花も葉も植物体全体がほんのりと赤味を帯びたコスミレで、ベニバナコスミレ(俗名)として展示されていました。コスミレは自生環境が似ているスミレやアカネスミレ、ヒメスミレなどと混在することも多くて迷うこともありますが、慣れてくると分かりやすいすみれです。 |
<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています
<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
端正なマスクの濃い紅紫色の花、深緑色の葉、これはスミレとエイザンスミレの自然交雑種であるエドスミレです。花色所以であろうベニバナエドスミレ(俗名)として展示されていました。エイザンスミレを片親にしていますが、フギレなんとかスミレという名前ではありません。スミレがもう一方の片親になると、命名に関する暗黙のルールがリセットされて、地名や人名などに由来する独自の名前になることが多いようです。 |
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今でも「八重咲きニオイスミレ」という名前で販売され続けているパルマスミレです。この状況はちっとも変わらないのですが、インターネット店舗に関する限りは「パルマスミレ」と表示されるケースが急に増えてきました。 |
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ほぼ毎年のように几帳面に返り咲きを見せてくれる『春待草』です。今、三つ目の蕾が膨らみ始めました。不確かながら1998年の春から育てていると記憶しています。種子ができない不稔の園芸種としては驚異的でしょう。 |
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フリル咲きパンジーが写っている横で、こんもりと大株になっているのは何でしょう。実は、園芸種のコスミレサクラです。元々、シクラメンが植えられていた底面給水式のプラ鉢に飛び込んで育ち、ついには鉢全体を支配してしまいました。因みに、これは2株に過ぎません。それにしても、この大きさはどうしたことでしょうか。 |
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フリル咲きパンジーという表現でシリーズ販売されていました。サカタのタネさんの『絵になるスミレ』シリーズを先に見ていましたので、日本で開発/育種された系統だと思っていました。説明書きではイタリアのファーメン社が育種したとのこと。開発も同社だったのでしょうか。 |
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そろそろ、パンジーや冬に流通するすみれたちが園芸店の陳列棚に並ぶシーズンです。時間を見つけてガーデニングコーナーを廻ってみました。今年も多彩なガーデン・パンジーたちが広いフェイス(販売スペース)を確保しています。 |
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アリアケスミレとツクシスミレを親に持つ異節間交雑種とされるアリアケツクシスミレが、今年も大量に展示されていました。ご覧の通り、花の付きはとても良さそうですね。その全体のイメージはアリアケスミレながら、なんだか違うねぇという姿だと思います(笑)。 |
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余り良く撮れた写真がなくて恐縮ですが、なんとなく気に入っている種、ナガバノタチツボスミレが展示されていました。東北で生まれ育った者にとって、このすみれは、幼少期に見たことがないというだけでなく、見る度に不思議な魅力を感じてしまうものでした。もちろん、感じ方はヒトそれぞれですが。 |
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感性はいろいろだと思いますが、展示会で見られる愛嬌のあるすみれの筆頭に上がるのではないかと勝手に思っているカスガスミレです。園芸店でも見られるだろうと思っていたのですが、まだ見かけたことがありません。カスガスミレはスミレとツクシスミレの交配種です。他の交配種と比べて、増殖が難しいなど何らかの理由があるのでしょうか。独特な風貌や花の色合いから、外来種っぽい雰囲気がありますね。花付きも良いようなので、少しマニアックな園芸専門店などが、陳列棚が寂しくなる冬季の賑わいに扱いたい商品ではないでしょうか。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック