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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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キリガミネスミレ

 あれれ?これはキリガミネスミレですね。でも、虫食いなのか、花弁が足りません。さて、この個体を見つけた段階で、困ったことに、まだスミレと出逢っていなかったのです。この環境ならばスミレも自生しているだろうと思いながら、周辺を丹念に探してみました。
 何か印象としては話が逆ですが、なんとかスミレを見つけ出しました。2枚目の花色が濃い個体は、葉の形状が微妙ですが、まぁ、スミレでしょうね。そうするとキリガミネスミレで問題なさそうですが、この姿では友人の興味を惹くまでには至らなかったようです。ちょっと残念(笑)!考えようですが、このような姿でもキリガミネスミレであると即断できたのですから、少し目が肥えてきたかなとポジティブに発想することにしました。


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サクラスミレ

 この高原でよく見られる種はサクラスミレとシロスミレです。1枚目のような位置関係で、それぞれにポツンポツンと花を咲かせています。当然、コワシミズスミレを期待するところ。友人もネットで予習をして来る熱心さでしたが、結果として、明確な姿を見つけることはできませんでした。
 ご存知も多いと思いますが、サクラスミレは開花からの時間経過で徐々に色が褪せます。時にコワシミズスミレっぽい雰囲気を出す個体も出てきて、実際に見ていない友人を悩ませたようでした。もう少し時間と人数があったら見つけ出せたかも知れません。まして、観察したことがある者が捻挫をしていては・・・(笑)。まぁ、友人はどちらの種も初めて観察したとのことでしたので、それはそれでいいじゃないか!と暮れゆく湖面を見下ろしていました。


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シロスミレ

 そそくさと移動して、シロスミレが咲く高原にやってきました。この種はお気に入りの一つです。夕方から雨の予報でしたが、曇が少し出た程度で済み、暗くなるまでの時間をここで過ごすことになります。どうしてもスタートが遅れてしまった関係で、第三の自生地まで移動することはできなかったのです。
 名前の通り、清楚な白いすみれです。昔は分類でいろいろ遍歴があったようですが、独立した高原のすみれということで落ち着きました。本州では2,000m級に近い高原でないと出逢えませんが、北海道では釧路湿原のような標高の低い場所でも出逢うことができます。要するに、平均気温の問題なのでしょうね。余り群生する姿を見たことがなく、あっちにもこっちにもポツンポツンと生えています。この後、周辺の草たちが丈を伸ばしてしまうものと予想されます。そうなる前に、輝くような白い花を精一杯に咲かせるのでしょう。


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イブキスミレ

 高山とはいえ、早咲きのイブキスミレは既に閉鎖花を展開している時期です。一帯で見られる自生株の数はとても多くて、もう少し近い場所であったならば、花の時期にも訪ねてみたいと、いつも思うのですが、いつも思うだけで終わってしまいます(笑)。
 近づいてよく観察すると、見慣れないものがありました。株元から伸びる花茎の先に果実が膨らんでいます。イブキスミレは「有茎種」ですが、開放花は茎元から伸びて、花期の最盛期に見る限りは「無茎種」に見えてしまうという特徴があるのです。ただ、その開放花から果実ができている様子は余りお目にかかれません。多くの場合、花後に展開した茎生葉の間から、ちょこんと現れた閉鎖花由来の果実の方が親しみがあります。この両方の姿を同時に観察することになり、このすみれが持つ不思議さが更に鮮明になりました。


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エゾノタチツボスミレ

 再会を楽しみにしていたのはエゾノタチツボスミレも同じです。ほぼタデスミレと同じエリアで同時期に花を咲かせていますが、不思議なことに、隣合わせている姿は見たことがありません。タデスミレが林の下で暮らしているのに対して、エゾノタチツボスミレは(どちらかというと)太陽がしっかりと当たるような位置に集団で過ごしているようですね。
 1枚目の写真はシロバナエゾノタチツボスミレと呼ばれる個体ですが、大きな違いではないのでしょう。なにしろ、2枚目のような紅紫が滲んでいる花が隣に咲いていたりします。ただ、絶対数は白い花が多いようですね。この種は、一般に叢生する特徴があります。3枚目の写真が分かりやすいでしょう。根本から茎が分かれて、数本から多いものでは10本程度も立ち上がっていますね。


