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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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シロバナオオタチツボスミレ

 メリー・クリスマス! 今年も華やいでいますか


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツを ブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ミヤマキスミレ

 今年出逢ったという訳ではないのに、年間を通して印象に残った種の一つ、ミヤマキスミレです。この写真は3年前の撮影です。実は、これまで母種であるオオバキスミレとしてふんわりと扱っていました。葉の付き方からミヤマキスミレではないかという気持ちもあったのですが、今ひとつ確信が持てずにベールに包んでいたようなものです。
 今年、同じエリアの自生地を訪れた方々が同様に悩みながら、ミヤマキスミレと認識するしかないとのコメントがあり、「やっぱり、そーだよねぇ」と改めて納得してしまったという経緯です。やはり、数年前、ニョイスミレとミヤマツボスミレに境界線で悩みまくっていた訳ですが、どこかでバシっと線を引くことができる訳ではないのだと割り切る必要があるのでしょう。場合によっては、自生地で判断することも「あり」なのかも知れません。思い切って独立ページに分離して、とてもスッキリしました(笑)。


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スミレ

 さて、これは11月末に庭で発見したスミレの枝分かれです。別の角度から見た同一個体の画像を上下に合成しています。双子の果実(1)、(2)と同様に閉鎖花からの果実ですが、これは下の方で分岐していますね。基本的には、果実の付け根か、花茎の途中か、どこで分岐したかの違いなのでしょうか。
 これも枝分かれしやすい系統の遺伝子を持っている個体の子孫です。ヒマワリやチューリップなどは一本の花茎から一つの花が咲く(一茎一花)という印象がありますが、実際には、そうでもありません。枝分かれする系統が多く流通しています。曖昧ですが、スミレについても、こうした遺伝子が内在しているとする資料を読んだ記憶があります。よく考えてみると、一茎一花であるメリットは特にあるでしょうか。ちょっと考えつきません。


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スミレ

 とても古い写真を持ち出してきました。2代目デジカメ(リコー)で撮影したものです。不思議な果実ができたので、炸裂する前に室内撮影を試みたのですが、若干、後ピンながら、全体としてはまぁ良く写っていますね。単に記録として撮影していたのですが、まぁ、おもしろそうなので、改めてお披露目することにした訳です。
 花茎の頂点で二つに分かれており、前回の「幾夜の夢」と同一パターンのようです。フィールドでも、このようなパターンは時々見掛けます。つまり、とても珍しいという程ではなさそうです。この時はおもしろいなぁと思ったのでしょうね。背景をいろいろ工夫して何枚も撮影しています。この種子を蒔いても、必ず、このような子孫ができる訳ではありません。それでも、出現頻度は高くなるようです。


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幾夜の夢

 稔性のある交雑種として紹介している「幾夜の夢」は、秋になってもどんどん閉鎖花を上げて多くの果実を稔らせ続けています。その中に奇妙な双子を発見しました。日照時間が減り気温が低くなったので、なかなか完熟しません。ある晴れた日に炸裂して、2倍の種子を作ったようです。普通なら3枚の真皮に沿って割れるので計算上は6枚になるのでしょう。でも、どこかがくっついて5枚になるのかと興味があったのですが、花茎付近で合融していたらしく、単純に6枚という結果でした。
 ところで、試みに10月になってから蒔いた種子が芽を出してしまいました。発芽する力が優れていることは分かったものの、出窓の内側に置いているとはいえ、この時期の新芽に越冬する力があるかどうか、これは疑問ですね。


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タチツボスミレ

 記憶が正しければ、自然の中に咲いていて今年2番目に撮影できたのは、このタチツボスミレでした。少し独特な花を咲かせる群落で、花びらの中心部が白っぽく、その周辺が逆に濃い青紫で、更に周辺はまた淡くなります。形も丸っこい感じですね。この自生地には、このタイプの他に、やや大柄で全体に淡い色合いの花を咲かせるタイプ、それから面長な花びらで全体がこじんまりとしたタイプが同居しています。
 随分前のことですが、まだすみれの区別があやふやだった頃の連れと訪れた時には「えー、これで同じすみれ?全然ワカんない」と言わしめたタチツボスミレたちの一つです。やはり、今年もほんの2歩程度の距離でありながら 他人の顔つきで花を咲かせていました。


