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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ノジスミレ

 前回、観察した時にも増してたくさんの花を咲かせているノジスミレです。同じような株が複数並んでいるのが分かりますでしょうか。残念なことに、日が落ちてきて青色が強くなり、コントラストが弱くなっています。ピントの合う範囲を確保しようとすると、シャッタースピードを極端に遅く設定する必要があって、少しでも風が吹くと失敗写真になってしまいそうです。太陽は重要な要素ですね。
 分かっていても、太陽が空にある内に家路につくのは後ろ髪を引かれる思いがあり、ぎりぎりまで歩き廻ってしまう傾向がありますねぇ。ただ、高尾山の地図は頭に入っているとおっしゃる方でも事故が起こるかも知れません。場所によっては携帯電話が繋がらないこともありますので無理は禁物です。因みに、撮影地はバス道路ですので、まぁ安心な場所でしょう。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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アカネスミレ

 数値で総開発面積約65.4hと言われてもピンと来ませんが、大きな山林が丸ごと一つの街に変わって何年か経ちます。そこにはキンランが群生していたのですが、今は面影もありません。でも、嬉しいことに、明るい林に楚々として花を咲かせていたアカネスミレが復活していました。あれだけ重機が破壊の限りを尽くしたのに何ともたくましいものですね。
 例年、4月の第一週あたりは所用で身動きが取れない傾向があり、やはり今年もダメだったのですが、この週末はすみれ展の集中日でしたね。なんと9団体の展示会が同時に開催されました。できれば桜前線のように少しずつ北上して来て欲しいものです。ふと気になるのですが、これでは相互に学ぶことも協力することもできないのではないでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
ヒメスミレ

 滅多に具体的な自生地名を書き込まないのですが、「すみれの山」と呼ばれる高尾は例外扱いです。ここはすみれに関する知名度が高すぎる面もありますが、国定公園であり、かつ神聖な修行の山であり、長年にわたる管理・指導の積み重ねもあって、山歩きのマナーが定着していると言えましょう。それに加えて、地元の方がすみれという野草を大事にしていると感じます。
 夕方一歩手前に到着して、先ず、もう一度覗いてみたのが石垣のヒメスミレでした。この場所は道路に面していますが、れっきとした個人宅の石垣です(笑)。オイタをせず、静かに鑑賞しなければなりません。こんな時間帯ですが、なにしろ日当たり抜群な一角ですので、ピーカンになりがちな日中よりも撮りやすかったのかも知れません。


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タカオスミレ

 シハイスミレを観察に出掛けた日、早めに出発したので微妙な時間が残りました。ここは「高尾山ふたたび」と二輪を飛ばして、4時過ぎに到着です。陽光の限界はおおむね1時間でしたが、すみれの姿に出逢うと、ついパチリ・・・。しっかり咲いたタカオスミレとヒカゲスミレが並ぶ群落に出逢った時、このすみれたちが好きな場所は暗くなり始めていたのでした。
 ここはストロボを使うところではありません。なにしろ、葉の表面が不自然にテカるのは目に見えています。こうなれば破れかぶれで(笑)、スローシャッターで撮ってみましょう。ISO感度は200程度ならノイズフィルターが頑張ってくれるかな。後方のヒカゲスミレも写し込みたいので、絞りはF13(ひゃあ~)。1/8秒で慎重にレリーズを押したら、まぁ、少し暗いけれども写ってしまいました。夕方なのですから、この程度の絵になるのが自然というものかも知れません。デジカメは重宝です。


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シハイスミレ

 関東では気温が上がらず、咲き出した桜が凍えるような週末、寒いのに都合で二輪で出掛けたのは初めての自生地でした。登り口まで少し迷ったのですが、ピクニックが楽しめそうな山の中で、とても小さなシハイスミレが待っていてくれました。
 花の形状は、九州や中国地方で見掛けるような丸くてほんわかした姿ではなく、もう少しキリッとした風貌です。でも、葉の形状はシハイスミレらしい披針形で、裏面も花茎も明るい赤褐色と呼ぶことができそうな赤紫色でした。特徴的な点として、比較するものがないアップ写真では大きさが分かり難いところですが、かなり小さいと思って下さい。空がひらけた渇き気味の土に、疎らに株が見えます。地元の方にいろいろ教えてもらったのですが、それほど広範囲に自生している訳ではないそうです。


