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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヒメスミレ

 このコーナーも毎日発信になってドタバタです(笑)。でも、春一番で観察に出かける公園のヒメスミレをなんとかご紹介したいと持って来ました。
 小さいすみれとして知られるヒメスミレですが、自生地によってはノジスミレぐらいの大きさだったりしますね。この公園の個体は正当に小さくて、近くに落ちている桜の花びらに負けそうになっています。石畳の隙間に住み着いていますが、周囲でも玉砂利の中とか、岩のくぼみのような不安定な土壌から花を咲かせる性質があります。おもしろいことに、他の場所でもヒメスミレがないかと気合を入れて探しても、広い公園なのにまるでみつかりません。自己の領分(テリトリー)をしっかり守るタイプのようですね。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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アカネスミレ

 一面の新興住宅地の一部である緑地公園に姿を変えた疎林。一度消えてしまったすみれたちは、その根性と頑強な生命力で残った土壌から数年掛かりで復活、少しずつ個体数を増やしています。
 その代表格であるアカネスミレを広い範囲で目にするようになりました。まぁ、広いと言っても、法律で決められている緑地面積程度に過ぎませんので、一つ一つの公園の大きさは知れています。ただ、ブランコなどが設置してある訳ではなく、愛犬の散歩にちょうど良さそうな細長いグレーンベルトになっていますので、足で踏みつけられて土壌がカチコチに固まってしまうことはありません。それでも、ふかふかの枯葉が積み重なった腐葉土だった場所に、どこからか客土されていますので、当時のような元気な姿ではないような気がします。贅沢を言っても仕方がありませんね。


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タカオスミレ

 やっと時間と晴れ間を見つけて高尾山に詣でてきました。神奈川や東京のすみれ好きさんなら、「もう高尾山には2回行って来ましたよ」と言われそうですね。千葉方面からですと、2輪で高速に乗って片道100Km、2時間弱ですから、食事の時間を考えると往復4時間では足りません。近くて遠い、それでも出かけたいすみれの山です。
 順不同になりますが、先ず、高尾山のすみれの代名詞的存在であるタカオスミレを持ち出してきました。撮れたてホヤホヤです。タカオスミレは最終的には広範囲で見られるのですが、咲き出しの時期ですと、葉っぱだけなら広範囲でみられても、花はあちこちにチョコチョコと咲いています。標高が低い方が先に咲き出すとは限りません。日影にヒカゲスミレの黒葉型があるのですから、撮影は極めて面倒くさいことになります。


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タチツボスミレ

 ブログで紹介した垣根の下のタチツボスミレです。なかなか見事な様子だったので、こちらにも持って来ました。斜め方向からだけでなく横からも撮影したのですが、幅4m程度もあり、横に長い薄紫色の帯のように撮れてしまいましたので、やはり、この右斜めからの姿が良いようです。
 撮影は1週間前ですが、その頃、近所のタチツボスミレはまだまだ咲き始めたばかりでした。太陽が一日中当たる南側で絶好の環境なのでしょうね。ここは平坦な場所にある一面の住宅街です。このお宅の垣根にタチツボスミレが根付いた経緯は存じ上げませんが、周辺に野生のすみれたちの姿は見られません。確か、昨年は東側に北米産の園芸種が花を咲かせていました。すると、昔、どこかから苗か種子を持ってきて植えたのかも知れませんね。


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ニオイタチツボスミレ

 散歩に調度良いぐらいの距離に市が緑地公園に指定した一角があります。元々、疎林の丘のだった場所でした。その頃から咲いているすみれたちが、なんとか復活して定着し始めています。
 右がニオイタチツボスミレ、白っぽくて控えめなのがタチツボスミレです。やっと根生花が咲き始めたところで、まだ、茎が立ち上がっていません。もう少し大きくなりますが、林だった頃と比べて、ふかふかだった土壌が硬くなっており、一面に群生するという訳にはいかないようですね。それでも、年々、芽生える範囲が広くなっていて、こんな生き残り方もあるのかと感慨にふけってしまうところです。


