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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヒバントゥス・コミュニス

 栽培棚で一輪の外来種が返り咲きしている以外、今、咲いているのはヒバントゥス・コミュニスだけになってしまいました。蒸し暑い真夏と冬場以外は花を咲かせている強者です。あちこちで芽が出て、個体数は自然に維持されています。
 Hybanthus属は約150種ともされる多くの種で構成されていますが、国内で他の種を目にすることはありませんね。写真で拝見するだけですが、薄紫や黄色、オレンジ色の花もありますので、他の種も流通していれば楽しいと思いますよ。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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アケボノスミレ

 ギンランを見る時は葉の形状、アケビを見る時には葉の数を注視するというように、植物好きは植物それぞれに注目するポイントがあります。観察する際のクセみたいなものですね(笑)。スミレの場合、柱頭周辺がポイントの一つでしょう。
 アケボノスミレの場合、柱頭は「カマキリの頭型」と呼ばれる形状、側弁には白い毛が疎らに見られる程度で毛がない個体もあります。そして「距」と呼ばれる唇弁に付属している袋状の突起は短くて丸い、つまり、ふっくらしています。他にも、花の大きさや独特な色合い、花期の葉の展開状態など、特徴的なポイントが多いので、判別しやすいスミレなのでしょうね。


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トレニア

 もう夏も終わりという印象です。秋の虫たちが元気に鳴き出しました。珍しく晴れた日、俗に夏スミレと呼ばれるトレニアが咲き残っているのに気が付きました。それぞれ色の違うトレニアの鉢植えを上手にアルミ塀に配置しています。
 初夏から秋口までたくさんの花を咲かせ続ける園芸草花の優等生です。カラフルなトレニアが花期を終えると、やはり、カラフルなパンジーに切り替えるお宅も知っています。ともに、優等生ですね。


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マルバスミレ

 お引越しをするすみれ、パイオニア植物に位置づけられるマルバスミレが、昔は近所にも咲いていましたが、宅地開発が進んだ現在は一帯を探しても見当たりません。また、よく出かける隣町の公園で、重機で土砂を運んで積んだような小山があるのですが、そこに多くのマルバスミレが住み着いていました。しかしながら、数年も経つと全く見られなくなったのです。
 突然、崩壊した法面に姿を表したり、いつのまにか消えてしまったり…。彷徨える白いすみれたちというところでしょうか。


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マルバタチツボスミレ

 こんもりと葉を展開しているのはマルバタチツボスミレと思われる個体です。こうした自然交雑個体は、周辺で見られる両親の姿と比較して判明することが多いですね。マルバタチツボスミレは比較的によく見かける部類の交雑種でしょう。
 その理由ですが、近縁種である両親共に個体数が多く、似た環境で生育することが挙げられます。同時に、日本海側のイワフネタチツボスミレなどの事例が知られるタチツボスミレの仲間は、交雑が起きやすい性質を持つグループと言われます。他にもナガバノアケボノスミレのように、交雑種の寿命が長く、結果としてよく見かけるという理由も知られていますね。


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アカネスミレ

 全国各地で出逢うことができるアカネスミレには、比較的多彩な変化がありながら、全体イメージから直感的に同定しやすい傾向があります。ところが、九州と北海道で出逢った艶やかな個体群には、とても驚かされてしまいました。
 どうしても見たかったキスミレの群落を求めて大分から熊本を散策した時、ふと、出逢ったアカネスミレ。それは、火の国で見知らぬ種に出逢ったのかとドキドキしたほどでした。変化していく茜の空の色とは、見事に表現したものだと思います。


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アソヒカゲスミレ

 アソヒカゲスミレ、おもしろい形の葉を持つヒカゲスミレの変種です。高森で佐藤武之氏の『阿蘇の野の花』という書籍に出逢い、その時から、アソヒカゲスミレをずっと意識していました。機会があれば佐藤氏を訪ねたいと思っていたのですが、そんな思いに至った頃、佐藤氏の訃報を知ることになリ、実現できなくなってしまいます。
 しばしば熊本に出掛けていた理由の一つがアソヒカゲスミレだったのですが、なかなか自生の株に出逢うことができずにいました。それが、熊本のすみれ好きさんたちとの出逢いで、突然、実現します。出逢いを大切にしたいですね。


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スミレサイシン

 各地で見られるスミレサイシンは、その自生地毎に少しずつ違う印象を与えてくれます。写真の撮影地は白馬村。この地のスミレサイシンは「とても元気な印象」とでも表現したら良いのでしょうか。ヤワな感じは全くありませんね。
 ただ、葉っぱがヘニョヘニョですね(笑)。花後には葉もしっかり立ち上がり、もう少しキリッとしてくれることでしょう。実は、ウスバサイシンの葉に似たハート型なのです(ウスバサイシンって?という方の方が多いかも知れませんが)。


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イブキスミレ

 こちらはイブキスミレの花後の姿です。やはり、ちょこんと果実が頭頂部で膨らんでいます。閉鎖花由来の果実ですね。
 ご承知の通り、イブキスミレという変わり者は、花期には根元から花茎を上がる性質のすみれですから、開放花由来の果実ならば、頭頂部で見ることはできないという訳ですね。間が悪くて、花期が終わる頃に見られる閉鎖花をしっかり観察できていませんが、間違えて花が開いてしまった姿なら、運良く見たことがあります(笑)。


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オオタチツボスミレ(白花)

 ずい分前から我家の庭で世代を重ねているオオタチツボスミレ(白花)です。花期を終え、頭頂部で、ちょこんと果実が膨らんでいます。閉鎖花由来の果実も、開放花由来の果実もあるのでしょうが、これは前者だと思っています。
 花期の様子を思い出してみると、開放花由来の果実にしては花茎が少し短い印象を持ちました。また、時間経過からの推測ですが、開放花由来の果実は既に炸裂済みかと。花の時期に目印でも付けておけば良かったですね(笑)。


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