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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ニョイスミレ

 ニョイスミレがポツンポツンと白い花を2つ咲かせていました。群生している方が一般的ですよね。育ててみると分かるのですが、花をたくさん咲き、それぞれの果実が極小粒の真っ黒いタネを大量に放出します。結果、土壌水分が保たれる環境なら、一面に繁茂するという訳です。
 昆虫等の場合、孤独相(こどくそう)と群生相(ぐんせいそう)では、体つきから性質、生活パターンまで変わる相変異と呼ばれる変化が見られます。植物の場合はどうなのだろうかと、ふと、考えてしまいました。今年、愛知県でこんもりと盛り上がるような群生の様子を観察しました。運動会の棒倒しを見ているような雰囲気の塊があちこちにあったのですが、さしずめ、あれが群生相でしょう。上へ上へと伸びるようですね。
 さて、こちらの孤独相の撮影は5月初旬でした。この時点では群生していませんが、標高を考えると、これ以降、周辺にも芽が出たのかも知れないと考えることにしました。


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マルバスミレ

 日光周辺は観光地であると同時に、すみれの散策にもおもしろいエリアです。すみれの種が比較的多く、開花時期が少しずれても標高差を活かして調整ができる という特典付きというところでしょうか。
 さて、このしっかりした印象のマルバスミレですが、例によって葉は丸くありません(笑)。花の中心部が黄色掛かっているようですね。マルバスミレには意外 に変化があり、九州では花弁が紅色を帯びているものを観察しました。花弁の形もまん丸いものから、ひょろ長いものまで千差万別。明らかに波を打っている花も見掛けま す。名前の通りに葉が丸めの個体もありますが、先端が尖って披針形にしか見えない個体も少なくありません。この写真の個体も葉先が尖り、拡げてみたら披針形だろうと 思われます。葉の形状は普遍的な特徴ではなさそうです。できれば、別の名前を付けて欲しかった種の一つでしょう。


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エイザンスミレ

 ここは日光の観光地です。まっとうな生活を目指して、たまには観光に出かけた(?)、という訳ではなく、この辺に、あるすみれが咲くという情報があったのが出かけた理由でしたが、結果的には見つけられませんでしたが、それでも、なかなかユニークな姿のすみれたちを観察できたのです。その一つがこのエイザンスミレです。ここまで草丈の高い個体は余り見掛けませんよね。
 日照量はご覧の通りですから、モヤシのようにヒョロッと伸びたという訳ではないのでしょう。このような特徴は一帯のエイザンスミレで見られ、まるで背比べをしているようでした。エイザンスミレの他にも何種類かのすみれたちを確認できましたが、敢えて、拝観料を支払わなければいけない一角には出入りせずに移動したのです(・・・)。


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ヴィオラ・ペダティフィダ

 ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'と対照的的な青紫系の花を咲かせているのは、北米原産のヴィオラ・ペダティフィダです。ヴィオラ・ペダータと学名が似ていますが、やはり鳥の足に似た葉を持つという特徴があるのですね。
 現地では"Prairie-Violet"、つまり「草原のスミレ」と呼ばれているそうです。ペットとして飼われることもあるプレーリードッグ (Prairie dog)も北米の草原に棲む草食性の小動物ですから、もしかしたら、ヴィオラ・ペダティフィダは彼らの餌になっているなんてこともあるのでしょうか(注:イネ科の植物が主食とのこと)。文字情報だけで画像は確認していませんが、国内で見られる複葉性の種と同様、自然交雑種が多く確認されているそうです。やはり、菊葉になるのか、ちょっと興味がありませんか。


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ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'

 ヴィオラ・ルペストリス 'ロゼア'が例年通りに大量展示されていました。育てやすく馴化が進んだ園芸品種で、優しく艶やかな色合いが日本人の目にも心地よく映り、好まれているのだと思います。
 稀に、すみれ散策中に色の濃いサクラタチツボスミレに出逢うことがありますが、ここまでしっかりと発色している例は稀有ですよね。もし、ここまで濃い色の個体なら、「紅花XXXXスミレ」とか、そんな名札で売り出されるのではないでしょうか。ヴィオラ・アレナリア 'ロゼア'と呼ばれていた頃に育てたことがありましたが、最近では展示会で拝見するすみれです。こうした華やかな園芸品種も楽しいですよね。栽培の主要目的な通年観察など、つまり、じっくり見たいためですが、こうした園芸種も育てていると、道行くご近所さんの目を楽しませることができようというものです。


