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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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マルバスミレ

 なんとか、マルバスミレも見つけることができました。マルバスミレは「以前に咲いていた場所に咲いていたり、咲いていなかったり」と、気まぐれな印象があります。今回もけっこう探し回る羽目になりました。
 もっとも、アオイスミレが咲いているような時期には、まだ咲いていないこともありますので、少ない株ながら、見つけられて運が良かったのかも知れません。この自生地は二輪で40分ほどの距離にあります。残念なことに、もっと近隣の林では全く見つけられなくなりました。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ヒメスミレ

 ヒメスミレは植物体全体が小さい。それは基本ですが、存外、大きい姿を見ることがあります。さて、この個体群は!まぁ、玉砂利の隙間に生えることを好む小型版で、不思議なことに、この一画にだけ、ポツンポツンと少数の個体群が自生しているんですよね。
 その「一画にだけ」、前回のアオイスミレも同様でした。これは、どういうことなのか?探し方に綿密さが足りないのかも知れない!怪訝な思いで、しっかり探したものですが…。蟻が種子を10年掛かって運べば、それだけでも、それなりに分布が拡がりそうなものです。
 アオイスミレの場合、谷底のような閉鎖された環境が「その一画」でしたが、ヒメスミレの場合、「その一画」はほぼ平坦で広い開放された環境でした。あえて言えば、公園の中で玉砂利が敷き詰められている唯一の場所なのかも知れません。


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アオイスミレ

 東京圏のあちこちでソメイヨシノが咲き出したので、今年も、独特な丸顔のアオイスミレに逢いに出かけてみました。丸顔で、距もぷっくりしていて、アオイスミレらしくない面があります。また、一般に「反りぎみ」と言われる花柱がまっすぐだったりするのです。
 思えば、この自生地がある公園に、もう10年以上通っていることになります。不思議なことに、撮影地である谷間の周辺をいくら探しても、他の個体群を探し出すことができません。広い公園ですが、表も裏もしっかり歩き回りました。つまり、近縁ばかりのコロニーとなっていて、外部のDNAが入り込まないガラパゴス状態ということなのでしょうか。細々、個体群を維持しているのですから健気ですね。


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タチツボスミレ

 毎年、「そろそろ咲いているだろう!」と出かけてみる住宅地のタチツボスミレは、近隣の開花に関する指標のような存在です。この地域に住んで、もう25年程度になるのですが、バイクで軽く走り回る範囲で一番早く咲き出すタチツボスミレです。南向きの石垣は、太陽をいっぱい浴びることができるのでしょうね。まぁ、期待が裏切られることは滅多にありません。
 この状況なら、隣町のアオイスミレも咲き出す頃だと読むことができる訳です。ただ、この時期は天候が不安定なので、出掛けるには天候に恵まれたいところですよね(笑)。やっと、すみれ好きの短い季節が始まりました。


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ハツネスミレ

 すみれの展示会で良く見かけるようになったハツネスミレは、ニオイスミレとニョイスミレという独特な組み合わせのハイブリッドです。
 ニオイスミレは外来の無茎種、ニョイスミレは有茎種ですから、交配の成功率は稀有レベルだと思われ、どんな性質を受け継ぐのかも未知数レベルだったでしょうね。情報が少なかったので、自分で育ててみることしました。
 写真が2枚ありますが、撮影日は20日間程度異なります。花がたくさん咲くことや、茎がかなり伸びることなど、幾つかの性質を確認できました。まぁ、うまく双方の性質を引き継いでいるようです。


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スミレ 'ひむれ'

