忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 08 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
[2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12]
ウスアカネスミレ
 ウスアカネスミレという品種が図鑑に記載されていることは承知していましたが、花弁の色合いが淡いという程度で、敢えて「品種」に区分することについて、微妙な疑問を抱いていました。改めて調べてみて、やはり、同様の意見が極めて多いようです。
ウスアカネスミレ
 でも、この混在地を実際に観察してしまうと「かなり違うなぁ!」、「なぜ、連続的に変化しないの?」と驚かされてしまいます。花や葉を含めて植物体全体の大きさも違っていますが、どちらも外見的にはアカネスミレですね。
ウスアカネスミレ
 青森でタチツボスミレとサクラタチツボスミレが並んで咲いていた時の驚きを思い出しました。またしても、大きな違いではないという認識自体が『思い込み』だったと思い知らされることになりました。自分の目で見ること、これが大事ですね。

 サクラタチツボスミレ同様、サイトにウスアカネスミレ単独のページを追加することしました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
PR
サクラスミレ
 このサクラスミレもアケボノスミレと同様、花弁が大きくて、デジカメ泣かせの微妙な色合いを持っています。この大きさと立派な顔ひげが遠因なのか、桜という名前を反して、男性的な表情を持っている印象ですよね。まぁ、一般には「すみれの女王」と評されていますが!
サクラスミレ
 蛇足になりますが、サクラスミレに似ている印象を生み出す理由について、もう一歩踏み込みますと、花冠の開き方、それから、花弁先端の凹み方がありそうです。花弁の先端は丸かったり、尖っていたりして、その花の印象を作ります。ここが凹むすみれは決して多くありません。この桜の花弁との形状的な相似がサクラスミレの命名の所以だとする説があり、なんとなく納得しちゃっています(笑)。
サクラスミレ
 個体数は少なくて、ポツンと点在して孤高感を醸し出していました。別の地で一面に群生する姿を見てはいますが、極めて稀ですね。

 ニュースでウクライナの話題が減りました。役立たずの国連を再構築できないものでしょうか。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
コミヤマスミレ
 晴れの日を待って、久しぶりに単車で千葉から日帰り圏358Km走り廻りました(笑)。この圏内、多くのすみれは終わっている季節です。目的は北関東のコミヤマスミレ1択でした。なんとなく予想はしていたのですが、到着して5分で見つかりました。
コミヤマスミレ
 一方、これだけの個体数を広域で観察できるとは全く予想していませんでした。訪ねて良かったです。比較的小ぶりな個体ばかりが、多くは苔に守られているような状態でいっぱい咲いています。環境としては、主に杉などの林下ですが、さほど暗いという訳ではありません。一定の土壌湿度があれば生育するという一つの例でしょうね。とにかくポイントは水分です。
コミヤマスミレ
 関東では高尾山のコミヤマスミレが有名で、その自生環境イメージが強いのですが、暗所を選んで咲くということでもないのですね。

 実は、帰路でもう一ヶ所を訪ねて、来年以降の準備をしたかったのですが、時間が足りませんでした。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ヴィオラ・オドラータ 'スルフレア'

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編もパート11になりました。今回は、ニオイスミレと呼ばれ、人気の外国種ヴィオラ・オドラータから、その数多い栽培品種の一つ 'Sulphurea(Sulfurea、スルフレア)'で良さそうだと思います。
 国際規約で園芸品種名を示す後半部分は、学名のようにラテン語に限定されません。どうやら、'Sulphurea' はスペイン語やフランス語にもある言葉です。意味は、原子記号 S(元素番号16)の「硫黄」、つまり、花びらの色が硫黄色、これが命名の由来ですね。ただ、栽培の歴史が長くて栽培品種が多いため、 'crépuscule'のように似た色合いの系統も多く見られます。個体差も出やすいのではないでしょうか。
 頼りの "Violets: The History & Cultivation of Scented Violets(Roy E. Coombs)"では、芳しくも黄色くもないと語られています。^^

 かっこいい名称 'Irish Elegance' は 'Sulphurea' の別名もしくは愛称なのでしょうか?この辺が確認できません。  ところで、戦争が始まっちゃったのですか・・・!えー、どちらに大義があるのかは別として、時代感覚が変ですよね。絶対!


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
アマミスミレ

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編パート10。また、種を示す記録が見当たりませんが、どう見てもアマミスミレですよね。
 「渓流の妖精」と呼ばれるとの情報を目にしつつ、実際には栽培品を見るだけの存在です。自生地を見る、これが基本なのですが、いやぁ、ちょっと怖くて足が向きません。妖精的な存在だと勝手に思っているシレトコスミレも同様ですが、しっかり怖い守護神が守っています。絶滅危惧種には簡単に近づけない環境があって然るべしと思いながら、「どこでもドア」が欲しいと切に望む自分もいますね。^^
 現状、詳細を把握していませんが、事実上、自生地は一カ所に減ってしまったとの情報がありました(南海日日新聞)。別の情報では、沖縄本島のやんばるの森の中にも、稀にしか開花しない群落があるとのこと。事故と環境保全の両面について検討しつつ、悩みながらの話ですが、(細心の注意を払う前提で)自生地観察をしてみたいところです。

