忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 02 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
[1] [2] [3] [4] [5] [6]
オオバタチツボスミレ

今年もよろしくお願いします!


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

PR
 今回の北の旅は、空模様に翻弄されてしまいました。週間天気予報では、概ね、曇天とのことだったのですが、この日、山を登れば登るほど、空は晴れて、目的地に近づくと、ほぼピーカンでした。さて、この白っぽい花が咲いている大きな塊は何モノでしょう。
オオタチツボスミレ
 実は、オオタチツボスミレです。艶々した黄緑色の葉が目立ちますが、よく見ると、マイヅルソウと渾然一体となっています。葉の色合いがほぼ同じであることが、少し不思議ですね。オオタチツボスミレの方が、濃い緑色である場合が多いように思いますが、葉表面の光沢も含めて似ています。オオタチツボスミレの葉は内巻きで葉脈が凹んでおり、マイヅルソウは真逆なので、なんとか判別できますね。

ちょっと、葉が黄色っぽい印象ですが、実際、このエリアでは、こんな色合いに見えました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

 渋い色合いを持つ緑色の葉に白い斑が入って、気品が感じられる印象のフイリフモトスミレです。このすみれについては、花の方がおまけになっていますね。実際、花は小さく細めで、余り目立った存在ではありませんでした。
フイリフモトスミレ
 どこかで見たような記憶があると思っていたのですが、やっと、情報が脳内で繋がった結果、それは西和賀で観察したフイリミヤマスミレの記憶でした。今、思い出しても感激が蘇ってしまいます。すみれの可憐さって、対象は花ばかりではないのです。さて、タイミングの問題だと思いますが、いろいろな角度から撮影できておらず、ちょっと反省しています。遠くの空に雨雲が見えていた頃でした。

不思議なことに、同じ自生地を同じ頃に訪ねてみても、同じような姿を見られるとは限りません。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

サクラスミレ
 時間軸を約半月戻して、取りこぼしたくないすみれたちとの出逢いを「つぶやきの棚」に納めておきたいところです。とんぼ返りをした日の後半、路傍で撮影することができたサクラスミレの群落です。花が大きい上に、まとまって咲いていました。
サクラスミレ
 ここに来るまで、他でも少し見かけたのですが、陽光の具合か、他の要素なのか、この地の個体群が数も多くて、しっかりb咲いていました。図鑑で知る存在だったサクラスミレに、初めて出逢った場所は群馬だったと記憶しています。その後、長野でたっぷり観察でき、最近は山梨が多くなっています。実は、特に花の様子に地域特性があって、山梨産はキリッとした印象があると、個人的に感じています。
サクラスミレ

今回は山梨産のすみれのお話でしたが、今後は、あちこち、順不同で記述することになろうと思います。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

アリアケスミレ
 国境の長いトンネルを抜けると・・・、いや、長い峠を越えると、そこは、まだ春でした。もう少し、福島を歩いてみる予定だったのですが、予備案に切り替えです。新潟に突入して、目星を付けた場所は、まるで、昨年の長崎で見つけた高原のようでした。
アリアケスミレ
 緩い傾斜がある野原に、一面に咲いていた白い花はアリアケスミレでした。ところどころに見えている濃い紫色はスミレとヒメスミレです。水分が多いポイントにはニョイスミレも咲いていました。花が終わっているという旅の印象が一変しました。ご想像の通り、すっかり昂揚してしまい、長崎の楽しかった記憶が蘇り、時間を忘れて覗き込んでいました。でも、アリアケスミレは高原のすみれでしたっけ?
アリアケスミレ

奥の少し暗い林には、オオタチツボスミレと、花が終わったスミレサイシンが棲み分けていました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

マキノスミレ
 詳しい場所を説明する立場にありませんが、未だ、山開き前だった尾瀬まで、そう遠くありません。期待をしていたマキノスミレでしたが、余りにも凄い急登の連続にも関わらず、やはり、全コースの七割を経過するまで、花を観察できませんでした。
マキノスミレ
 この山の神さまがかわいそうに思ったのか、鎖場のような下り坂(正確にはナイロン紐)に、いい加減ヘロヘロになっていたタイミングで、数株だけながら、花が目に入りました。まぁ、これをシハイスミレと語る方は少数派だろうと思わせる姿ですが、実は、広葉型に見える株も、稀には混じっていたのです。コンピラ然とした主脈に沿う白い斑が多いようでした。来るのが遅かったということです。
マキノスミレ
マキノスミレ

