ナガバノタチツボスミレだそうです。少し個性的な姿をしているようですね。まぁ、ナガバノタチツボスミレも意外に変異があって、比較的良く見かける交雑種であるにもかかわらず、時々、悩ましく感じることがあります。花だけで判断しろと言われたら、泣いてしまうかも知れませんね(笑)。実際、葉や全体のイメージに特徴が出る特性を持っている種であることは事実でしょう。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
実は、もう「昔」と表現して良さそうな時期に、リコー製RDC-7というコンデジで撮影したゲンジスミレです。結構、良く撮れていますね。花が醸し出す柔らかな色合いもしっかり記録されていて、改めて驚いています(笑)。 |
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とても古い写真を持ち出してきました。すみれ観察を目的として初めて新潟を訪れた際、フィルムカメラで撮影したものです。一応、アナマスミレとしていますが、自生地は少し内陸で砂浜ではありません。葉に厚みがあって内側に湾曲しているのですが、独特のよじれは見られません。母種との境界線上に位置しているのでしょうね。その後、この自生地には何度か訪れて、この個体群が変わらず愛くるしく咲いている様子に出逢うことができました。お気に入りの一つです。 |
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やはり、暗くなりかけた頃に出逢ったアケボノスミレです。それでも艶やかなイメージは変わりません。昔はポツンポツンと単品で花を咲かせる性質だと思っていました。どうした訳か、最近は束になって花を咲かせている姿をよく見かけます。どちらが、このすみれらしいのでしょうか。 |
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キスミレとの出逢いには数々の物語ができました。黄色いすみれと言えばパンジーしか見たことがなかった頃、写真で見たキスミレの姿に憧れて幾度か遠征をしたのですが、結局、見つかりませんでした。その後、感動の初対面(笑)。そして、遠く九州を走って、野焼きをした黒い山々一面に咲く黄色い絨毯を目前にした時には言葉を失ってしまいました。その景色を見せたくて、田舎の家族を連れて走り回った旅も充実したものでした。もっともっと続けたいものですね。 |
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少し前のことですが、京都府北部海岸域の野生動植物に関する研究報告会で、京都府立大学の平井正志氏による『海浜植物イソスミレの起源と伝搬』という報告があったそうです。この中で、オオタチツボスミレとの関連について「~類縁が薄く、イソスミレとは別に進化したものと推定された」と報告されました。 |
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諏訪の岩波教諭による『ケイリュウタチツボスミレの起源と集団間分化に関する研究』という報告は比較的に分かりやすい内容で、インターネットで容易に視読できます。タチツボスミレが、どんな理由と方法で渓流沿い植物に変化していったのかが推察できる内容ですね。複数の起源、系統樹ルート(根)がある点もおもしろい!日本各地で並列的に進化したということでしょうか。各地の自生状況と、それぞれの性質を比較調査してみたくなりませんか。 |
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スミレサイシンにも立派な果実ができていました。赤茶褐色で飯店があり、とても大きいものです。果実の長さは20mm、幅は10mmに至らんとするサイズです。幾つかできた果実は花茎が丸まって下を向き、地面に密着していました。でも、さく(草冠に朔)果の特徴である「炸裂」が起こる時期には再び立ち上がるのです。最終的には、普通に上を向いて心皮(果皮)が裂開すると、内側には淡い象牙色の大きい種子が詰まっていました。 |
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ニシキスミレ(都吹雪)に立派な果実がたくさんできました。その模様は、ご覧の通り。葉だけでなく、萼や果実も都吹雪なのですね(笑)。ただ、迂闊だったと思うことがあります。花が咲いている頃には、花にばかり目が行って、萼の模様まできちんと観察できていなかったということですね。観察する目を鍛えないといけないのだと痛感します。因みに、果皮の内側にある種子は普通の茶褐色でした。 |
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今年、注目しているのは、緑色の葉に戻ってしまったフイリハグロスミレです。まぁ、ヒカゲスミレと説明した方が早そうですね。比較的に大きくてしっかりした果実です。途中でポッキリと折れている花茎も見られる通り、既に種子を収穫していますので、来春、種子を蒔こうと思っています。春の葉が緑から焦茶色、黒褐色と変化して、また緑色に戻る過程を観察できる可能性がありますね。 |
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