忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 02 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
[163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173]
ナガハシスミレ

 引き続き、ナガハシスミレのお話です。最近は注目種を設定して行動するのですが、今年はこの特徴的なすみれを念頭に置いていました。早速、たくさんの株に出逢うことができて嬉しいのですが、実のところ、まだ開花には時期が早いのではないかと思っておりました。(^.^)
 この旅で最初に出逢ったすみれです。想像してみて下さい。きっと歓声を上げていたことでしょう。その上、これまでに見たことがない数の群落でした。
 関東で終わりかけていた桜(ソメイヨシノ)が、この地域ではまだ一分咲き。後でまだ咲き出していないアオイスミレの葉を見ました。ここでは相対的に花期の早い種なのかも知れません。

PR
ナガハシスミレ

 こんなすみれが咲いている地域を走り回ってきました。鹿児島のお話も、神奈川のすみれ展のお話も終わっていないのですが、最終日には別のすみれ展も拝見してきました。お話があっちこっちと飛んでしまいますが、軽い気持ちで読み流して下さいませ。
 この距の長いすみれは、お判りの通り、テングスミレことナガハシスミレですね。これまでに自生地で出逢った個体は距が白いものが圧倒的に多いのですが、ここの個体も同じイメージでした。典型品に近いものではないでしょうか。ただ、花茎の赤味が妙に強いのが印象的でした。

アツバスミレ

 薩摩半島を回り込んで西海岸に出ると、まろやかな風を生み出す碧い海が見えてきます。この海は東シナ海ですね。ここまで来て、やっとアツバスミレに出逢うことができました。葉が厚く光沢のある海岸性のスミレで、園芸種や、鉢から逃げ出したらしい個体の末裔は見ていましたが、自生地の様子は初めて目にします。風で葉が動いてしまいましたが、この写真がとても「らしくて」選びました。
 同様に海岸性のスミレで日本海側に多いアナマスミレには何度となく出逢っていましたが、アツバスミレはまるで異なる風貌でした。やはり、このような自生地での感覚を味わってみたいのですね。写真でも文章でも、ましてや乾燥した標本や鉢植えでは掴み切れません。でも、それを写真と文章で伝えなければならないのは、何とももどかしいものです。

スミレ

 薩摩半島の南端までやってきて、花色の濃い、スミレらしいスミレに出逢いました。おもしろいもので、この辺の方が春の訪れが遅いような気がします。そう言えば、桜前線を見る限りでは鹿児島より大分の方が早いようでした。「南だから暖かい」という先入観で見てはいけないということでしょうね。
 スミレとコスミレ、ヒメスミレ、ノジスミレは混生しているとかなり厄介です。でも、前3者については何とか見分けができ、ノジスミレもどうにかなると思っていたのですが、旅先では典型品でないと悩んでしまうこともしばしば!周辺に同種の個体数が多めに見つかれば、ポイントとなる特徴というか、全体像を掴みやすいところなのですが、そうそう都合良くはいきません。

ノジスミレ

 引き続き、ここは南国鹿児島です。国道10号線沿いの路傍に、アスファルトの隙間から芽を出した明るいすみれが咲いていました。これはスミレでしょうか?いえ、直前でスミレを見たばかりでもあり、ちょっと違うことが分かります。屈んで覗き込み、花は?葉は?距は?と総点検して出た答えは、どうやらノジスミレのようでした。
 見慣れている関東のノジスミレより花茎が長めだとは感じていたのですが、このノジスミレは細身の葉が立ち上がりぎみでもありました。脳内の情報では、地面を力無く這うように葉を拡げる傾向があると思っていたのですが、少し記憶の調整をした方が良さそうです。

ノジスミレ

 鹿児島はあちらもこちらも「篤姫」でした(笑)。旅の計画を始めた頃は、まだ「風林火山」が佳境に入ったところで、翌年の大河ドラマに関する情報は知らなかったのです。
 県内をあちこち大きく走り回って、はたと気付いたのですが、立ち寄った地域に関する限りではタチツボスミレを余り見掛けませんでした。一方、このノジスミレがとても多いのです。こちらで普通のすみれと言えばノジスミレなのでしょうか。それから、どうも少し花茎が長いような気がします。こんなシーンをどこかで見たような・・・、あっ、まるで沖縄本島のリュウキュウコスミレ(ノジスミレの南方系変種)のようですね。

オリヅルスミレ

 鹿児島の話題を続けたいところですが、昨日まで神奈川で実施されていたすみれ展の話題を少し。会場までは二輪でも片道2時間以上掛かり、ドタバタと慌ただしく飛び回っているようですが、それでも昨年見損なったオリヅルスミレを観察したくて出掛けてみました。
 オリヅルスミレはすみれの展示場から離れた露天の盆栽コーナーに置かれていました。担当さんらしい方に、その理由を尋ねてみたところ、回答は盗難回避のため!なるほど、盆栽コーナーには竹の柵が設置されていて近づけません。野生絶滅した「悲劇のすみれ」という解説が会場のあちこちに貼り出されていましたが、他の仲間と隔離された理由もまた悲しいですね。

ツクシスミレ

 毎年のように出掛ける九州。今年は鹿児島でかわいいツクシスミレに出逢うことができました。先ず、丸い花弁は中央が黄緑色で周辺が淡いピンク色、そしてニョイスミレ並に小さい姿から、かわいいという言葉しか浮かんできませんでした。
 早咲きとは言え、桜前線予報を聞く度に、これは早すぎるかなぁという懸念が浮かんでは消え・・・。最初の訪問地で株自体は確認できていたのですが、移動した午後になってやっと花一輪を探し当ててホッとしました。県内を一回りして最終日にも同じ自生地を訪ねましたら、花が殖えていました。今回、3ケ所の自生地を確認できましたので、もう御の字というヤツですね。

奥備後のすみれたち

 毎年、すみれを訪ねる旅に出掛けるようになりました。今年も早速今日から出掛けます。しばらく暖冬が続きましたが、一転して今年の桜前線は遅いそうです。残念ながら、花を楽しむには少し早いかも知れません。スケジュールが自由自在になる訳ではありませんので仕方ありませんね。
 昨年、広島から鳥取へ抜けて行った旅は天候に恵まれました。運良く時期的にも合っていたと思います。多くのすみれたちに出逢うことができました。今年も雨さえ降らなければ良いなと思います。

すみれの展示会 (3)

 外国種や変わり種に分類されるようなすみれたちを拝見できるというのも展示会の良いところでしょうね。
 庭で育てるすみれたちは丈夫で育てやすい種を中心に選んでいますので、すみれの展示会では育て上手さんたちの逸品に期待しています。せっかくの展示会が花屋さんの店頭然としていてはおもしろくありませんから(笑)。昨年も多彩な展示で楽しませていただきました。

最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]