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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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キバナノコマノツメ

 キバナノコマノツメが、これだけの大株でブーケのように花を咲かせている姿は比較的に珍しいと思います。一般的には、そちらにポツポツ、こちらにチラホラと長めの顔を見せている姿が多いような気がします。なにしろ、学名の "biflora" は「二つの花」を意味します。すみれの世界のニリンソウ(二輪草)ということでしょうか。
 一方、和名の話ですが、実は「コマ」が「駒」、即ち「馬」を意味することを下手に知っていたことが災いして、勝手に『馬面のすみれ』なのだろうと思っていました。「ツメ」が「蹄(ひづめ)」を意味することに気が付けば良かったのですね。葉の形状が蹄に似ていることに由来するのです。物事は最後までツメ(詰め)なければならないという落ちでした。(=^_^=)

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キスミレ

 富士山周辺で可憐なキスミレに親しみながら、一方で「裏山一面に咲く」という阿蘇のキスミレに対する憧れが強くなっていました。一度、仕事帰りに阿蘇まで足を伸ばしてみたことがあったのですが、時期が早くて雪に降られてしまったことがあります(笑)。
 それから7年後、きちんと情報武装して、キスミレに出逢うことを主な目的として出掛けた阿蘇くじゅう国立公園一帯では、探すまでもなく、野焼きされた山々が黄色いすみれで覆われていました。近づいて撮ろうとすると足の踏み場もないという状況です。花の形状が微妙に違うように感じましたが、気のせいでしょうか。

キスミレ

 店頭で初対面を果たしたキスミレでしたが、次に黄色いすみれたちを見たのは展示会での鉢物でした。やはり自然の中で咲いている姿が見たくて、少ない情報をかき集めて東海地方まで出掛け、空振りに終わったことを覚えています。二輪でふらっと遠出するクセがついたのは、この時期ですね(笑)。
 やっと自然の中でキスミレと出逢うのは、すみれ仲間と富士山周辺に出掛けた時のこと。その後は次々と出逢いがありました。後で思えば、東海地方まで出掛けた帰路でも同じ時期に同じ場所を歩いていて、もしかしたらニアミスがあったのではないかと感じています。写真は何度も出掛けた富士山周辺のキスミレで、ポツリポツリと咲く傾向があります。

キスミレ(八重咲き)

 パンジー以外で黄色いすみれがあるなんて、すみれに関心を持つ以前は想像もしていませんでした。輝くような黄花の存在は図鑑で知ったのです。驚嘆とともに、何とか実物を見たいと右往左往するのですが、どうすれば実現 するのか見当も付かないという時代でした。結局、山野草を扱う園芸店で初対面となったのです。
 さて、写真は2年前に園芸店で見掛けた阿蘇産キスミレの八重咲きです。実際に阿蘇で見つけた方によりますと、一面に咲くキスミレの中に唐突に見られるものなのだそうです。なるほど、あの膨大な株数ですから、変わり者 が混じっていても不思議ではない感じがしますね。

タチツボスミレ(白変種)

 すっきりしたタチツボスミレの白変種ですが、実は初めて自生地で見つけた時のものです。とても感激したことを覚えています。その撮影は1999年、つまり前世紀ということに・・・(=^_^=)。当時使用していたデジタル・カメラは初代の35万画素!メディアも高価でしたので標準画質で撮影するのが精一杯でした。ところが、この画像はまぁまぁですね。実はポジティブ・フィルムで撮影した原盤をデジタイズしたものです。
 以前、フィルム・スキャナによるデジタイズ作業はかなり面倒で、DPEラボに依頼すれば高価でした。でも、安価な機材で比較的容易に処理できるようになりましたので、コツコツと手作業を再開しました。「すみれの部屋」を作り始めた頃の旅の映像も、少し綺麗な画質で紹介できそうです。

対馬のすみれたち

 以前から九州のすみれたちに憧れていました。先祖が九州に住んでいたらしいという個人的事情も影響しているかも知れません(笑)。
 それはさておいて、最近で言えば、一昨年は大分、熊本で出逢うすみれたちに感激してしまいました。昨年は長崎、佐賀、福岡経由で対馬(長崎)を旅して、やっと出逢ったナンザンスミレも嬉しかったのですが、本当に強く感じたのは「豊かな自然」と「島民の厚い人情」だったのです。

コスミレ

 東京はこの冬2度目の雪だったようですが、近所で積雪は見られませんでした。この葉に雪が載る姿は1週間程前の初雪の朝に撮影したコスミレです。蕾が十分な大きさに達しているのに、遅々として花弁を開こうとしません。蕾を見つけて、もうすぐ花が開きそうだと思ったのは、なんと元旦のことでした。そして、今日に至ってもほぼ同じ姿をしていますので、最低でも通算3週間以上の時間が経過しています。
 昨年末に花弁を開いたオオタチツボスミレは4週間以上も咲き続けていました。気温が低いと花は長持ちするということでしょうが、咲き出すまでに時間が掛かり過ぎです。やっと開いたら力尽きてしまったのでは笑えませんね。

沖縄のすみれたち

 沖縄本島の旅の翌月、今度は離島を訪ねてみました。同じ県内と言っても、那覇空港から石垣空港までの距離は約411Kmあるそうです。
 関東でも普通にすみれが咲き出す4月半ば、台湾に近い亜熱帯という環境で咲いているすみれたちは、たくさんの小さな葉を放射状に拡げて、湿度の高い場所だけを選んで命を繋ぐ小さな植物でした。カヌーで川を上り、ジャングルを歩いて辿り着きました。やはり、それなりに冒険だったんですよ。

エゾノタチツボスミレ

 この写真、実は茎先だけしか写っていません。下に25cm程度の太い茎がある大型種、これはエゾノタチツボスミレですね。
 降雪地域の山地で、林縁に草丈が高くて太いすみれを見掛けたら、高い確率でエゾノタチツボスミレかも知れません。一応、葉柄基部にある托葉を確認してみましょう。一般に「櫛の歯状」と表現されますが、派手に切れ込んでいて容易に判断できます。
 花弁基部の毛は特に多いようですね。時に書籍等には「花柱の先に突起毛がある」という特徴が記されていますが、花は普通サイズですから、現場で確認しようとしたら、ル-ペを使っても骨が折れそうです。

タチツボスミレ

 木製の陳列棚にズラッと並ぶすみれはとても元気そうです。ポットから溢れるように葉を拡げて、それぞれの株には一つ二つと花が咲いています。POPには「野のすみれ」とだけ記されていましたが、どうやらタチツボスミレのようでした。
 タチツボスミレはほぼ全国どこでも見られる個体数の多いすみれです。確かに、真冬に屋外ではこのような姿をしていませんので希少価値があるのかも知れませんが、果たして商品としての価値を認められるのでしょうか。この日は敢えて値段を確認しませんでした。

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