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アギスミレ

 少し迷いながら、まぁ、アギスミレの範疇で良いのかなぁと位置づけることにしました。これは10日ほど前に撮影したものです。この姿を花期に観察したのならば迷いは少なかったでしょうね。
 花期にはニョイスミレとしか見ていなかった個体群について、花後に葉を見るとブーメラン形に変形していることは少なくありません。庭で長く育てていたニョイスミレがそうでした。花期に見る葉は大半がムラサキコマノツメと大きな違いがないのですが、花後、半数程度の葉の基部が伸び出します。どうやら、湾曲する度合いは各地の個体群によって異なるようです。蹄鉄そっくりなところまで曲がるものから、あっさりした出っ張りまで多彩。おそらく、どこからアギスミレなのか明確な指標を打ち出すことは難しいのだろうと思います。


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リュウキュウシロスミレ

 ちょっと葉が細長い感じもしますが、リュウキュウシロスミレのようですね。基本種はViola betonicifolia、アリアケスミレが兄弟分に当たります。このグループについて、橋下保先生はノジスミレとヒメスミレの雑種起源だと考えていたとされます。全体の様子と2n=72という染色体数からの推察でしょうが、現在は解明されているのでしょうか。
 花の様子は極めて多彩で、シロスミレの交雑種に雰囲気が似ています。距は確かにヒメスミレっぽいですね。ただ、生育環境が違いますから、ノジスミレとヒメスミレの方が可能性が高そうです。広大なオーストラリアにも基本種が自生しているそうですが、スミレ属は極めて稀な存在で、特にノジスミレやヒメスミレの仲間は自生していません。どちらが学名上の基本種なのかは別として、北半球から持ち込まれたものと考えた方が無難でしょう。リュウキュウシロスミレとアリアケスミレの関係についても興味津々です。


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オトメスミレ

 突然ですが、少し古い写真を持ち出してきました。間違いなくオトメスミレですね。ここまで距の赤紫色が濃いケースはなかなかお目にかかれません。一般には、所謂『ほんのり桜色』が多いのではないでしょうか。サクラタチツボスミレと呼ばれる型がありますが、その型の距でも、ここまで濃くはないかも知れませんね。
 これは日光で見かけた個体です。この日はフモトスミレやフジスミレの斑が頭に残って、つい、このオトメスミレの紹介を忘れてしまっていたようです。早速、オトメスミレのページを改造して、この個体群を主役に抜擢することにしました。ただ、決して『(統計学用語で言うところの)モード』ではありませんので、脇役として舞台を飾るべき存在なのでしょうね。まぁ、特徴を分かりやすく説明するための写真としては有用かと思います。


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シロバナリュウキュウコスミレ

 シロバナリュウキュウコスミレが可愛らしく展示されていました。こうして展示会で拝見すると、確かにノジスミレ系だなぁと思いました。ところが自生地である沖縄で観察した時とは違う印象なのです。ナゼなのだろうとしばらく悩んだのですが、いろいろ見比べてみて、やっと展示品の柄(花茎)が短いことに気が付きました。それから、葉もノジスミレ同様にふにゃふにゃしています。
 沖縄で観察したリュウキュウコスミレは、エナガスミレという別名を持つリュウキュウシロスミレに負けず、しっかり長い柄を持っていました。葉も、湾曲してはいますが、もう少し大らかなウェーブなので、ふにゃふにゃ感は減殺されている感じです。展示品もDNAは同じなのでしょうから、生育環境の違いか?それとも沖縄を離れて関東にいるという自分の位置を認識しているのでしょうか?まるでGPS搭載機器のようですね(笑)。


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ゲンジスミレ

 ゲンジスミレがこんな風に単独展示されているのは珍しいような気がします。栽培が難しく、特に移植を嫌うとされていて、展示会で拝見するとすれば、大きな平鉢に「種を蒔きました」という風情の大量展示が多かったと記憶しています。
 あちこち歩き廻ってもなかなか見つからないすみれです。なんとかして観察地を増やしたいと思っているのですが、思うに任せません。イヨスミレが保護されている自生地に出かける準備をしていた年は、春の訪れが早くてタイミングがずれてしまいました。幾つかの意味で展示会は大事な観察の機会です。野山で見る状態とは異なるかも知れませんが、見やすい位置から撮影しやすい角度で記録できる訳ですから、嬉しくなります。実際の自生地は乾燥していて、葉モ花も余り目立たない種なのに、更に地面にへばりつくように花が咲いていることが多いのです。


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