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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 昨年、ど~んと紹介したかったのに、ついつい、おとなしく紹介してしまった関西のシハイスミレです。今回は思い切りノートリミングで、ど~んといきますね(笑)。記録では焦点距離50mmだそうで、6000 x 4000pixel を 600 x 400pixel に縮小しただけです。
 ちょうど良い具合に咲いた三つ子のような花が、心なしか優雅に咲いていました。初めて訪れた自生地をぐるぐると走り回って、やっと辿り着いた山道です。新幹線とレンタカーでやって来て、ほぼ「勘」を便りに夕方まで掛かって見つけ出したという流れでした。
シハイスミレ(葉黒型)
 多かったのは葉黒型ですが、艶々した金属的な光沢を持つ葉があった隣には、緑色の葉があり、中間色もありでした。また、マキノスミレのように立ち上がる半ば狭葉型まであり、興味が尽きません。別の機会に京都あたりまで足を伸ばしてみたいと思っています。

 できるだけ広域を旅してきましたが、たまたま、福島、岡山、香川などの手薄な地域が生じています。がんばろうっと。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に!


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 例年、花の少ない時期には、昔の写真ストックや展示会で撮影させていただいたすみれたちの様子などを振り返っています。
ミドリタチツボスミレ
 昨春の展示会にミドリタチツボスミレが出品されていました。山野で稀に見かける珍品の部類かも知れません。展示会への出展自体、極めて珍しいと認識しています。葉化はウィルスによる奇形、受取り方によっては病気として、概して良い印象を与えなかったのでしょう。
 植物病原細菌ファイトプラズマの研究が重ねられていましたが、花形成タンパク質に影響を及ぼして、花形成プロセスを阻害してしまう原因遺伝子ファイロジェンが発見されています。でも、興味深いことに、この発見は「緑色の花」という付加価値を与える技術、新たな園芸品種を開発できる要素と捉えられています。ポインセチアの草丈を抑える技術も同様で、どうも「奇」とか「病」という言葉は紙一重ですね。

 根などの器官から吸収されるホルモンも様々は影響を与えます。キッカケが何か?という問題でしょうか。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 今年は、それなりに出かけることができて本当に良かったと思っています。2年、我慢しましたからねぇ(笑)。状況が許せば・・・、ですが、来シーズンはもっと出掛けたいと思っています。プランは数多くありますが、どれだけ実現できるでしょうか。
コミヤマスミレ
 まだまだ見たいすみれ、出掛けたい場所があります。このコミヤマスミレが咲く場所にも、やっと出掛けることができました。四国や九州でコミヤマスミレを観察して、それまでに持っていたイメージが吹き飛んでしまったのがキッカケです。必ずしも、暗所を選んで咲く訳ではないことを、もっと自生地観察を重ねることによって確認しようと考えていました。
 単車で高速を走って辿り着き、白い花が開けた苔の絨毯に守られるように咲く姿を見た時は、もう嬉しくなってしまいました。

 時流に乗り遅れ・・・ですが、やっと「トップガン マーヴェリック」を観に行く予定です(映画館では35年ぶり!)。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シロスミレ
 トヨコロスミレを求めて北海道へ出掛けた話はアップ済ですが、母種であるシロスミレの方をないがしろにしてしまいましたね。自生地は、ご覧の通り、ハマナスやスズランなどがゴチャゴチャと見られる原生花園で、ポツンポツンと散乱するように咲いています。
シロスミレ
 観察した限りの話ですが、母種であるシロスミレと白化変種であるトヨコロスミレは、おもしろいことに混在していて、数的にはほぼ半々というイメージでした。それにしても、白菫の白化変種って、それは「有り」なのでしょうが、奇抜奇妙な印象もありますよね。
シロスミレ
 例えば、花の大きさが違うとか、葉が長めだとか、どこかに微妙な違いがあるのではないかという期待に反して、青紫系の色素がないという遺伝的ポイント以外の違いは見い出せませんでした。花粉交換があっても、どちらかの形質が二択で発現するのでしょうか。

 弟だけを紹介して、兄を忘れていたような感じですね。まぁ、遠目には似たようなものですが。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ミヤマスミレ
 余り高い山で出かけていなかったのでしょうね。ミヤマスミレに出逢ったのは久しぶりです。正確には、フイリミヤマスミレの葉を北海道でたくさん見ました。ただ、残念なことに、開花株を見つけ出すことはできなかったのです。
ミヤマスミレ
 実は北海道でも、ここ長野でも共通することがありました。葉っぱがギュッと詰まったように密集している場所があり、そのような環境ではほとんど開花株を見ることができないのです。
ミヤマスミレ
 既に開花した後、もしくは、これから開花するという可能性もあります。株元をこまめに確認して、花芽や花が咲いた痕跡を探しましたが、結局、見つかりませんでした。今年は咲きそうにありません。では、いつなら咲くのでしょうか!?