急な坂を覚悟していたとは言え、馬の背どころか、平坦な場所がほぼありません。何度も転げ落ちそうになりました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

 前方に、白い花が目に留まりました。これはナンだろう?と訝っていると、『エゾノタチツボスミレですね』と声が掛かります。なるほど、言われてみれば、その通りです。一般に草丈があるすみれです。この位置で花を咲かせているイメージがありませんでした。
シロバナエゾノタチツボスミレ
 少し周辺を眺めてみたのですが、この花しか見つかりません。他に未開花の株がありそうなものですが、どうやら、単体のようです。大きく伸びる前に、花が咲くべきタイミングが到来してしまったのでしょうね。群馬県などで観察できる個体群の場合、花が白っぽいとは言っても、淡い青紫色が染み出ているケースが多いように思っています。これは、紫条はありますが、花冠全体が、ほぼ「白」ですね。

所用もありますので、一日二件更新するのはたいへん!近々、出掛けたくて慌てているのです。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

ミヤマスミレ
 この日、観察した個体数では、ミヤマスミレが一番多かったのではないでしょうか。シコクスミレも、まとまって葉を展開していましたが、葉の数では、ミヤマスミレに譲るところがあると思われました。不定芽で殖えて、盛り上がった小さな土の山を覆い尽くしていました。
ミヤマスミレ
 花についても、多くはなかったのですが、それなりに可愛らしい姿を見せてくれていました。この地の個体群は、形態も色合いもおとなしい印象です。天候が曇りだったこともあって、花も葉も渋めに見えていますね。苔や枯れ葉の層と馴染んでいます。ミヤマスミレは、土壌水分が多い場所に群生する性質ですが、ここは深い森という訳ではありません。霧が出やすい山地なのではないかと想像してみました。
ミヤマスミレ

ミヤマスミレは気難しいのか、一面に花が咲く姿も見かけますが、葉っぱばかりの姿も珍しくありません。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

アケボノスミレ
 予め、お知らせするのですが、出逢った順番に登場している訳ではありません。ウェザーニュースの「1時間ごと」天気予報に従うように、空の半分が黒雲に覆われて、なんとなく、ヤバイ感じを抱きながら、それでも、すみれ探しに余念がない午後でした。
アケボノスミレ
 ここまで花色が淡いと、逆に珍しい印象ですが、これはアケボノスミレのようですね。既に、多くの葉がそれなりに展開していて、まるで、花期の後半のようです。実際、既に炸裂している朔果が横に見えており、これは不思議な構図ですね。一度、花期が終わってから、気まぐれで二度咲きをしたところに、我々が通り掛かったのでしょうか。マイクを向けて、インタヴューをしてみたいところです。
アケボノスミレ
アケボノスミレ

花びらはギリギリ淡い紅紫ですが、ちょっと淡すぎる青紫系の花も見られました。昨年とは異なる印象です。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

アオイスミレ
 これは、花びらが白っぽいのですが、アオイスミレですよね。まさか、GW後半に出逢うとは想定外でした。確かに、標高が約1,400m近くあるのですから、可能性はあったのですが、もう、いろいろ諦めて帰路につこうとしていた夕方のことです。
アオイスミレ
 いったい何を諦めたのか。実は、この自生地にはお昼頃に到着したいと思っていたのです。原則として、GWは出掛けないことにしていた訳ですが、飛び飛びに入ってくるスケジュールと不安定な空模様から、思うように出掛けられないままでいたものですから、ちょっと頑張れば、久しぶりのすみれたちに出逢えるつもりでした。それでも、アオイスミレが咲いていて、少しは慰めになったかも知れません。
アオイスミレ

こんな白っぽいアオイスミレは珍しい方かも知れませんね。花びらの裏面に淡い紫色が見える程度でした。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]