスミレの交雑種に雰囲気が似ています。距は確かにヒメスミレっぽいですね。ただ、生育環境が違いますから、ノジスミレとヒメスミレの方が可能性が高そうです。広大なオーストラリアにも基本種が自生しているそうですが、スミレ属は極めて稀な存在で、特にノジスミレやヒメスミレの仲間は自生していません。どちらが学名上の基本種なのかは別として、北半球から持ち込まれたものと考えた方が無難でしょう。リュウキュウシロスミレとアリアケスミレの関係についても興味津々です。


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オトメスミレ

 突然ですが、少し古い写真を持ち出してきました。間違いなくオトメスミレですね。ここまで距の赤紫色が濃いケースはなかなかお目にかかれません。一般には、所謂『ほんのり桜色』が多いのではないでしょうか。サクラタチツボスミレと呼ばれる型がありますが、その型の距でも、ここまで濃くはないかも知れませんね。
 これは日光で見かけた個体です。この日はフモトスミレやフジスミレの斑が頭に残って、つい、このオトメスミレの紹介を忘れてしまっていたようです。早速、オトメスミレのページを改造して、この個体群を主役に抜擢することにしました。ただ、決して『(統計学用語で言うところの)モード』ではありませんので、脇役として舞台を飾るべき存在なのでしょうね。まぁ、特徴を分かりやすく説明するための写真としては有用かと思います。


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シロバナリュウキュウコスミレ

 シロバナリュウキュウコスミレが可愛らしく展示されていました。こうして展示会で拝見すると、確かにノジスミレ系だなぁと思いました。ところが自生地である沖縄で観察した時とは違う印象なのです。ナゼなのだろうとしばらく悩んだのですが、いろいろ見比べてみて、やっと展示品の柄(花茎)が短いことに気が付きました。それから、葉もノジスミレ同様にふにゃふにゃしています。
 沖縄で観察したリュウキュウコスミレは、エナガスミレという別名を持つリュウキュウシロスミレに負けず、しっかり長い柄を持っていました。葉も、湾曲してはいますが、もう少し大らかなウェーブなので、ふにゃふにゃ感は減殺されている感じです。展示品もDNAは同じなのでしょうから、生育環境の違いか?それとも沖縄を離れて関東にいるという自分の位置を認識しているのでしょうか?まるでGPS搭載機器のようですね(笑)。


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ゲンジスミレ

 ゲンジスミレがこんな風に単独展示されているのは珍しいような気がします。栽培が難しく、特に移植を嫌うとされていて、展示会で拝見するとすれば、大きな平鉢に「種を蒔きました」という風情の大量展示が多かったと記憶しています。
 あちこち歩き廻ってもなかなか見つからないすみれです。なんとかして観察地を増やしたいと思っているのですが、思うに任せません。イヨスミレが保護されている自生地に出かける準備をしていた年は、春の訪れが早くてタイミングがずれてしまいました。幾つかの意味で展示会は大事な観察の機会です。野山で見る状態とは異なるかも知れませんが、見やすい位置から撮影しやすい角度で記録できる訳ですから、嬉しくなります。実際の自生地は乾燥していて、葉モ花も余り目立たない種なのに、更に地面にへばりつくように花が咲いていることが多いのです。


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ヴィオラ・ペルシシフォリア

 今年の春に蒔いた Fen Violet (ヴィオラ・ペルシシフォリア)が数株育って、その内2つが閉鎖花をつけて夏に果実ができました。その果実が開裂してみると、現れたのはかなり丸みのある小さい種子です。絶滅危惧種ですが、半年で次世代ができて驚いてしまいました。欧州の石灰岩質土壌の沼地に限定的に生育するという意味では変わり者です。そうした環境は減少しているという訳ですね。
 少し変わった葉を持っています。学名の通り、桃の葉に似ているかも知れません。茎も低木性の植物風ですが、いづれにしても、まだ幼くて、しっかりした特徴が出ていないような気がしています。ところで、種子が先になって、まだ正常花を見ていません。写真で拝見する限り、品の良さと可愛らしさを兼ね備えた花のようです。今は来春の開花を期待して、今は葉や茎を眺めていることにしましょう。


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ヒカゲスミレ

 引き続き、この写真は昨年の様子ですが、お気に入りのヒカゲスミレが大量に展示されていました。実は今年も大量展示されており、近くでタチツボスミレの色違いが数種並べて展示されていましたが、本来、こうした微妙な色合いの違いで名前まで変えようとするのは、余り科学的な立場ではないかも知れません。ただ一方で、微妙な色合いの違いに「紫苑」、「京紫」、「藤紫」、「江戸紫」などなど、きちんと名前を付けて区別していた日本人の色彩に対する感性がなせる技なのかと、別の感慨が沸き上がってきます。
 北海道や青森でベージュ系や中央部の黄色が強い型を見ていますが、これは全体に薄淡い黄色です。実際、野山でこのような色合いのヒカゲスミレが群落を作っていたなら、かなりの感動モノであって、写真を撮ったり眺めたり、そこに何時間でも留まっていたくなることでしょうね。


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ヴィオラ・ソロリア 'プリセアナ'

 よく見かけるヴィオラ・ソロリア 'プリセアナ'です。街を散歩していると、路傍で花を咲かせていたりすることが多いのですが、それは、とても丈夫で育てやすく、増殖する力に満ち溢れているからでしょう。種子で増えるのは当然ですが、茎元にはコロッとした根茎の塊が、まるでユリ科植物の球根のように転がっています。どうやら、根茎でも増えているようです。
 花が大きいのも特徴で、国内に産する基本種で比肩できるものを探せば、オオバタチツボスミレあたりでないと無理でしょう。大きめのプラ鉢に植えっ放しにしても、しばらくは更新して代を重ねています。ただ、余りに長期間では「嫌地」という現象が起こってしまうようだと感じています。各地で'プリセアナ'を育てている庭に出逢います。そこで生育の様子を拝見する限りですが、どうやら地植えが最も適しているのかも知れませんね。


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