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タデスミレ

 友人と交わした昨年来の約束もあって、スケジュールの合間を縫い、片道300kmはある長野県への日帰りをやらかしました。それも、前夜に捻挫した足を引きずって・・・。もう、ただのアホですね(笑)。
 一直線に向かったのはタデスミレの自生地です。今年は掴みどころがない気候で翻弄されたので、事前情報もなくて少し不安でした。到着すると、嬉しいことに、何度か訪ねた時と同じ植物たちが見られ、痛い足を引きずりながらも辿り着くと、まさに花の最盛期でした。キリッとした白い花を咲かせ、すみれらしからぬ太くて芯のしっかりした茎で踏ん張るように立ち上がっています。似た環境に自生するエゾノタチツボスミレも草丈が高く、すっと並んで叢生しますが、タデスミレは一際優れて剛直な姿で立っています。足元を踏み荒らさないように、気をつけながら撮影して立ち去りました。


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タチツボスミレ

 さて、随分と色の淡い花を咲かせています。側弁の基部に頬紅をさしたような紅紫色の筋が入って、なかなか綺麗かも知れない1枚目です。一方、2枚目は、少し渋みのある青紫色の花を咲かせるタチツボスミレです。距が全体に淡くて、先端だけが赤みを帯びていますね。
 それもこれも、まぁ、それほど珍しくもないタチツボスミレたちですが、時には並んで咲いていたりするものですから、一筋縄ではいきません。各地のタチツボスミレを集めて栽培されている方がいらっしゃるそうです。少し気持ちが分かりますね。栽培は余り得意ではないので、こうして多彩な変異を写真として記録しているという訳です。数が多くて、つい手を抜いた扱いをしがちですが、よく観察すると、別の楽しみ方もありそうですね。


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タチツボスミレ

 番外編のつもリはないのですが、かなり風変わりな姿のタチツボスミレたちです。1枚目は花弁が6枚ありますね。1枚目と3枚目は愛知県最後の最後、薄暗くなっても「まだまだぁ!」と探していたら目につきました。2枚目は宮城県最後の最後、やはり、もう感度を上げないと撮影が難しくなる直前に踏みとどまって、もう一度山に入った時に見つけました。
 さて、3枚目ですが、これはミドリタチツボスミレのようです。他にも中途半端な花が幾つかあって、緑色と淡紫色が入り混じった独特の花がありました。三脚をしまった後で手持ちで撮影しましたら、まともに写ったのは、この1枚だけだったというお粗末な話です。変わり者を珍重する趣意はないのですが、これも変異幅の一例として、記憶に刻もうと思っています。


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ツヤスミレ

 今年の確認目標の一つにタチツボスミレの海岸性品種であるツヤスミレがありました。自生地として知られる愛知県の沿岸部まで出かけた話は既に掲載させていただいたのですが、では、これは?ご覧の通り、相当にツヤがあります。結論として、一応、ツヤスミレと分類しておくことにしました。
 ここは静岡県の沿岸部から約1Kmの山地で海がよく見えます。海岸性のすみれたちが、葉表面のクチクラ層を発達させて厚くなり光沢が出るのは、潮風から保護するためと言われます。すると、最低限、潮風が到達する位置でないと理屈が合わなくなりますね。ここは確かに強い海風が寄せれば潮がやっと届きそうな場所でしたが、細胞の性質を変えた方が有利になる程の影響があるのかは微妙。この土地の風土を余り承知していない身には判然としません。石川県で観察したツヤスミレも、海岸線から500m程度の山の中でした。潮風を第一条件として、他にも何か影響を与える要素があるのではないかと感じています。


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タチツボスミレ

 駆け足で通り過ぎた春・・・、などと申しましても、まだまだすみれを追いかけるつもりです(笑)。それでも、ここまでの追っかけで取り上げ漏らしたすみれたちがあり、まとめて紹介したいと思います。しばらく、タチツボスミレのお話が続きます。
 とても端正な顔立ちですね。花弁がちょっと横長で中心部分が白く、距がぽてっと大きめなので、一見、ニオイタチツボスミレに見えます。でも、しっかり観察した結果、少し写り込んでいますが、葉の特徴などからタチツボスミレだと思っています。ここは富士山の裾野ですが、ここに戻ってくるまで、とても多くのニオイタチツボスミレに出逢いました。その意味では、この時、目が肥えた、もしくは慣れていたと思います。多くの種に対して、こんな感じで慣れた目を養いたいものです。


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