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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 著者代表の山下俊之氏からのご連絡で『ふくしまスミレ図鑑』発刊を知りました。拙サイトでも図書の紹介を希望とのことでしたので、もう喜び勇んで引き受けました次第です。また、個人的に南東北は情報が手薄な地域なので、嬉しくなってしまいました。
 拙サイトの書籍・雑誌情報ページでは、自由に、独自の感想を記載させていただいております。そこで、このページでは、著者ご自身による図書紹介の方を(勝手に)掲載させていただきました(あっ、図書画像の使用につきましては、予め、許諾を得ております)。
ふくしまスミレ図鑑
(著者代表サイトより抜粋)

 このたび私たち夫婦と福島県植物研究会の会員で以前より親交のある遠藤雄一先生の共著で、『ふくしま スミレ図鑑』を歴史春秋社(福島県会津若松市)より出版しましたのでお知らせします。本書は私たちが福島県内を歩き回って撮りためたスミレの写真(変種と品種を含めて60種)をまとめたものです。自生している姿をとらえた写真とともに、それぞれの種の国内分布、生育環境、特徴、似た仲間との見分け方、また県内の分布を分布図とともに詳述しました。B5判で本文122ページです。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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オオバキスミレ
 今年、心の中では沖縄、九州または四国、北陸、北東北にも出掛けたかったのですが、地元圏を除けば、関西、関東2県に留まっています。慎重過ぎるでしょうか。今年、遭遇しないものと思っていたオオバキスミレ。関西の植物園にいっぱい咲いていました。
オオバキスミレ
 元々、人為的に導入されたものだろうと思いますが、よく育っていますね。おそらく、園内の環境がマッチしたのでしょう。外見的な印象に過ぎませんが、比較的に低地で見られるオオバキスミレと、立ち上がり方などが微妙に違うような気がします。
オオバキスミレ
 森林限界付近で見られる個体群と、低地で見られる個体群は雰囲気が違います。亜種や変種として扱われる場合もありますが、ここを見ると環境が違うだけでも雰囲気が違ってくるのかなぁ~などと、一般には答が出にくい疑問を抱いて楽しんでいます。^^

 本日、国会中継を見ていましたら、野党議員が「マスクを止めたらどうか!」と詰め寄っていました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 梅雨が目前の真夏日です。高原か、北の大地を目指すしかありませんね。そんな状況ですから、撮影したばかりという写真はありませんが、『撮影したけれど、タイミングを逃して、あらら、モッタイナイ写真』を使っておこうと思います。
フイリゲンジスミレ
 ここは、とある小さな旅館の玄関脇です。平日とは言え、お客が二人だけ、館側も二人だけ。この温泉郷は、自動車を想定していないとしか思えない斜面にへばりつくように建物が建ち、細かい道が入り乱れていて、ナビと勘を頼りに、やっと到着しました。
 玄関はここかな?と庭木の間を入って行き、ふと、置き石の間に咲く綺麗なフイリゲンジスミレに目が留まりました。この日、小雨も降ったため、逆に運が良くて、深緑色をした葉の表面にある白い斑にコントラストがキリッと出ましたね。

 近隣を散歩していみて分かるのですが、カラスウリやネムノキに蕾が出始め、もう初夏なんですね。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
オオタチツボスミレ
 撮影地は群馬県ですが、場所によって、主に日本海側に産するすみれたちが咲きます。ご案内いただいた方は「日本海要素」のすみれたちと呼んでいました。まだ、オオバキスミレなどは見られませんが、近くで交雑種が咲いていましたので、その話は次回。
オオタチツボスミレ
 花を見やすいようにアップにトリミングしてみましたが、葉っぱも植物体全体からも、明らかにオオタチツボスミレだと分かりますね。
オオタチツボスミレ
 現在、使用しているカメラは、一見、まさにコンデジなのですが、フルサイズミラーレス一眼カメラですので、トリミングに強いのなんの!ここまで写り込んでいるのか!と驚かされてしまいます。一応、小さい三脚も併用しますが、光学式ボディ内手ブレ補正機構を搭載していますので、撮影自由度が高いですね。画角と被写界深度などを意識すれば、一般撮影は問題なし。世の中、便利になったものです。

 長い間、ニコンの一眼レフでした。アングルファインダーで覗くスタイルは制約が多かったです。

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ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 おもしろいすみれたちが咲くエリアですよねぇ。おそらく、1枚目と3枚目はタチツボスミレで、2枚目はニオイタチツボスミレでしょうか。近縁種の間では遺伝子の相互浸透が起きていても全く不思議ではありません。
ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 花冠の中央部が白いとか、距が白くて細長いとか、葉の先端部が尖っているとか、丸いとか、花茎に微毛が生えているとか、図鑑では各々の種の代表的な特徴を列挙せざるを得ないのですが、結局、現場で総合的な判断をするしかないのだろうと思います。
ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 現地周辺で見られる各個体が持つ特徴を把握して、個別に照らし合わせながら、観察と推察を重ねることが順当なのでしょうね。

