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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ニョイスミレ
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 毎年、通っている自生地がありませんか?毎年、一度は見に行くすみれの観察ポイントですね。ここ何年か、少し遠い場所に出向くようになったこともあり、タイミングを逸してしまうことがあります。
 意識して、天候を見て出掛けたところ、富士山周辺のポイントで斑入りのニョイスミレに出逢いました。すみれ展では見せてもらったことがあるのですが、自生地では初めての経験です。周囲が未整理ですが、クリームイエローの斑入り葉が分かりますでしょうか。遺伝的に安定しているのか気になったのですが、タイミングが合えば、次の機会に確認に訪れようかと思います(もう1枚は近くで撮影した通常株)。

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サンインスミレサイシン

 いよいよ、九番バッターです。見つけた時、わおっと声を上げてしまったサンインスミレサイシンのブーケを選びました。スミレサイシンの品種扱いで、花は若干小さく、葉は細長いようです。でも、葉ならナガバノスミレサイシンの方が長そうですから、中間的な存在ですね。
 出逢った個体総数が20株未満という程度ですので、傾向を語るのはちょっと辛いのですが、花の形状はスミレサイシンとほぼ同じイメージながら、微妙に花の青が強いように思います。どこかで見たこの色は、芥子の花の青紫に近いような気がします(あっ、勿論、園芸種の芥子しか知りません)。山野草好きの方になら、エゾエンゴサクに似た淡い群青色と言えば分かるでしょうか。不思議色のすみれでした。

マルバスミレ

 一泊ですみれ探しに行っていました。その話は後日としまして、さて八番バッターは、地域によっては余り見掛けないと聞くマルバスミレです。名前の通り、葉が丸いと言えば丸いかも知れませんが、取り立てて和名になる程の強いイメージはありませんよね。
 花弁が白くて、多くの場合は丸いようです。でも、地域差があって全体イメージで覚えるしかないかも知れません。微妙な変異もあって、例えば、この花は花弁の裏側が紅色を帯びていますね。花弁がフリル風に波打つ例も多く見掛けます。困ったことに、花弁が少しだけ細くなるとイメージがかなり変わってしまいますので、余りパーツ単位で覚えない方が良いかも知れません。

ナガバノタチツボスミレナガバノタチツボスミレ

 さて、満を持して七番バッターにナガバノタチツボスミレです。ただし、右打席と左打席に揃って登場?それ程遠くない場所に花を咲かせていたのですが、花の色イメージが随分違うものです。
 初めて出逢った時、ニオイタチツボスミレ系の雑種ではないかと思ったのですが、全体に丸くてふくよかな花です。それから、左の写真を見ると中央部が白く抜けていますね。右の写真はとても淡~いピンク色で白花ではありません。根生葉は名前に反して丸く、茎生は上に行くほど長い葉に変わっていくようです。花後は更に長くなると聞いています。

シハイスミレ

 今回、是非逢いたかったシハイスミレを六番バッターにしましょう。花も葉もとても多様です。お気に入りですから、遭遇頻度は少ない割には少し変異があっても何とか分かりますが、見慣れてはいませんね。
 ここで出逢ったシハイスミレは、ご覧の通り、葉の光沢が強く、花の色が濃いめでした。花が終わりかけているとは言え、やはり魅力的ですね。乾燥気味の林道の一角にまとまって咲いていましたが、その上でも下でも見つかりません。旅立つ前の想定では、もう少したくさん、つまり、頻繁に数多く見られるのではないかと思っていたのです。少し物足りない気持ちもありますが、たくさんの他のすみれたちに出逢えたのですから、贅沢は申しません。

イブキスミレ

 さて、中盤の五番バッターはこれですが、わかりますか?イブキスミレですね。このすみれについても、資料で広島県に分布していることは知っていましたが、実際に出逢うことになるとは・・・、ちょっと驚きました。
 既に朔果ができている写真を選びましたが、最後の花弁が落ちかけているという状況でした。周囲のすみれたちとの相対関係で見ると、どうやら関東甲信越とは「すみれカレンダー」が少しばかり違うようです。でも、前回のヒカゲスミレ(タカオスミレ)も同様ですが、いわゆる隔離分布で飛び地的に見られるのであって、その地方では珍しい種に出逢ったのは重なった偶然です。待っていてくれたような錯覚に少し嬉しくなってしまいました。

タカオスミレ

 四番バッターはホームラン狙いではなく、意外性でタカオスミレにしました。こんなところで出逢うとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。
 でも、この葉の色ですが、とても渋い焦げ茶色ですね。高尾山のタカオスミレにも色の幅がありますが、もう少し明るめの茶色です。群馬県とか栃木県でも見ていますが、この鉄器の表面ような渋さは格別な気がします。この一角には多彩なすみれが自生していまして、例えば、手前の黄緑色の葉はマルバスミレですよ。この辺では余り多くないと思っていましたので、これもまた意外でした。

タチツボスミレ(山陰型)

 三番バッターには、ちょっと「訳あり」のタチツボスミレを選んでみました。実は、まだ学名が無く、裸名もない状態だというタチツボスミレの仲間です。仕方がないので、タチツボスミレ(山陰型)と説明しておくことにします。
 コタチツボスミレ(山陰型)とした方が理解しやすいと言う方もいらっしゃるかも知れませんが、コタチツボスミレではないことが分かったという事実から、説明上の混乱を回避したいと思うのです。葉の基部が切形か浅い心形で、葉脈が目立たず、花後に匍匐茎が伸びるという特徴があります。
 でも、偉そうに蘊蓄を並べていますが、最近までコタチツボスミレ自体がなかなか手強くて認識できなかったのですから、まぁ進歩したものです。o(^▽^)o

ダイセンキスミレ

 さて、二番バッターには、霊峰大山の名を冠する黄色いすみれを選ぶことにしましょう。これはオオバキスミレの亜種ということになっています。ただ、外見がそっくりであるナエバキスミレは変種と扱われているのですが、勉強不足で良くわかりません。
 比較で考えるしかないのですが、オオバキスミレとナエバキスミレとフチゲオオバキスミレにはハッキリ分かる違いがあります。でも、ダイセンキスミレとナエバキスミレには余り顕著な違いが感じられませんでした。根茎が余り伸びずにキスミレ風に地を這うイメージかと思っていたのですが、そういう個体もある・・・という程度です。平均的なサイズは確かに小さめで、葉の緑色や茎の臙脂色も心持ち薄めかも知れませんね。

ケイリュウタチツボスミレ

 すみれ目的では訪れたことがなかった広島、鳥取を走ってみました。総走行距離697.6Kmでしたが、残念だったのは、岡山をほとんど見ることができなかったことです。(ToT)
 一番バッターにはケイリュウタチツボスミレを選びました。好んで渓流沿いのご覧のような石灰岩の隙間に住みつき、端正な花を咲かせていました。奥の暗いところは川です。この岩は流水に削られて、このような形状になっている訳ですから、ここまで増水するということですね。葉が細いというのは憶測で、実際にそんなことはないそうです。でも、顕著な小型化(菱形化)は認められました。流れに逆らわず抵抗を減らす適応という訳です。

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