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すみれの展示会(鶴舞2008)

 昨年のすみれ展のお話を、こんな時期まで続けてしまいました。なにしろ、既に今年のすみれ展が各地で始まっています。今年もできるだけ出掛けたいと思いながら、単独ですみれ展だけを目的に遠出は困難ですよね。また、昨年同様、開催日があちこちで重なっているようで、今年も調整は難しそうです。
 昨年、名古屋(鶴舞公園)のすみれ展を拝見できたのは、福井方面に出かける旅と組み合わせることができたからです。自然が育んだ自生種を観察して、その帰路に栽培上手さんたちが丹精を込めた作品を拝見できる旅、これはすばらしい時間でした。ただ情報が得られなくて、想像を巡らせて勝手に楽しんでしまいました。素性をご存知のすみれがありませんか。掲示板などで教えていただけましたら幸甚です。


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キクバヤクシマベニナンザンスミレ

 うわぁ、困ったというか、展示の札にはとても長い名前が記載されていました。その名もキクバヤクシマベニナンザンスミレ!当然、人工交配種に違いないところでしょうが、すばらしい!と絶賛すべき美しいすみれです。
 情報が見つかりませんので、素直に名前を読むしかありません。ベニナンザンはベニバナナンザンスミレと理解できますが、その遺伝子を継ぐなら、頭の「キクバ」の有無は大勢に影響がないような・・・。ここは愛称として、できるだけ短めの名前である方が親しみ易いところかなぁと思ったのですが、敢えてキクバを加えているのは、一方の親がキクバヤクシマスミレだからなのか?!と探偵張りの推測をして楽しんでいます。そう言えば、写真で拝見した「キクバヤクシマスミレ・白雪姫」にどこか面影が似ているような気がします。万一、推測が正しかったなら、複雑な遺伝子を持った子孫ということになりますね。


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アオイスミレ

 さて、大急ぎでページを進めた高尾山のお話でしたが、ここでまとめにかかりましょう。まとめ役はアオイスミレの塊です。匍匐茎で増える性質があるため、こんな状態を比較的良く見掛けます。
 今回のメインターゲットでした高尾山のアオイスミレは、図鑑等で目にする形態に近くて、アオイスミレらしさがあると思います。今年、千葉県で撮影できたアオイスミレは、花がしっかりと開いて端正な姿だったもので、所謂、シックリ来ませんでした。それらしいすみれに出逢うとホッとしますね。これまで紹介させていただいた種の他に、この日は淡紫色のコスミレ、芽を出したばかりのニョイスミレ、それから北米のソロリアを見掛けました(笑)。やはり、高尾は楽しいすみれの山です。


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ナガバノスミレサイシン

 空が茜色を帯びてきて、太陽の光が心細くなってきました。ヒナスミレも見ることができたので、早々に下ろうと頑張っていたのですが、下りは、ふくらはぎに負担が掛るものです。ふと、白っぽい花が目に入りました。あっ、登り始めた頃に目にしたナガバノスミレサイシンですね。
 やはり、葉の長さが足りない感じがしますが、花はしっかりとした大きさがあります。よし!これを最後にがんばって撮影しようと思ったのですが、周囲が暗くて微妙な状況です。ただ、撮影に入ると若干明るくなったような空模様と、デジカメ得意の感度調整に助けられて、気合いのスローシャッター撮影です。ちょっと横風が吹けばブレてしまう訳ですが、なんとか明るい雰囲気に撮ることができました。時に撮影は「気合がモノを言う」のかも知れません。(=^_^=)


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ヒナスミレ

 嬉しいことに、アオイスミレの全盛期に出逢うことができるとは思っていなかったヒナスミレが花を咲かせていました。期待していなかったのかというと、ついついヒナスミレが多いコースを選んだのですからウソになりそうですが、日当たりの良い頂上部で蕾が見られればラッキーという腹づもりだったのです。
 嬉しい想定外が起きて、暗くなる前に花が咲いているたくさんの株を目にすることができました。ただ、花びらが心もち細身であるような感じがします。やはり、咲き始めの頃はこんな風なのでしょうか。ここでは葉が灰褐色で白斑がぼんやりと入るフイリヒナスミレも咲くのですが、今回は出逢うことができませんでした。いやいや、これで十分満足です。


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