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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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アソヒカゲスミレ

 今回は花がありません(笑)。ご覧の通り、特徴的な葉を持つヒカゲスミレの変種アソヒカゲスミレです。見た目ならタカオスミレの風情ですね。この色合いが一般的ですが、葉が緑色の株も見たことがあります。それは常緑なのか、多くのタカオスミレのように花後に変わったものなのか、観察してみたいところです。
 10年前に阿蘇で偶然入手した佐藤武之氏の「阿蘇の野の花」に拠りますと、この和名の命名者はアソキクバスミレの命名者と同じ和尚さんだそうです。ご当地コーナーに陳列される書籍に注目するキッカケになりました。現在では複数の自生地が知られますが、それでも極めて地域限定性の高い種です。書中、佐藤さんはこの種を記載できて「私まで鼻が高い」と愛着をこめて語っていました。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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ニオイスミレ

 あちこちの園芸コーナーを覗くのですが、今が盛りのパンジーを除いて、なかなか他のすみれたちは登場しません。先日、神奈川でやっと見掛けたのですが、なんと、「日本スミレ」という訝しいPOPを付けたタチツボスミレでした。タチツボスミレを販売してはいけないとは言いませんが、例えば、タンポポやホトケノザも同様の方法で販売するでしょうか。
 今週、ついつい買ってしまったのはニオイスミレです。PCの横で次々に咲き出して良い芳香を漂わせてくれています。玄関先に出して、やはり芳香を放つ黄色いパンジーたちと記念写真を撮ってみました。右側の朔果は、たまたま置いてあった枝咲きする青味の強いスミレです(枝分かれしていますね)。リュウキュウコスミレも咲き続けていて、なんとか冬も楽しんでいます。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
フイリミヤマスミレ

 ミヤマスミレは淡い紅紫色が一般的だと思いますが、写真は濃紫色ですね。少なくても自生地では余り見たことがない色合いです。丸めの形状も含めて、花だけを見るとミヤマスミレらしくありませんね。一方、葉の方はフイリミヤマスミレの典型品だと思われ、花がなくても判別できるかも知れません。この辺がすみれの難しくて、かつ、おもしろいところです。
 交雑種ではないとすれば、分類学的指向の方はちょっと変わった個体変化だと少しだけ興味を持つことでしょう。園芸的指向の方は見栄えがしないと軽んじるのでしょうか。両方向を向いていますと、いつでも嬉しく感じることができます。(^^*)


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ヒメスミレ

 ここの展示会でも拝見できたピンク色のヒメスミレ、いやぁ、とっても可愛いですね。最近、各地の展示会で見かけるようになりました。市販されているのかも知れませんので、意識して探してみようかと思います。
 ヒメスミレは意外に変化が多い方だと思います。「姫」という接頭語は小さいものを意味する場合が多いのですが、本当に小さくて草丈が数cmという型がある一方で、どこが姫なの?と訝るような大きくなる型もあります。視点を葉に転じますと、写真の葉はとても素直に展開していますが、関東の路傍などで見かける濃緑色の葉を持つタイプの多くは、葉全体がよじれています。鉢で鑑賞するには不向きなのかも知れないとは思いつつ、ひょうきんな雰囲気があって嫌いではありません。


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アカネスミレ

 野山で出逢うと、実際には多彩な顔を見せるアカネスミレです。花の色では、白変種であるコボトケスミレは別として、ぼんやりと薄い桃色から、きりっとして艶のある紅色まで見られます。それから、花弁の形状も印象を大きく変える要素ですが、ふくよかな写真の個体のような可愛らしいものから、細身で先が尖った鋭い印象のものまで幅があります。
 上手な方が育てたのでしょう。花数が多くて、可愛くて、見事な咲きっぷりですね。ここまで高密度な花数を野山で見掛けることは少ないのですが、阿蘇くじゅう国立公園を走るやまなみハイウェイの端で咲き誇っていた大きな群落を思い出してしまいました。


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スイートフェアリー(流通名)

 以前、育てたことがあるのですが、少しイメージが違うような気がしてなりません。蛍光灯下の室内撮影でしたが、珍しく、RAW現像段階で色合いの調整を行って現実に近づけたつもりです。その上で、かなり青味が強いような気がします。
 書籍やネット上で写真を探してみたところ、やっと幾つか見つかりました。やはり、ナンザンスミレとイシガキスミレが交配親ですから、もう少し白が強いイメージで、柔らかくピンク色が入ったものばかりです。スイートフェアリーが世に出てから相当の期間が経過していますので、この株はおそらく直系ではないのでしょう。少し幅があった方が楽しいですね。


