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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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スミレ岩桐草

 トレニアに続いて、やはり一見はスミレ科の植物に見えることがあるスミレ岩桐草です。もう育て始めて10年以上の期間が経過しています。どんどん大きくなってしまうので、次々鉢の大きさを変えてきました。それに呼応するように花の数が増えていたのです。
 ところが、今年は様子が違っているのです。実は、この写真は今年のものではありません。同じ時期だというのに、今年は、まだ花が一つも咲いていません。蕾は少し出てきましたが、開花が遅れていると言うよりも、株が貧弱化していて、辛うじて蕾が形成されている状態です。春に肥料が多く与え過ぎたのかとも思いましたが、いつもと同じ場所においていたにも関わらず、夏の日差しが強すぎ、その上、何度か水枯れに近い状態があったと記憶しています。やはり、今年の夏は猛暑で植物にとっては過酷だったのだろうと思います。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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トレニア

 夏スミレと呼ばれる通り、遠目にはスミレ科の植物に見えることがあるトレニアです。この写真ですと、まるで白いコヒルガオのような風情ですが、コヒルガオよりもっと小さい花ですね。夏の花壇でよく見かけるようになりました。日本の冬を越すことはできませんが、翌年、こぼれた種子から芽が出て一年草のような生活をするのだそうです。
 青紫、赤紫、ピンク色などの花を見掛けますが、真っ白い花は少ないなぁと撮影してみました。街角でプランターなどから満杯になって膨らんでいる姿をよく見かけます。実は、発芽後の一定期間は比較的成長が遅いのですが、夏になると一気に成長する傾向があるそうなので、ついつい多めに植えつけてしまうのかも知れません。栽培適温は15℃以上とのことですから、もう少しの間、目を楽しませてくれるのでしょう。


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ヒバントゥス・コミュニス

 木本種のスミレ科植物であるヒバントゥス・コミュニスは暑い時期に元気になる亜熱帯原産。でも秋風が吹く季節になりましたが、まだまだ元気なようです。鉢の整理をしていると、今年も幾つかの苗を見つけて植え替えました。結果的に、元気がなくなってきた古株と自然に世代交代となります。
 ヒバントゥス属の植物は南米を中心に多く知られていますが、落葉低木だけでなく草本もあるのだそうです。幾つかの画像を拝見する機会があったのですが、概ね、このコミュニスと良く似た姿をしていました。性質も似ていると仮定すれば、日本でも栽培が可能な種が他にもあるのではないでしょうか。何種類か流通すると良いですね。


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ヘイリンジスミレ

 少し厄介な姿をした展示品が続きますが、これはヘイリンジスミレ、つまり、スミレとヒメスミレのハイブリッドです。実は、今年の春、愛知県で出逢いました。その自生地にスミレとヒメスミレが混在していることは一目瞭然でしたが、迂闊にも自然交雑種も同居しているとは想定しておらず、ちょっと変なスミレが混じっているなぁという程度に認識していたのです(笑)。
 全体の印象はスミレの姿ですね。でも、距が白くてぷっくりとしていることが特徴です。この写真の個体は、葉が小さめで色も濃いものでしたが、自生地で見た個体は、葉が薄めで長く、明るい緑色をしていました。葉柄の翼の様子も多様だと言われます。すると、葉は余り参考にはならないのでしょうね。やはり、多くの型があるスミレを片親としたハイブリッドは手強いかも知れません。


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オオミヤスミレ

 花を見ますと、赤紫色のスミレという風情ですが、葉の様子が違っているようです。これはスミレとノジスミレのハイブリッドであるオオミヤスミレ。組み合わせで考えますと、頻繁に見かけても良さそうな気がしてきますね。もしかしたら、既に何度か見掛けているにもかかわらず、全然気が付いていなかっただけだとしたら・・・。いかにも、ありそうな話だと思いませんか。
 なにしろ、スミレとノジスミレは良く似ています。並んで咲いていたとして、これはスミレでこちらはノジスミレと、きっちり仕分けできるかと問われたら、自信満々という訳にはいかないかも知れません。そのエリアにオオミヤスミレが登場したら、ルーペを取り出してしばらく覗き込むことになりそうです。お陰様で、スミレ、コスミレ、ヒメスミレについては、混在しても時間を掛けずに区別できるようになりましたが、途方に暮れた時期もあったのです(笑)。