 * 人生初の入院を経験した頃、「シレトコスミレを見に行こう」と誘われ、泣く泣く辞退したことがありました。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シマジリスミレ

 今年も、すみれたちの花期が早い沖縄に行くことは諦めざるを得ない、困った悲しい状況です。いろいろな事情で沖縄に出かけられなかった期間にも、観察したい視点がいっぱい増えてしまいました(笑)。
 過去、シマジリスミレの自生地には2回訪問できました。詳しい説明は避けますが、独特な雰囲気を持つ場所です。日陰になりやすいこともあり、白い花をうまく撮影できず、それだけでも再訪動機になります。同時期にオキナワスミレの自生地も訪ね、両者がとても似ていることを再認識したものです。その10年程後のことですが、別分類群とされていた両者が、実は同一群と位置づけられました。

 シマジリスミレとオキナワスミレについて「しばらく育てていると違いが分からなくなる」と語っていた方は、栽培と鉢作りの達人でした。オリヅルスミレ等の苗を送っていただき、展示会の情報を提供いただいたことも忘れられません。
 * 同じ研究過程で、ナガハシスミレの日本産と北米産は「他人のそら似」と判明したのは10年程前のことです。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
オオタチツボスミレ(白花変種)

 この白い花はオオタチツボスミレ(白花変種)です。もう20年間の長きにわたって、我が家の棚で遺伝子を維持してくれています。でも、「大」が付くタチツボスミレにしては小さくないでしょうか。
 花も小さいのですが、それだけではなく、既に果実が炸裂する時期になっても、鉢にすんなり収まっています。夏場に向かって、もう少し大きくなりますが、昔は、もっと大きくなったように記憶しています。

オオタチツボスミレ(白花変種)

 鉢などの容器は育ち具合に応じて取り替えますが、最近は大きなプランターで芽を出しても、それほど大きく育たないですね。すると、容器の容量に制約されているために大きく育たないという訳ではないのでしょう。
 生育環境の変化に対して生理的に順応することを、馴れるから「馴化(acclimation)」と言うそうで、日本光合成学会は「馴化には新規の遺伝子発現を伴うことがわかっている」と説明しています。へぇ、そうなんですか(驚き!)。

オオタチツボスミレ(白花変種)

 * すみれたちの開花は、前半の猛ダッシュに比べて、後半はゆっくりだったそうです。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
キスミレ

 あれ、これは!!勿論、ご覧の通り、キスミレに違いないのですが、実は、昨日、撮影したものです。開花が早すぎるような…、如何でしょうか。
 九重付近を除けば希少種に該当しますから、具体的な撮影地が分からないように写真選択を工夫していますが、分かる方には分かってしまいますよね。

キスミレ

 当初予定では、「まだ早いだろう」という思いから、この自生地付近まで足を延ばす予定はありませんでした。一方、散策を予定していた自生地へ「冬季閉鎖」で踏み込むことができなかったのです。
 意図しなかった「偶発的な」もしくは「不思議な」状況が導いた邂逅(出逢い)でしたが、その場に導かれた者にしてみれば、とても嬉しいドラマになりました。^^

キスミレ

 予定より遠くまで来てしまったので、余り深追いをせず、帰路に就こうと考えつつ、お話はもう少し続きます。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
キスミレ

 関東でキスミレに出逢うとすれば富士山周辺です。実は、今回までの徒然草2021は、そんなエリアで撮影できたすみれたちでした。その中でもキスミレは特別感があり、印象的な存在だと感じていました。
 実は、大分に飛んでやまなみハイウェイを阿蘇に向かってドライブすれば、どなたでも異次元の大群落を目の当たりにできるのですが、あれは別モノでしょうね(笑)。

キスミレ

 富士山周辺で写真のような密度で自生する自生地は、極く限定的です。一部の山道で、ポツンポツンと咲いている姿が見られるのであって、やっと見つけた!と特別感を醸し出すのかも知れません。
 それも、すみれ好きたちの話です。一般の方には、春先に多い黄色い山野草の一部に過ぎず、見過ごされていることも少なくない様子でした。

キスミレ

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
イブキスミレ

 『すみれ天国』ロードにはイブキスミレも咲いています。ふわふわの土壌を押し上げて、蕾を伴った柔らかい葉がまるまった状態で地上に顔を現わした、その時節に訪ねることができたのは幸いというものですよね。
 これまで4県で自生観察できたのですが、予め、情報があって探したケースは2県のみで、残り2県4箇所では「うわっ、咲いてる!」と嬉しい驚きを経験しました。まぁ、事前調査が不十分だという意味ですね(笑)。

イブキスミレ

 今にして思えば、イブキスミレとタチツボスミレとを混同するなんて全く考えられないのですが、実際に観察できる前は混同している自分に気が付きませんでした。テリハタチツボスミレのケースも同様だったことを覚えています。
 如何に写真を真剣に見て特徴を頭に入れたとしても、実際に観察することとは違うということですね。

イブキスミレ

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]