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公開シンポジウム
 日本分類学会連合さんが主催する公開シンポジウムが国立科学博物館で行われました。写真は肖像権やプライバシーに配慮したつもりですが、なんとか雰囲気は分かるのではないかと思います。参加者は想像より多くて、予備席を作って対処していました。
 さて、シンポジウムの内容ですが、「分類学におけるDNA情報の活用」というシンプルなタイトルから容易に想像できるのではないでしょうか。分野が少しずつ違う最前線の研究者4名が各45分の報告を行ったのですが、「うわぁ、もっと聞きたい」といった感触のまま、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 なにしろ背景となる技術が実用段階に至って15年程度。今も日進月歩ですから、期待もある反面、誤解も多いことは容易に想像できます。趣旨説明に立たれた東京大学の伊藤氏は「以前は形態か分子かという不毛な議論がなされた」とした上で、「両者はともに重要、分子情報も何ら特別な存在ではなく、如何に活用していくかが問題」としています。

 眼を皿のようにして、耳をすまして慎重に聞いていたつもりです。会場全体と同じポイントで笑っていましたので、概ね適切に理解していたのではないかと思います(笑)。

 発表にはDNAバーコード等、共通の話題もあったのですが、どうにも「隠蔽種(cryptic species)」というキィワードが気になってしまいました。同種と思われていた樹木に着生するシダのrbcLという遺伝子を調べたところ、大きな塩基配列の多型が見い出され、その上、子孫を作らない生殖的隔離も確認されたという内容でした。常識的には新種として記載すべき別種ですよね。
 「すみれは徒に細かく分けられている」という意見には、とても納得できる側面があります。でも「分類群を集約する方向性に沿って、変種ABCの内、Bを採用しなかった」という類の話についてはどうでしょうか。方向性とは誰かの意思ですよね。本来、現実をありのままに分析した結果であれば増えても減っても仕方がない、自然科学って、そういうものだと思うのです。

 幾つも面白い話があったのですが、近々、エポックメーキングな報告があるとのこと。DNA情報活用の結果、これまで形態的に別種とされていた3種が実は同じDNAの持ち主だったというオチが付いたようです。蟻の例で説明すると分かり易いと思いますが、働きアリと女王アリ、翅のある雄アリは形態が異なろうが同種だというケースに似ています。
 大ウケしていたのは「自分が研究を続けている間に、携帯DNAバーコードリーダーが実用化されるだろう」と語った研究者です。瞬間最高視聴率ではありませんが、会場の反応が最高潮に達したのは言うまでもありません。


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マキノスミレ

 昨年、拝見させていただいたすみれの展示会から、引き続き丹精を込めた作品たちの登場です。(57)までは「菫展見聞録」と題していましたが、「すみれ展見聞録」の方が親しみがあり、読み易いと考えて変更しました。
 さて、ここは都会型の憩いのオアシス、桜で賑わう鶴舞(つるま)公園内の名古屋市緑化センターです。再開一番目は艶やかなマキノスミレにしました。幾つかの株を植え込んで育てたものでしょうが、花立ちが良くて一斉に開花している姿が見事です。日本海側や東北の野山で出逢ったものはポツリポツリと花を咲かせるタイプばかりでした。兄弟分であるシハイスミレでは花立ちの良い株ばかりで構成された群落を見たことがあります。生活の様子も少し違うのでしょうか。


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フイリゲンジスミレ

 新年、気持ちを新たにして今後の目標を見つめ直したいものです。昨年も懸命にすみれや植物全般の勉強をしてきましたが、まだ知らないことがたくさんあるということを再認識する、そんな繰り返しですね。それでも、1年間分の積み重ねはそれなりに満足できる質と量でした。
 さて、今年も昨年並みの進歩ができるのか?気力、体力、そして運もありますよね。いづれにしても、貯め込むだけではなく、それを何らかの方法で発揮できないものでしょうか。誰しもがそんなことを漠然と考えているような気がします。まぁ、一つ一つ具体的に地味でも笑いながら歩を進めて行こうかと思います。


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パンジー

 あけましておめでとうございます。新しい年が巡って来ました。慣用として、お正月に「新春」という言葉を使いますが、現在の暦では冬ど真ん中、すみれ咲く春が待ち遠しいですねぇ。
 でも、視点を替えれば、沖縄はすみれの季節に突入していて、他の地域ならパンジーやニオイスミレが今を盛りに咲き誇っていることでしょう。発想を換えると、真夏でも亜熱帯からやって来たすみれの仲間は元気いっぱいで、最近は周年で何らかのすみれが咲いていませんか。そうなると一年中がすみれの季節!あはは、笑門来福!


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