 現場主義とは言っても、その場で結論が出なかったり、気づかないことがあったり。

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ウスアカネスミレ
 ウスアカネスミレという品種が図鑑に記載されていることは承知していましたが、花弁の色合いが淡いという程度で、敢えて「品種」に区分することについて、微妙な疑問を抱いていました。改めて調べてみて、やはり、同様の意見が極めて多いようです。
ウスアカネスミレ
 でも、この混在地を実際に観察してしまうと「かなり違うなぁ!」、「なぜ、連続的に変化しないの?」と驚かされてしまいます。花や葉を含めて植物体全体の大きさも違っていますが、どちらも外見的にはアカネスミレですね。
ウスアカネスミレ
 青森でタチツボスミレとサクラタチツボスミレが並んで咲いていた時の驚きを思い出しました。またしても、大きな違いではないという認識自体が『思い込み』だったと思い知らされることになりました。自分の目で見ること、これが大事ですね。

 サクラタチツボスミレ同様、サイトにウスアカネスミレ単独のページを追加することしました。

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アカネスミレ
 ご案内いただいた地にはアカネスミレもたくさんありました。全体に大きめのアカネスミレと小さめのアカネスミレとがあって、後者の方が少しだけ色が濃かったなぁと思います。まぁ、植物体の大きさと花弁の色合いに幅があったということですね。
アカネスミレ
 花弁の色合いは、通常、赤紫色です。アケボノスミレの場合と似ていますが、「夕焼けの空の色」と言われる「茜色」とは相当に異なる印象ですよね。これって、とても不思議な現象だと感じています。「日本の伝統色」については多数の図鑑が発行されていますが、古い時代から、とても繊細に微妙な色合いが使い分けられてきた日本の伝統が、すみれの名前には活かされなかったことになります。
アカネスミレ

 気温が上がりましたね。エアコンを使うよりは良いかなと、窓を開けて扇風機を回しました。

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サクラスミレ
 このサクラスミレもアケボノスミレと同様、花弁が大きくて、デジカメ泣かせの微妙な色合いを持っています。この大きさと立派な顔ひげが遠因なのか、桜という名前を反して、男性的な表情を持っている印象ですよね。まぁ、一般には「すみれの女王」と評されていますが!
サクラスミレ
 蛇足になりますが、サクラスミレに似ている印象を生み出す理由について、もう一歩踏み込みますと、花冠の開き方、それから、花弁先端の凹み方がありそうです。花弁の先端は丸かったり、尖っていたりして、その花の印象を作ります。ここが凹むすみれは決して多くありません。この桜の花弁との形状的な相似がサクラスミレの命名の所以だとする説があり、なんとなく納得しちゃっています(笑)。
サクラスミレ
 個体数は少なくて、ポツンと点在して孤高感を醸し出していました。別の地で一面に群生する姿を見てはいますが、極めて稀ですね。

 ニュースでウクライナの話題が減りました。役立たずの国連を再構築できないものでしょうか。

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アケボノスミレ
 探索中、アケボノスミレもいっぱい登場しました。登場する度に色合いが異なったりするところも魅力です。この薄小豆色とでも表現したい花弁の色ですが、ご存じの通り、デジタルカメラ泣かせの代表格です。なんとか、微妙な濃淡も出た方だと思うのですが・・・。
アケボノスミレ
 このすみれの和名ですが、花の色合いを「夜明けの空」に見立てて命名されたと説明されていることが多いですね。でも、明け方の空って、一般に「曙色」という橙色系です。実際の花弁の色合いは「薄紅紫色」から「薄小豆色」ですから、印象がかなり違いますね。
アケボノスミレ
 特段、花弁の色に特徴があるという訳でもないので、敢えて名前に色を持ってこなくても良かったのではないかと思ってしまいました。
アケボノスミレ

 今日は全国的によく晴れたそうで、久しぶりに散歩に出掛けることができました。

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ヒラツカスミレ
 これはヒラツカスミレで良さそうですね。エイザンスミレ寄りの花にヒゴスミレ寄りの葉という組み合わせで、淡くて艶やかな紅紫色をしています。この関係が逆だったら、ちょっと葉の大きいヒゴスミレに見えてしまうのでしょうか。
ヒラツカスミレ
 以前、もう9年前になりますが、この地のもう少し南側を案内していただいたことがあり、その際もヒラツカスミレを観察することができたことを覚えています。白い花でした。この両親は好む環境が少し違いますので、狭い範囲で考えれば、隣に咲いている印象ではありませんが、花粉を仲介するポリネーターの一般的な移動距離という範囲で考えれば、交雑種が生まれる素地はありそうですね。
ヒラツカスミレ
 すると、ヒラツカスミレがもっと各地で頻繁に目についても良さそうですが、気がつかずに見逃しているのでしょうか。もったいなーい。

 発信地の千葉県は今日も雨です。ギリギリの日帰り観察圏は遠のくばかり。あー、遠くへ行きたい!

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