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ガーデン・パンジー

 昨年の10月辺りだったでしょうか、良い芳香を発する黄色いパンジーのポット苗を見つけて30cm程度のプランターに植え込みました。1ポットなのですが、今はこんな状態になっています。
 花が少ない時期に目を楽しませてくれる存在ですから、パンジーは冬の花であるかのような錯覚を持ってしまいますね。元々、耐寒性があった訳ですが、更に育種を繰り返して、条件が合えば真冬でも咲き続けるロングラン(LR)の属性を持つことが普通になってしまいました。冬から咲き続け、早春も最も多くの花をつけているスミレ科の植物は、当然ながら、彼らです。あちらでもこちらでも、元気いっぱいで、まだまだ咲き続けます。いつも黄色い小ぶりの花を選んでいます。芳香だけでなく、春の庭を明るくしてくれるから、でしょうか。


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アリアケスミレ

 暖かいイメージがあるかも知れない千葉県でも、内陸部はすみれの開花が遅れていました。でも、桜の方は満開で、道端でこんな光景が目につくようになると、もう皆さんの季節ですね。その千葉県では気温が20度を超える日もあり、そろそろ遅れを取り戻してくれることでしょう。
 花がキチンと開いていませんが、狭っくるしい隙間に咲いているのはアリアケスミレか、その交配種だと思われます。これまで寒かったためか、花が小さいのですが、整った姿をしています。この付近の野や山でアリアケスミレを目にしたことはありませんから、栽培株の種子を蟻が運んで側溝のコンクリートの隙間に根付いたものでしょう。もう少し大きめの花がしっかりと咲いたら、分かりやすくなると思います。


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ヴィオラ・オドラータ 'オペラ'

 濃い紅色の花が魅惑的だと思います。これは、何年か前に苗で勝ったヴィオラ・オドラータ 'オペラ'です。否、そう書いてあったといった方が正しいでしょうね。いろいろ調べてみたのですが、これが'オペラ'なのかどうか、確信できている訳ではありません。日本の園芸流通は、時として、いい加減な面を露呈することがあるからです。
 しかしながら、否定する程の観察回数がありませんので、今は、正しいものとして扱うしかありません。頼りにしている"Violet (R.E.Coombs)"によりますと、中央部に浅葱と薔薇色の濃淡があるライラック風なモーブ色(薄く灰色がかった紫色)だとか?なんだそりゃ! って説明です(まぁ、翻訳が悪いと思って下さい)。写真が1枚だけ掲載されておりましたが、近いといえば近いかも・・・?いづれにしても、かわいらしくて良い香りの花を咲かせてくれます。


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ヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'

 なにか、向こう側が透けて見えるような不思議色の花を咲かせているのは、やはり、種子から育てたヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'です。展示会で続けて何度か拝見して、いつも「はぁ~!」と感嘆していました。それで、もう少し、じっくり観察したいと思った訳ですね。うまく花を咲かせてくれましたので、とても嬉しくなった春です。
 この写真では色の具合が判然としません。本来は淡いオレンジ色です。ところが、育てた個体は薄い赤紫色の蕾が膨らんで、薄紅色と黄土色が混じったような色になり、最終的に現在の色に変化しました。フランス語で「黄昏(の空色)」の名前を冠するだけのことはありますね。下の種の名前をクリックしていただければ、標準的な色の個体をご覧になることができます。


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ヴィオラ・オドラータ 'プリンセス・オブ・プルシア'

 種子から育てたヴィオラ・オドラータ 'プリンセス・オブ・プルシア'です。長い名前で、特にカタカナにすると文字数が多いですね。ニオイスミレと呼べば少し短いのですが、何か収まりが悪いような気がします。でも、「プロイセンの王女」とは気高い名前をいただいちゃったものです。ここではプルシアというカタカナにしましたが、プロシア(普魯西)でも良いでしょう。ドイツ北部に存在した王国の名前ですね。
 写真は太陽の反射で赤紫が強く出すぎたかも知れませんが、お気に入りの雰囲気が出たようです。一般の昼光ではもう少し渋くて濃い青紫色です。うまく株が育って、多くの花芽が上がっています。顔を近づけると、やはり渋くて甘い香りを楽しむことができるのですが、そういう意味では男性的な印象があると思いました。どうして、プリンセスという名前が与えられたのでしょうか。


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