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アオイスミレ

 今年も早12月になってしまいました。大震災で気持ちが落ち込んでしまった春。停電で通信網が寸断され、親に電話連絡もできず、親戚の安否もはっきりしていない時期がありました。それでも、気を取り直して、すみれ観察に出掛けたものです。
 この少しクセがあるアオイスミレを見に出掛けたのは、家の中の片づけがなんとか終わり、TVが同じ公共広告機構のCMばかりを流すので頭がさすがに疲れ始めた頃でした。野のすみれたちは、まるで何事もなかったように、むしろ例年より元気そうに迎えてくれたことが嬉しかったですねぇ。今年も、他の自生地とは少し違った顔つきながら、しっかりと咲いていました。まぁ、こういう型なのだと理解しています。因みに、この自生地周辺をそれなりに探し回ってたのですが、このユニークな顔つきの仲間を見つけることはできていません。


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リュウキュウシロスミレ

 きちんとメモを取っていなかったのですが、この独特の花はリュウキュウシロスミレで間違いないだろうと思います。とても丈夫ですので、育てる上では手間がかからず、実生からの発芽も良好という栽培向けの種だと思います。ただ、何度か沖縄を訪ねていますが、フィールドで自生株を観察できたのは、たった2回だけなのです。
 リュウキュウシロスミレ自体、基本種であるアリアケスミレ、それから交雑種たちは、花びらの地色が乳白色という特徴を持っていますね。白い色のすみれは多いのですが、この白粉を塗ったような乳白色は独特ではないかと感じます。似た雰囲気を醸し出す花びらを持っていると感じつのは、コワシミズスミレというサクラスミレとシロスミレの交雑種でしょう。シロスミレの白い色は白粉(おしろい)的ではありません。つまり、サクラスミレを白くした結果、リュウキュシロスミレに似たのだろうと思うのです。


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ヒバントゥス・コミュニス

 少しずつ、でも着実に気温が下がって来ました。今年は早めに冬対策をしようと、庭を整理してしまいました。出窓の棚に並んでいるのは、その際に拾い出したヒバントゥス・コミュニスの若木です。つまり、こぼれたタネから他の鉢に飛び込んで、ある意味、勝手に育ってしまった苗たちです。
 当然ですが、この他に2年目以上の親木があります。普通に育てていれば枯れてしまうことはなく、ヒバントゥス・コミュニス軍団は年々増殖している訳ですね(笑)。こういう事情ですから、最近は全く播種していません。でも、芽生えてしまった苗は超冬できずに枯れてしまうことを知っているので、ついつい拾い出してしまう。はぁ~、これ以上増えたら、どうしたら良いのでしょうか。元来、樹木を置く予定ではない棚では、既に高さが限界で頭がつっかえそうになっています。


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ヴィオラ・オドラータ

 ひと通り花が終わった初夏、ヴィオラ・オドラータが大きくて丸い小豆色の果実を付けました。日本産の一般的なすみれならば、程なく果実が上を向いて、パチっと音を立てながら裂開する力で種子を周囲に飛ばします。ところが、そのようなパターンを取らない種もあるのです。
 写真のヴィオラ・オドラータやアオイスミレの仲間などは、果実が膨らんでから完熟するまでに意外な程の時間を要します。上を向くどころか、地面に横たわるような状態になった頃、どこからともなく、蟻たちがやって来て、やっと開き始めた果実の割れ目から種子を引っ張り出そうとするのです。数匹で群がって、ついに持ち出しに成功すると、せっせと巣穴に運んでいきます。タンポポのように風に綿毛を載せて遠くに種子を運ぶ方法を風散布と呼びます。鳥散布、水散布もありますが、ヴィオラ・オドラータのケースは蟻散布と呼ばれます。


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