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シロノジスミレ

 先入観というものがありますね。例えば、一番最初に目にした個体が、その種をイメージする際の基準になってしまうことは事実です。また、書籍などで読んだ記述も同様かも知れません。ノジスミレについて、一番最初に意識した個体が高尾山(裏高尾町)で観察したものでした。
 写真の白い花はシロノジスミレです。高尾山のノジスミレとは花の色だけでなく全体の雰囲気がまるで違います。栽培品であるという事情もありそうですが、端正な姿ですね。関東近辺で、花茎がすっと立ち上がって凛と咲いているノジスミレは滅多に見掛けません。ところが、南九州を歩いていますと、関東で見られるような上から押しつぶされたような姿ばかりではありません。鹿児島県で見られる個体になると、まるでリュウキュウコスミレを彷彿とさせるような姿が混じってきます。各地を歩いてみると、先入観というものが心地良く(快適に)壊れていくのを感じます。


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アソヒカゲスミレ

 たくさんの茶褐色をした葉があり、思い出したように白い花が咲いています。これはアソヒカゲスミレです。どうやら鉢植えでも花付きが悪いようですね。例の特徴的なひょうたん型の葉よりも、矢じり型をした葉の方が多いように見えます。この時には「成熟しない株では、こんなか感じなのかなぁ・・・?」と思っていました。
 実は、この半月後に、現実のアソヒカゲスミレが咲いている場所を案内していただくことができました。残念ながら、この年は開花の進行が遅めとのことで、やっと蕾を観察できたような状態でした。つまり、未熟な株ばかりを観察できたということでしょう。そこで出逢った葉は多彩な形状をしていました。さて、当初、自生地は一ヶ所とされていたアソヒカゲスミレですが、その後、二ヶ所の自生地が確認されました。このような発見は嬉しいことですね。


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ノジスミレ?

 きちんと記録を取っていなかった写真がありました。記憶なのですが、ノジスミレの絞り咲きだったような・・・(笑)。まぁまぁ、マメな方ではないかと家族からは手前味噌で評価されることがあるのですが、粗忽な面についても否定できません(笑)。うっかり記録を漏らしたようです。もし、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、掲示板にでもお知らせ下さい。
 改めて写真を見ますと、特徴的な部分を余りきちんと捉えていませんが、葉はノジスミレ風です。花ですが、青紫に近い赤紫で上弁に白い絞りが見えています。「絞り咲き」という変異でしょうか。インターネットを利用して、撮影させていただいた大船フラワーセンターの「すみれ展」に関わる記事を探してみたのですが、残念ながら、この展示品の情報を見つけられませんでした。情報を提供していただければ、とてもありがたいところです。


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コボトケスミレ

 乳白色の柔らかい白花を咲かせているのはコボトケスミレと呼ばれるアカネスミレの白変種です。白花の品種というと、シロノジスミレのように白っぽい花色の個体から白変種までを含む場合が多いのですが、幾つかの資料を総合して判断すると、コボトケスミレは白変種を指し示しているようです(異論があるかも知れません)。その背景を考えてみたのですが、アカネスミレにはウスアカネスミレという品種が知られていて、この品種が淡い赤紫色から白っぽい個体までの微妙な変異を含んでしまっているからではないでしょうか。
 写真のコボトケスミレは、雪のような白さでほんわかとしたイメージがあり、おそらく、栄花園さんが流通させている園芸品種の系統だろうと思います。一方、野山で見つかる個体は、書籍資料などで拝見する限り、もう少しアッサリした白花の方が多いようです。運に恵まれないのか、修行が足りないのか、まだ野山では出逢っていません。


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ベニバナハリマスミレ

 多くのすみれたちが混在していますが、手前で艶やかに咲いているベニバナハリマスミレを一応の主人公にしましょう。他の種も紹介しておきますと、淡い紅色の花はアリアケスミレ、濃紅色の花はヴィオラ・ソロリア(レッド・ジャイアント)、後方にはシロコスミレやヴィオラ・アルベンシスも見えています。園芸品種から外来種まで賑やかな様子でした。
 このベニバナハリマスミレは2年前に購入した株の子孫です。栃木県の神山隆之氏の記述にある通り、ハリマスミレはスミレとアリアケスミレの交雑種でありながら、極めて良好な稔性を示しました。種子を採取した翌春に播種して、その実生株が今年の春にどっと咲き始めたという訳です。実は発芽率の方も極めて良かったもので、このような鉢がずらっと並んでしまいました。見事に親と同じ艶やかな姿をしており、道行くご近所さんの目を楽しませていたようです。


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