 屋根と壁を修繕することになり、足場設置のために栽培棚を整理・調整中(暑い)。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 軽い登りだった山道が少し下りに変わった先に、ぽっかり開けた湿原が見えていました。あ、きっと、あそこにが生えているのではないかと期待が高まります。尾瀬を彷彿とさせる木道の先で、やはり、先達メンバーがカメラを構えていました。
オオバタチツボスミレ
 まだ、咲き始めたばかりと思われるオオバタチツボスミレの新鮮な花たちが目に入りました。おもしろいことに、花弁の色合いに少し濃淡があります。時間経過で色褪せたという雰囲気ではなさそうに感じましたが、まぁ、これは分かりませんね。
 葉が地面を覆う面積に比べて、花の数はまだ少なくて、彼らのシーズンはこれからのようです。久しぶりの再開でした。

 少し先の分岐で引き返します。時間に余裕がありそうなので動画も撮影できました。

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ウスバスミレ
 信州の高山で出逢ったチシマウスバスミレを先に紹介しましたが、実はウスバスミレの方が遭遇数が多くて、しっかり観察できました。
ウスバスミレ
 この2種はよく似ているので注意深く見る必要があると言われます。でも、同じ環境、近い場所で見かけることは稀で、更にウスバスミレは適度に自己主張するので(笑)、分かりやすいように感じています。
ウスバスミレ
 ウスバスミレは、湿った針葉樹林下で、苔に覆われて樹木の根が露出していたりする独特な環境で見かけます。一方、高層湿原など、平坦でニョイスミレや高山植物と混在するチシマウスバスミレとは生育環境が大きく違います。まぁ、仮に近くに混在していたとしても、葉の様子が異なることに気づくのではないでしょうか。まぁ、初めての自生地だったら怪しいところかも知れませんね。

 今回も、ニョイスミレ群落に混じっていたチシマウスバスミレを、現地では認識できませんでした。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 一人で散策する場合が多いのですが、小規模集団で動くと楽しいですね。更に、目の数が増えるメリットはとても大きいものがあります。
 写真の中央ですが、チシマウスバスミレだと、今は思っています。参考ですが、向かって左側はミヤマツボスミレ(広義でニョイスミレ)、右側も、花冠の雰囲気が中間的に見えますが、ニョイスミレでした。この一角は、このような混生地だったのです。
チシマウスバスミレ
 実は、中間的も何も、チシマウスバスミレは無茎種、ニョイスミレは有茎種ですから、それなりに違いが分かると思っていたのですが、数が多いニョイスミレが咲いている現場では「ちょっと変なニョイスミレ!」ぐらいにしか感じないものだと痛感しました。
 今回、チシマウスバスミレとオオバタチツボスミレを念頭に置いていましたが、近年、チシマウスバスミレは見当たらないとの情報があり、気合いが入っていなかったのかも知れませんね。まぁ、「ちょっと変なニョイスミレ!」を撮影していて良かったです。

 画像を拡大表示して、葉の縁や裏面に微毛が生えていることなどを確認しています。

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アポイタチツボスミレ
 いつか観察に行こうと思って四半世紀!23年前には、季節外れと知りつつ、近くまで足を伸ばしてみたアポイ岳に、やっと到達しました。残念ながら、当日は一日中「霧」で景観は望めませんでしたが、アポイタチツボスミレがたくさん咲いていました。
アポイタチツボスミレ
 情報としては知っていたのですが、実際に岩の隙間や礫石の間から生えている姿を目の当たりにしました。プレートの衝突で日高山脈が盛り上がる際に、最下層部のマントルが隆起したというアポイ岳の不思議な生い立ちを考えながら歩いていたのです。
アポイタチツボスミレ
 この山には、元々、マントルが冷えた幌満かんらん岩しかなくて、そこから生まれた土壌には、植物の生育を阻害する成分が多いそうです。地質も気象も厳しい、この地で生きる植物たちの生き様、咲く花たちの姿は、もう健気としか言いようがありません。

 五合目の少し上で登山道をエゾシカが横切りました。暮らしやすい環境ではないだろうなぁ。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
トヨコロスミレ
 いつか観察に行きたいと思いながら、なかなか出かけられずにいたのですが、やっと(気合いで)出かけました。自生地については大雑把にサロマ湖畔や野付半島をイメージして、後は、出あたりばったりだったのです(笑)。
トヨコロスミレ
 到着して、本当にここなのかなぁ?どうやって探したら…と、半分途方にくれましたが、ここからは「いつもの勘」頼りで頑張るワケです。
トヨコロスミレ
 結果的にトヨコロスミレは母種となるシロスミレと混在していたのですが、先に出てきたのはトヨコロスミレの方でした。二日目にかけて、二か所の自生地を探索した結果ですが、数量的にはほぼ半々という意外な印象です。タチツボスミレとシロバナタチツボスミレが混在していることはありますが、半々ということはないですよね。因みに、ひょろ長い花茎が20cmに及ぶ個体もあり、興味深い品種です。

 初日、車で寝泊まりしながら、周遊して撮影に励む男性と知り合い、地元千葉の方だと判明。おもしろいものですね。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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