もう長く育てている稔性を持ったハイブリッドです。名無しでは面倒くさいので園芸品種名として「幾夜の夢」と名づけました。これまで何度か紹介してきましたが、南西諸島産のヤエヤマスミレに近い種とスミレの交雑種ではないかと思っています。当時、庭にあったのはイシガキスミレ、それから敢えて挙げれば、スイートフェアリーがありましたね。 |
<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています
<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
普通ならユリや低木を植え付けるような大きくて深いプラ鉢、その縁から、こぼれるように濃い紫色の花をのぞかせているのは『春待草』という名前をもらった交雑種です。なぜ、このような大きな鉢を選ぶのか、答はマウスを動かして2枚目の写真をご覧いただければ分かります。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
赤みを帯びた独特な濃紫色の花を咲かせているのはヴィオラ ガバナー・ヘリックという交雑種です。ニオイスミレ(オドラータ)と表現されることがあるようですが、交雑種を片親だけの名前で呼ぶのであれば、単にガバナー・ヘリックと呼ぶ方が素直かも知れません。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
散歩の歩数を稼ごうと隣町のショッピングセンター辺りまで足を伸ばすことがあります。春は、ついつい園芸コーナーをうろついてみるのですが、3月にはすみれたちのポットも登場します。白い花びらに独特の紫色が滲んでいる花は、スミレと南西諸島の似たすみれたちとの組み合わせによる人工交配種で、栄花園さんから流通しているミスズスミレと命名されたグループの一つ『雪千鳥』です。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
ハイブリッド「キクバノジスミレ・春爛漫」の続編になります。過去にも観察したのですが、果実が膨らんでしまいました。朔果の表面に茶褐色の斑点が滲みでる様子はヒゴスミレに由来するのでしょうか。残念ながら、袋掛けをする前に飛んでしまったようで、種子の様子は分からないままです。 |
<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」、「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
もう5年または6年間程度、棚で栽培しているハイブリッド「キクバノジスミレ・春爛漫」です。記憶では二度株分けをしましたが、それぞれ、なんとか維持しています。ただ、花がしっかり咲く年と、中途半端に咲く年があるようです。昨年、しっかり咲きましたので、今年は・・・まぁ、こんなものです。さて、このハイブリッドはどれだけ生命を維持できるのでしょう。 |
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やはり、雑種は強いのでしょうね。最近の冷え込みに驚いたかのように多くのすみれたちは寡黙な様子で、ぎりぎりの太陽で生産した養分をなんとか地下部に送るのが精いっぱいなのかも知れません。そんな中でも、春に近い姿の花を咲かせているのは「キクバノジスミレ・春爛漫」です。 |
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このすみれは鈴木進氏の作出ですが、資料を解き解しますと幾つかの同系種があるようです。交配後には選別という過程があるのですが、同じ組み合わせでも微妙に違う形質が現れるのは当然でしょう。ハイブリッドとしての寿命は尽きたろうと想像され、ある意味で伝説化しているラインローザ、その4倍体を片親とするこのラインローザ ・ジャイアントピンクが知られていますが、現在流通しているのは、いわゆる復刻版とでも呼ぶべき遺伝子だと思います。 |
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ヒゴスミレとスミレの組み合わせで、園芸店でも良く見掛ける交雑種スズキスミレです。自然交雑種もあるのですが、どちらかと言えば、鈴木吉五郎氏が作出した人工交配種であり、すみれ園芸化の先駆け的存在というイメージが強いと思っています。ヒゴスミレが片親でもキクバという冠が付きませんね。もう一方の親がスミレですが、スミレの系統はほとんどの場合、地名や人名などが付けられるようです。 |
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