趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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雪国に桜前線が訪れる頃、幹線道路から少しだけはずれた山道で、オオバキスミレに包まれているような一角に遭遇するがあります。どこもよく似た雰囲気を醸し出していますね。
通りがかりのエトランゼにとっては「ふんわりした暖かみ溢れる世界」に見えますが、地元の方にとっては「ありふれた春の景色」、そんな風景ですね。当然ながら、ほとんどの通行人が桜を見上げている訳ですが、すみれ好きの目線は下方ばかり向いていて、少し変かも知れません。
でも、地元の方も黄色いすみれを不思議だとも思わず、どこにでもある桜を愛でている訳ですから、それはそれで変かも知れないと・・・。
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今年も方々歩きまわりましたが、やはり、ジャングルへカヌーで分け入ったのはドキドキものでした。到着した場所で目にしたのは、多くの小さな葉を持つヤエヤマスミレの白い花でした。
落差のある滝が空中に霧状の水分を提供して、一面が常に湿っている生育場所です。写真は比較的に素直な場所を選んだ株で、垂直な岩肌にへばり付いている株が多いことには驚きました。それから、岩の上面の養分も水分も限定的な苔に根を下ろしているもの等ばかりです。
こんなジャングルの奥地なら、確かに直接の競争相手は少ないかも知れませんが、温帯の植物が敢えて選ばなくても良さそうな場所ですね。
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すみれタイプの果実を朔果というのですが、なかなか変化に富んでいます。これはヒナスミレの朔果ですが、茎元に丸まったまま膨らんでいますね。実は、この後、一応、立ち上がって裂開するのです。なにかメリットがあるのでしょうか?
どこかで見たことがあるなぁと思っていたのですが、どうやら北米原産のソロリアの仲間が同じような展開を見せてくれます。一方、欧州のオドラータの場合は典型的な蟻散布植物らしくて、この時期までは少し似ているのですが、最終的に炸裂して種子を飛ばすという行為を完全に放棄しています。
島倉さんか、小泉さん風に表現すれば、人生いろいろ、すみれの果実もいろいろでしょうか。
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実質、「高原に行った時に出逢ったすみれたち」の(2)です。
高原のすみれの花期は、どうしても遅くなりますね。出掛ける時は、他のすみれたちの花後の姿を見ることができるという特典付きです(笑)。花が優雅な一方で、花期に葉が展開しきらないアケボノスミレですが、葉が完全に展開したら、何者か分からなかったりしませんか。実はわからなかたんです。(ToT)
朔果は細長いながら標準サイズですが、比較上、葉はかなり大きいことが分かりますね。仲間のナガバノスミレサイシンも同様ですが、面影はあるようです。
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「高原のすみれたち」には、まだ続編があるのですが、時間が掛かりすぎています。少し急ぎましょう(笑)。
草丈の高いすみれが続いていますが、このガッシリしたすみれはエゾノタチツボスミレです。太い茎、大きな葉、可憐さを「売り」にするすみれらしくありませんね。この大柄な姿は土から芽を出した直後からのもので、草丈が5cm程度でもエゾノタチツボスミレだと分かります。
花の色は、ほぼ白花と呼ぶことができるものと淡い青紫色がありますが、この自生地では双方が混在していました。個性的で、実は好きなすみれの一つです。
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説明が前後しますが、「高原のすみれたち」と題しているのは、6月に長野県を訪ねた際のすみれたちです。で、こちらがオリジナルのサクラスミレですね。花の色が濃い方がサクラスミレらしさが伝わってくるような気がしませんか。
この個体は上弁が少し巻いている点を除けば、概ね、よく見られるタイプです。5枚の花弁が平面的に配置されていて、顎がしゃくれているかのような傾きで咲きます。それから、側弁にびっしりと白い微毛が見られるのも特徴です。ところで、命名の由来でもある花弁の先端が少し凹む方の特徴ですが、そうではない花弁も見受けられますから、絶対的な特徴とは思わないで下さいね。
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この季節、標高の高い場所で見られるすみれの2番手はシロスミレです。誤解されやすいそうですが、これは独立した白い花を咲かせる種であって、決して白いスミレ(Viola mandshurica)ではありません。でも、外見的にはよく似ていて、葉には翼まであります。
日溜まりが好きなのでしょうね。日照が真上から当たるような高地の草原等を住処にしています。白い花、軽い緑色の葉という明るい性格ですね。資料によりますと、北海道の原野にも自生しているそうですが、中部地方では、最低でも標高1、000m以上に生育する高原に咲くすみれの代表格です。
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そろそろ平地のすみれは限界ですが、標高の高い場所では、まだまだ花の季節。ここは標高約1、700mの深山で、たくさん咲いているのは、その名もミヤマスミレというオチです。
時折、花付きが悪くて葉ばかりといういケースもあるのですが、ここにはたくさん咲いていました。濃い緑色の薄い葉に、明るい紅紫色の花が映えますね。もう少し標高の高い高層湿原等でも見られます。まだまだ、今から咲くすみれの一つです。
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昼過ぎの気温が27℃、完全な夏日が続き、地域によっては真夏日の声も聞こえるようになりました。庭のすみれたちは花期の遅いニョイスミレも終わりかけています。ところが、独り気を吐いているのがシロバナリュウキュウコスミレです。開花適温の違いなのでしょうね。
今年の2月に自生地を見てきたのですが、このすみれたちは、どうやら、その自生地の子孫たちです。数株が同じように次々と花茎を上げています。沖縄本島の2月後半と千葉北西部の5月後半は似たような気候なのでしょうか。
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一泊ですみれ探しに行っていました。その話は後日としまして、さて八番バッターは、地域によっては余り見掛けないと聞くマルバスミレです。名前の通り、葉が丸いと言えば丸いかも知れませんが、取り立てて和名になる程の強いイメージはありませんよね。
花弁が白くて、多くの場合は丸いようです。でも、地域差があって全体イメージで覚えるしかないかも知れません。微妙な変異もあって、例えば、この花は花弁の裏側が紅色を帯びていますね。花弁がフリル風に波打つ例も多く見掛けます。困ったことに、花弁が少しだけ細くなるとイメージがかなり変わってしまいますので、余りパーツ単位で覚えない方が良いかも知れません。
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