忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 09 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
[96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106]
イリオモテスミレ

 ゴチャゴチャと育ってしまったイリオモテスミレです。ヤエヤマスミレとイシガキスミレは自生環境で育つ個体群を観察したことがあります。ヤエヤマスミレの品種で、葉の形状が違う程度ですから、全体像は想像できる範囲なのでしょう。すると、この栽培品は余りにも徒長し過ぎていると判断して良いと思います。
 この仲間は滝壺や渓流沿いで常に水しぶきが当たる冷涼な環境で育っています。急流、激流にも流されないように葉などを小さくして抵抗を減らした渓流沿い植物を、赤玉土主体の大鉢でゆったり育てたら、こんなものでしょうね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
PR
ヴィオラ・オドラータ 'Mrs. R. バートン'

 続けて、ニオイスミレの定番的な存在であろうヴィオラ・オドラータ 'Mrs. R. バートン'です。花弁は極めて淡い紅色が滲むように浮く柔らかい花色です。個体差があるでしょうが、花弁をじっくり観察すると、小さくて淡い紫色の斑点が見られます。滲みだす色と斑点の色が少し違うという点がおもしろいですね。
 この'Mrs. R. Barton'は1930年代にイギリスで'Princess de Galls'から選別された園芸品種です。同様、'Zampieri'はイタリアで'Mrs. R. Barton'から見出されたsport(突然変異) だとか。こうした記録が残っているところが西洋です。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'

 数あるニオイスミレの園芸品種の中で、このヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'が大のお気に入りです。種子から栽培してみましたところ、少しイメージの異なる姿になってしまいました。もしかすると、幾つか系統があるのでしょうか。蒸し暑い夏を避けて初秋に播種するとの説明もありますが、現実には他の種と同じ扱いで構わないようです。
 こうした杏色系のすみれは滅多にはお目に掛かれないと思います。山野草でもオレンジ系の花と言えば、フシグロセンノウぐらいしか思い当たりません。多彩な色彩を持つパンジーたちなら、似たような色があるかも知れませんね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シロコスミレ

 未だに国内種なのかという些細な区分に悩む、赤い柄に白い花を咲かせるシロコスミレです。なにしろ、栽培品しか見たことがありません。国内では長崎県の対馬で見られるそうです。ただ、帰化か自生か、意見が別れているとか。
 ナンザンスミレを求めて対馬を一周りしたことがあります。情報が錯綜していて、本来の開花時期より早く訪ねてしまいましたが、宿のご主人ネットワークで情報を得ることができて、なんとかナンザンスミレに辿り着くことができました。その時にはシロコスミレに関する情報を得られなかったので、出逢いを求めて、また出かけてみたいところですね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ツクシスミレ

 これ、とても好きなんです。ちょっと変わった姿かも知れませんが、よく見ると可愛らしい感じのツクシスミレです。
 この姿を求めて鹿児島県を走り廻ったことが懐かしく思い出されます。初日には見つけたのですが、やっと開いたばかりの花が一輪だけという状態でした。幾つかのポイントを巡ることにしていたので、薩摩半島側を中心に広い範囲を動いたのです。それでも、大隅半島側は桜島にハンドルを切ったため、中途半端になってしまいました。
 桜島からはフェリーで舞い戻り、初日に見つけた株を再度観察しました。嬉しいことに花が増えていて微笑ましい姿です。どこか異国の雰囲気を漂わせるツクシスミレが忘れられません。
 すみれを追いかけて、知らない海を訪ねてみたい、どこか遠くへ行きたい(笑)。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
アソヒカゲスミレ

 限られた情報を頼りに何度か探しに出かけたアソヒカゲスミレです。九州は大好きで、もう何度も走り回ってみました。その度に追加情報を基に探してみたのですが、ついに自力で見つけ出すことはできませんでした。その後の情報によりますと、探していた地域では徐々に環境が変わってしまって、衰退が進んでいるのだとか。
 運良く、熊本すみれ会の方にご案内いただくことができて、自生株の状態を観察することができました。不思議なもので、このことで一気にアソヒカゲスミレに対する親しみが湧いてきたのです。この春、自生地の気候は温みが遅くて、開花株を観察することはできませんでした。
 残念なことでしたが、これで、もう一度訪ねてみたいという気持ちが益々強くなったと言っても過言ではないでしょう(笑)。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
エドスミレ

 スミレとエイザンスミレを両親とする交雑種であるエドスミレだそうです。花も葉もとても分かりやすい姿をしています。基本的には、古い時代(江戸時代?)から知られる自然交雑種とされており、現在は人為的な交配によって多彩なエドスミレが生まれています。アツバスミレやニシキスミレとの組み合わせでもエドスミレには違いありません。
 江戸時代から観賞用に栽培されていたことからエドスミレという名前なのかというと、違うかも知れません。因みに、エドスミレの学名は Viola x tokyoensis です。時代ではなく、地名由来だろうと考えた方が無難でしょうね(笑)。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シロバナコスミレ

 あれ、園芸種もどきのすみれが山野に・・・。実は、展示会のディスプレイで、Pタイルの上に人為的に枯れ葉が敷き詰められています。中央の白い花はコスミレの白変種であるシロバナコスミレです。ほんのりピンク色の花は、コスミレサクラという園芸種でしょうね。
 ここでシロスミレやシロコスミレと表現してしまいますと、それは別種になってしまいます。ただし、シロバナコスミレも俗称の部類ですから、オーソドックスにコスミレ(白変種)とでも表現すれば問題は少ないのでしょうか。まぁ、学者ではありませんので、知名度というか、皆さんがより多く使う方法で良いのだろうと思います。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ヴィオラ・ペダティフィダ

 花はアイヌタチツボスミレ風で、葉はヒゴスミレ風という独特の姿をしているのは、北米の草原に咲くヴィオラ・ペダティフィダです。
 トリアシスミレと呼ばれるヴィオラ・ペダータに雰囲気が似ていますね。近縁種かも知れませんが、ペダータで見られるような二色咲きする型は見られないようです。
 栽培が上手いすみれ仲間の情報によりますと、夏には枯れて休眠する性質とのこと。海外サイトには環境が整えば秋にも開花すると明示されています。
 また、ペダータの特徴である自家不和合性はなく、自家受粉も可能なのだそうです。こうした情報を確認したいところですが、栽培が上手い訳でもないのに実際に育ててみるべきなのでしょうね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
オオバキスミレ

 オオバキスミレを鉢植えとして見るのは、少し不思議な気がします。路傍に叢生する大柄のすみれが、鉢に収まって、こじんまりと咲いているのですから、なにやら、それらしさが感じられませんね(笑)。
 おそらく、温室育ちなのだろうと思いますが、まだ、時期が早いというのに無理に花を咲かせるように育てられたのでしょう。こんな低い位置で黄色い花を咲かせています。その姿は、まるで標高の高い岩場に咲いているナエバキスミレのようです。
 オオバキスミレは、一般に、茎が伸びて、更に枝分かれするように斜めに伸びた葉の葉腋から花茎を伸ばします。この個体は全体に不自然ですね。大きめのプランターか地植えで育ててから、この鉢に植え替えたのだろうと思われます。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]