趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 02 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
>>
[
172]
[
173]
[
174]
[
175]
[
176]
[
177]
[
178]
[
179]
[
180]
[
181]
[
182]
渓谷ならではの深くて速い流れは真っ黒で、まるで白い石灰質の岩が浮かび上がっているようですが、その岩全体が丸く削り取られているのが分かりますね。甚だ小さくて分かり難いのですが、岩の窪みに緑色の葉と紫色の花を持つすみれが写っています。こんな場所に咲いているのは、やはりケイリュウタチツボスミレでした。
川沿いにわずかに残った砂場では見掛けません。増水したら、流されてしまうのでしょう。もう少し場所を選べば良いのに!と思わせるような岩肌の小さな隙間に根を下ろして咲いている株がほとんどです。
水分も栄養分も限られているはずですが、とても元気に花を咲かせます。一方、葉は小さな三角形または菱形で、水没しても水の抵抗が少ないという説明には説得力があるなぁと思いました。
|
PR
藍に近い深い碧色に白いさざ波、これは日本海の水の色です。長い砂浜があるのですが、細い灌木の奥に濃紫色のすみれが写っていますね。こんな場所に大量に咲くのはイソスミレか、このアナマスミレだけでしょう。
潮風が吹き、太陽を遮る木陰もなく、時には海水が押し寄せる過酷な環境に適応して勝ち残った海岸性のすみれたちですね。でも、海岸を見る度に思うのですが、砂浜が明らかに(あからさまに)減っています。せっかく勝ち残ったのに、その環境が急速に消失しつつあるというのは皮肉なことです。
|
すみれの朔果には丸い鞠状のもの、小豆色のもの、茶色で微毛がたくさん生えているもの、緑色をした長細いドングリ状のもの等、けっこう多彩です。この朔果も、形状は一般的ですが、表面に茶色の斑紋が目立っています。
鋭い方はマルバスミレに似ていると思うでしょう。いじわるクイズではありませんので、答をすぐに出しますが、これは萼の付属体がしっかりしたトウカイスミレです。このすみれ自体を見たことがないという方も多いと思いますが、花が終わった朔果の時期でも、草丈は余り高くなりません。葉に比べて朔果が大きく見えるのですが、実際には葉が小さいのであって、朔果自体は比較的小さい方に分類されるでしょうね。
|
すみれタイプの果実を朔果というのですが、なかなか変化に富んでいます。これはヒナスミレの朔果ですが、茎元に丸まったまま膨らんでいますね。実は、この後、一応、立ち上がって裂開するのです。なにかメリットがあるのでしょうか?
どこかで見たことがあるなぁと思っていたのですが、どうやら北米原産のソロリアの仲間が同じような展開を見せてくれます。一方、欧州のオドラータの場合は典型的な蟻散布植物らしくて、この時期までは少し似ているのですが、最終的に炸裂して種子を飛ばすという行為を完全に放棄しています。
島倉さんか、小泉さん風に表現すれば、人生いろいろ、すみれの果実もいろいろでしょうか。
|
今度は地震と大雨・・・、被災地がまた新潟近辺とは、どうしたことでしょう。
現在は花が終わってしまいましたが、6月下旬に購入して、しばらく棚で咲いていたヴィオラ・ペダータ(鳥足スミレ)です。改めて目にしますと、比較的大柄な花ですね。また、よく考えると、こんな時期に売っているというのも洒落ています。
これまで2年目に咲いたことはあるのですが、3年目に芽を出したことがありません。きちんと植え替えをしないまま、比較的に湿気の多い環境に置いていたかなぁと反省しています。栽培に供する面積が狭くて、すみれたちの生育特性に合わせて環境を分けることが難しいのですが、今後はもう少し意識してみたいと思います。
|
台風4号は980hPaという並の台風となって太平洋上に離れていきそうです。
強風を想定して移動していた木本のすみれ、ヒバントゥス コミュニスですが、最近は毎日20個程の白い花が咲いていました。一日花ですから、次から次に蕾を作っているのですね。
2年目、春先に厳しい時期もあったのですが、今は元気に育っています。逆に余りに丈が伸びるので成長点にハサミを入れることにしました。その結果、枝が豊かに拡がって葉の数も増えたようです。育て方の基本は梅やリンゴの木と変わらないのだなぁと実感したものです。昨年できた種子を播いて、この木の二世が育っています。今年は大豊作になるかも知れません。
|
大型の台風4号は九州到達ですね。泣きっ面に蜂、穏便に通り過ぎて欲しいものです。
さて、今日は春から咲き続けて、ニョイスミレを背景にまだ咲いている、もう一つの強健なパンジーです。おそらく、「這性ビオラ F2」で正体不明ですね。花弁はシンプルに白くて中央部だけがプチっと黄色ですが、これに似たパンジーを育てたことはありません。国内でのパンジー流通の多くは F1苗で、更に種子ができて F2が育つことがあります。所謂「分離の法則」に沿って、多彩な形質が現れることがあるという訳でしょう。
昔は冬から春の主役でしたが、最近は秋から春、そして初夏まで咲き続ける希有な存在になりましたね。
|
大型の台風4号が沖縄を経て奄美を襲っています。関東もどんよりして湿度が高く、鉢植の植物たちには余り良い環境ではないでしょうね。そんな環境にもめげず、まだ花を咲かせているのは、意外にもパンジーです。
日本でビオラと呼ばれるグループですが、「這性ビオラ フォーシーズン」という札が付いてただけあってか、こんな気温でも鮮やかな花を咲かせています。生産者は「パンジー F1 フォーシーズン」と呼んでいますが、その説明によると播種時期は8月からだとか。でも、発芽適温(摂氏15~18度)と時期がしっくり来ませんね。やはり高原育成を想定しているのでしょうか。
|
「花の写真館」と銘打っている訳ですから、やはり、花も出しておかないといけませんよね。ベニバナナンザンスミレは、昨年、各地のすみれ展で多く出展されていました。この鉢には「ベニヅルスミレ」という札が付いていたと思います。
当時、「ヒラツカスミレ'くれない'」という園芸種を育てていましたが、とてもよく似ていたのを記憶しています。残念ながら、三年目には芽を出してくれませんでした。以前にも書きましたが、少しずつ、微妙に由来の異なるよく似た園芸種があるようです。このような姿のすみれが好まれるということでしょうね。
|
採り播きして双葉が出てから約2週間後の姿です。掌状複葉系の本葉が展開していますね。
ベニバナナンザンスミレについては情報が不足していた時期があって少し混乱していましたが、現在ではエイザンスミレの系統とする説が有力です。今でも学名としてナンザンスミレを意味する "Viola chaerophylloides" を使っている資料がありますが、ナンザンスミレの系統とされたことはないようですので、これは訂正されるべきでしょう。
ただ、こうして見ると、ナンザンスミレとエイザンスミレは全体的に似ているような気がしませんか。少なくても、ナンザンスミレとその品種とされるヒゴスミレよりも似ているような気がします。
|
最新記事
(01/01)
(12/30)
(12/30)
(12/21)
(12/18)
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]