趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 08 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
>>
[
15]
[
16]
[
17]
[
18]
[
19]
[
20]
[
21]
[
22]
志賀高原から比較的に良く出掛ける地域まで一気に戻ってきました(忙しい)。標高で言えば、1300mから1600mをメインに動きましたので、やはり多くの種は花が終わっています。このイブキスミレは朔果が大きくなっていました。
葉は一段と大きくなって、その基部の凹みに朔果がちょこんと乗るように顔を出している姿がなかなかひょうきんですね。これは春に咲いた花(開放花、普通花)ではなくて、閉鎖花由来の朔果です。イブキスミレは無茎種と見紛う春の開放花の時期を過ぎると、茎が伸びて2枚の葉が開き、閉鎖花ができて結実するという生活パターンで、開放花から結実することは稀だと言われています。確かに学名の如く「不思議」ですね。
|
PR
さて、いよいよ高層湿原らしいすみれの登場です。花色が濃くて花弁全体に紫条がきりっと走っているのはオオバタチツボスミレですね。花弁の大きさでは最大級というところでしょう。
花期には少し早かったようです。株自体は多数確認しましたが、開花株は多くありませんでした。なかなか都合の良い位置・向きで咲いてくれないので撮影にはいつも一苦労です。この時、後方の枯茎を除こうかとも思ったのですが、湿地に入り込むのは避けたいところ。自然のままで撮影することにしたのですが、今思えば、一脚の先でちょいと押せば良いだけだったなぁと思います。(^^*)
|
日差しが強くなった初夏、なんとかスケジュールを遣り繰りして、比較的良好という天気予報を信じて出掛けてみました。予定を1日超過して、高原の「涼」を求めるように走り回った走行距離は1,000Kmを越えてしまいました。
夕方に近い時間帯に出発する暴挙に出た初日は、平地でタチスミレの様子を見て行くことにしました。いつものポイントは背丈を遥かに超す葦に覆われて手も出ないかと思われたのですが、ちょっと足を出して(笑)踏み分けたら、たくさんの花がそこで待っていてくれました。まだ草丈は60cm前後でしょう。注目すべきはタチスミレの花柄が寄りかかっている6枚の輪生葉です。もしかしたら、絶滅危惧種のハナムグラではないでしょうか。
|
ここは富士山周辺にしてはキスミレが高密度に自生している方だと思いますが、自然状態では余り目立たないことをお判りいただけると思います。野焼きで真っ黒になった土が露出した山一面に、覆うように花を咲かせる九州のキスミレとは好対照かも知れません。何しろ、すぐ横の整備された道路は人通りが多いのですが、このすみれたちに気が付いている方はほとんどいないようでした。
キスミレ探しに何日もツーリングをして、ついに諦めた年があったのですが、ある年、一度見つかると次々に見つかりました。人通りの多い場所にも咲いていることが分かって唖然としたことがあって、実はここもそんな自生地の一つなのです。
|
ゲンジスミレは個体数が少ないだけでなく、とても目立たないすみれです。いつも気にしながら野山を歩くのですが、残念ながら、なかなか見つかりません。ここは知っている数少ない自生地ですが、個体数が増えているのではな
いかと感じました。
最初に見つけた時、この一帯は樹木が切り倒されて、新たに植樹が行われたばかりでした。当然ですが、光の入り方は大きく変わったのだろうと思います。ここではスミレ、アカネスミレなどの明るい場所を好むすみれたちが元気
に増えていますが、徐々に植えた樹木が大きくなっていますから、いづれは復元して、また環境が変わるのでしょうね。
|
すみれの旅に出る時には、どんなすみれたちに出逢うことができるか、いろいろ想いを巡らすのですが、時に想定外が発生します。これは・・・?もしかしたら、ケイリュウタチツボスミレでしょうか。見つけた後で周囲を見回すと、確かに昨年見たばかりの自生地にそっくりだと再認識する体たらくです。
この花が咲いている位置では、少しの増水で水を被ってしまうでしょう。中部以西に自生しているという思いこみがあって、全くの想定外でした。気合いを入れて調べますと、秋田県でも確認されていたのを今日になって認識しました(笑)。蛇足ながら、ここは調査が行われた記録のある十和田ではありません。
|
少し暗い青森ひばの林を通り過ぎると、唐突に丸い葉を持つすみれが一面に現れました。ちょっと驚いたのですが、あっ、これはテリハタチツボスミレのようですね。先ず、なすべき確認作業は葉を触ってみること。葉は厚くて堅く、デコボコとした手触りの葉脈でした。
花は?頭の中に花の印象がありません。図鑑を取り出して調べる始末です。ご覧の通り、印象的な青紫色なのですが、地域差かも知れません。むしろ、気になるのは一面に拡がる個体数の方でした。匍匐茎でも増えるというので、根元の腐葉土を軽く除けてみたら、確かに地下で繋がっていたのです。
|
初日から探していながら4日目にしてやっと巡り逢ったイソスミレ。実は出逢ったポイントは想定していなかったエリア内だったのです。でも、砂浜があってハマナスが自生しているような環境全体が過去に見た自生地にソックリだったので、触角にピコピコ感じるものがありました(笑)。車のハンドルを切って留めた、まさにそのポイントに咲いていましたので、この触角も捨てたものではありませんよね。
ご覧の通り、花は終わりかけですが、一応間に合ったという印象です。それなりの株数を確認しましたが、周辺の海岸を見る限り、自生できる環境自体は余り多くなさそうでした。
|
柔らかそうな緑色の葉を持つ白いすみれが林の端で咲いていました。なぜか、なかなか出逢うことがなかったシコクスミレです。
標高は概ね1,000mですから、亜高山というところでしょうか。しっかり春だった山麓の雰囲気が少し変わった辺りですね。この日はワンポイントでシコクスミレを目指したようなものです。歩いて歩いて諦め掛けた時、小さめの群落
が見つかりました。シンプルに嬉しかったですね。
|
古い呼び方で地図を見ると、越前・加賀・能登・越中・越後と並んでいて、「越の国」が素直に並んでいないような・・・。でも、更に古い時代には、加賀と能登は越前に含まれていたのだそうです。
背景が青い海と空ですから、それだけで正体が判ってしまいそうなイソスミレが咲き始めていました。外見的にはオオタチツボスミレに良く似ています。両者を比べると、その微妙な違いは機能に起因していると感じませんか。つまり、葉が厚くて光沢があるから海岸性の環境に適応でき、根が長いから水分を確保でき、寿命が長いから大株になることができるといった意味です。二つのすみれは同じ祖先を持っているような気がしてきました。
|
最新記事
(07/25)
(07/09)
(06/17)
(06/16)
(06/15)
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]