 約1週間前、やっと休みらしい休みが取れ、近所を走り回って「すみれたちの姿」を探してみました。ニオイスミレは花盛りでしたが、その他の街角のすみれたちは、まだ、ゆっくりとしているようでした。まぁ、今日になって、我が家から遠征していったご近所すみれたちが咲いていましたが、仕事帰りに見かけただけです。じっくり観察できていません。^^
 このワインレッド、小豆色とでもいうべき独特な色合いの花を咲かせているのはスミレの色変わりで、'ひむれ'という名前で数年前から流通しています。'ひむれ'って、何ですかね?!情報が不確かですが、「日牟禮」、つまり、火祭りで有名な「日牟禮八幡宮」に由来するとの話を見かけました。丈夫そう、育てやすそうに見えますので、殖やせたら嬉しいですね。


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タフテッド・パンジー

 春めいてきましたね。タネツケバナやオオイヌノフグリが目に付くようになりましたので、すみれたちの季節はもうすぐやってきそうです。
 通りかかった花屋さんで、パンジーを核とした寄せ植えに目を惹かれました。マゼンタ系の配色でコーディネートされて、花もいっぱいで、なかなか魅力的です。冬場でも次々に開花して、長く目を楽しませてくれるパンジーたちの技は、日本などに自生する清楚なすみれたちでは、ちょっと真似できません。
 スミレ科の植物であるパンジーも本来は春の花ですが、事実上、がんばって『冬の主役』を演じてきました。これからはアオイスミレなど、早春のすみれたちに立場を譲っていくのでしょう。


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ヒバントゥス・コミュニス

 冬場は出窓に退避させているヒバントゥス・コミュニスに花が一輪咲きました。スミレ科、亜熱帯域の常緑亜低木です。やはり、暖冬なのでしょうか。そうは言っても、屋外に放置すれば寒さで枯死してしまう植物です。もう少しの間、出窓で眺めようと思います。
 自然状態では越冬できませんが、一定の気温さえあれば、花を咲かせ続け、種子を飛ばし続けます。極めて繁殖力が強いということですね。数粒の種子から代を重ねた拙宅の子供たち。収穫した種子を複数の植物愛好会や個人の方々に提供したことがあります。これまで配布した種子総数は軽く4桁でしょう。各地で子孫が増えているのかと思うと、ちょっと嬉しくなってしまいます。


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パルマスミレ(スワンリー・ホワイト)

 一昔前なら「八重咲きニオイスミレ」という札で陳列されていたパルマスミレです。この白花はスワンリー・ホワイト('Swanley White'、'Conte Di Brazza')と呼ばれていますね。あ、今更の話ですが、ニオイスミレとは別種だそうです。
 花茎が垂れ下がっている姿については、見慣れないなぁ、ちょっと違和感が否定できない、そんな感じでしょうか。ですが、欧州では切り花(実際にはブーケ)として扱われますので全く問題ないのです。文化的な違いでしょうか。
 雄蕊が花弁化しているものでしょうから、種子ができようもないのですが、とても長い歴史を持っています。一つの逸話ですが、イタリアで 'Conte Di Brazza' と呼ばれていた系統が、イギリスのナーセリーで 'Swanley White' と改名されたとか。それが、なんと1,800年代後半のことなのだそうです。強靭な遺伝子です。


 ブログのサーバーに異常があったそうで、アップロードが大幅に遅れました。
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ニオイスミレ

 最近は毎年のように観察に出かける住宅地のニオイスミレですが、少しずつ、規模が小さくなっていて残念!それでも、この時期にしっかり開花していましたので良しとしましょうか。もしかすると「忌地(sick soil)」が原因なのでしょうか。欧州原産種は忌地性が弱いという噂があるのですが…(あっ、学術文献では確認できていません)。
 畑で栽培される農産物だと思っています。花束として販売される花卉農業というより、溶剤抽出法で、所謂、アブソリュート精油を生産する工業的な原料生産というイメージでしょうか。周知の通り、耐寒性が強くて、寒い季節から長く咲き続けます。この性質は、生産効率を求めて人が与えたものかも知れませんが、精油は花ばかりではなく、葉から抽出される量が少なくないと知って、少し驚かされました。


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