趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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平地なら5月の連休辺りに最盛期を迎えるすみれたちが、今、普通に咲いている尾瀬です。中でも目立っていたのが、山吹色の花を咲かせて群生するオオバキスミレでした。
邪魔にならないように小さくなって撮影していると「これは何ですか?」と何度か尋ねられました。「大きい葉の黄色いすみれ、オオバキスミレですよ」と説明すると「なるほどぉ~」と喜んでくれました。音よりも漢字が持つイメージに訴えた方が分かりやすいようです。たくさん咲いていたのですが、コミヤマカタバミとの2ショットが気になって撮影してみました。物語だなぁ・・・と感じるのは私だけでしょうか。
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尾瀬にやってきました。ここは高原と言うより、高層湿原ですね。群馬、福島、新潟の県境にあり、実は栃木県にも近いポイントに位置しています。
登場するのは日本海側に多いすみれたちと、高層湿原ならではのすみれたちです。前者のスミレサイシンですが、なかなか綺麗ですよね。こんな感じで咲いている時間は存外短く、風に吹かれれば簡単に花弁が落ち、雨に降られれば色落ちするような儚さを持っています。撮影地ではウマノスズクサ科のウスバサイシンと隣り合わせていて、同行者に命名の由来を説明するには好都合でした。(^^*)
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日差しが強くなった初夏、なんとかスケジュールを遣り繰りして、比較的良好という天気予報を信じて出掛けてみました。予定を1日超過して、高原の「涼」を求めるように走り回った走行距離は1,000Kmを越えてしまいました。
夕方に近い時間帯に出発する暴挙に出た初日は、平地でタチスミレの様子を見て行くことにしました。いつものポイントは背丈を遥かに超す葦に覆われて手も出ないかと思われたのですが、ちょっと足を出して(笑)踏み分けたら、たくさんの花がそこで待っていてくれました。まだ草丈は60cm前後でしょう。注目すべきはタチスミレの花柄が寄りかかっている6枚の輪生葉です。もしかしたら、絶滅危惧種のハナムグラではないでしょうか。
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もう少し早く掲載する予定だったトピックです。3月末、時々登場する「返り咲きの丘」がある公園には桜やカタクリだけではなくて、多くの花木、ニリンソウやヒトリシズカ等の春植物たちが溢れていました。
タチツボスミレがいっぱい咲いているなぁと思いながらウロウロしておりましたら、ツバキの木下でこのような組み合わせが見られました。前置きをしておきますが、決して演出は致しておりません(笑)。自然に落ちて、タチツボスミレ
の傍らに転げて余り時間が経過していないようですね。それでも、少し汚れているのは仕方がないところでしょう。
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エゾノタチツボスミレが花を咲かせ始めたばかりの姿です。これからどんどん草丈を伸ばして多くの花を咲かせます。花期が遅いすみれで、東北・北海道まで行かなくても、標高の高いエリアなら関東甲信越でもまだ花が見られるでしょう。
土から芽が出た段階から「大きいすみれだなぁ」と感じさせるものがあります。大きさだけでなく、強烈な印象の托葉、側弁の剛毛、太い茎、二つに桃割れしたような筋が入った距など、区別する特徴には事欠きません。それから、何よりも数パターンの印象的な花を咲かせることが最大の魅力だと思います。
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これだけ小さい花ですと、どうしてもアップで撮影してみたくなりますよね(笑)。少し暗くなり始めていましたので、十分な被写界深度を確保できなくて、ちょっと苦労してしまいました。唇弁の模様はしっかり写っているのですが、側弁の毛にはピントが甘くなって、雌しべにはもう合っていません。これでも、折りたたみ式のレフ板を使っているのです。この手の白い花は明るすぎてもうまく写ってくれなくて、あの手この手と工夫を重ねることになるのですが、お陰様でいろいろ小道具も増えてきました。必要は発明の母ですね。
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3年前に出逢った「不思議すみれ」に再会してしまいました。とても気に入って、今年の年賀挨拶用に選んだニオイタチツボスミレの変わり花です。通算3回目の登場ということになりますね。
その3年前には「~、翌年も同じように咲いて、自家受粉で増えたタネから同じイメージの花が咲いたら良いなぁ、~」と記載していました。どうやら実現していたようです。周囲にはざっと見ただけで同じ花を咲かせる兄弟株が
幾つか見つかりました。周囲には通常花を咲かせる株もありますので微妙ですが、この遺伝子が長く生き残ったら楽しいですね。
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ここは富士山周辺にしてはキスミレが高密度に自生している方だと思いますが、自然状態では余り目立たないことをお判りいただけると思います。野焼きで真っ黒になった土が露出した山一面に、覆うように花を咲かせる九州のキスミレとは好対照かも知れません。何しろ、すぐ横の整備された道路は人通りが多いのですが、このすみれたちに気が付いている方はほとんどいないようでした。
キスミレ探しに何日もツーリングをして、ついに諦めた年があったのですが、ある年、一度見つかると次々に見つかりました。人通りの多い場所にも咲いていることが分かって唖然としたことがあって、実はここもそんな自生地の一つなのです。
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ゲンジスミレは個体数が少ないだけでなく、とても目立たないすみれです。いつも気にしながら野山を歩くのですが、残念ながら、なかなか見つかりません。ここは知っている数少ない自生地ですが、個体数が増えているのではな
いかと感じました。
最初に見つけた時、この一帯は樹木が切り倒されて、新たに植樹が行われたばかりでした。当然ですが、光の入り方は大きく変わったのだろうと思います。ここではスミレ、アカネスミレなどの明るい場所を好むすみれたちが元気
に増えていますが、徐々に植えた樹木が大きくなっていますから、いづれは復元して、また環境が変わるのでしょうね。
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この色を見ると、自宅の裏山にいっぱい咲いていたアカネスミレの群落を思い出してしまいます。現在、その裏山は一面の住宅地で、法律で残された幾つかの区画を探してみたのですが、復活する気配は全くないようでした。本当は崖崩れ程度ではめげない、なかなか根性があるすみれなのです。
写真の個体は赤紫系の花色で花弁の幅が狭いものですが、全国を歩き回ってみますと多彩な表情があることが分かります。個人的には赤紫系で丸みのある花弁が好きかも知れません。咲き方にも個性があって、九州で見掛けたものは大量の花がブーケ咲きになっていて、花色の濃淡がグラデーションを構成して見応えがありました。各地の個体を見比べていると、それだけで楽しくなります。
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