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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ムラサキコマノツメ

 今年、栽培棚にはムラサキコマノツメがたくさん咲きました。白い花を咲かせる母種のニョイスミレも生き残っています。
 基本的に生命力が強いのでしょうね。記録から、ムラサキコマノツメは10年ほど前に種子配布を受けた株の子孫たちです。また、ニョイスミレは、なんと20年前に岩手県から持ち帰った種子から育った株の子孫たちです。
 もしかすると、記録外に、他の系統も紛れ込んでいるかも知れませんね。若干、花の色合いだけでなく、葉も形状が異なった個体群に分かれているようです。ゴマ粒ほどの小さな種子は、あちこちの鉢に紛れ込んで勝手に増えて生き残るのです。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ナガバノスミレサイシン

 完全に話が前後してしまいますが、この日のコースで最初に出逢ったすみれが、このナガバノスミレサイシンでした。事前に入口が分かり難いとの情報を得ていたものの、本当にここを進んでいいの?と迷いながら、眼前にナガバボスミレサイシンを目撃して、「よし!ここを行ってみよう」という気持ちになったのでした。
 それにしても、ほんの1m程度の距離で、青紫色の個体と相当に白っぽい個体が同居しているのですから、ナガバノスミレサイシンはおもしろいですね。後者にはシロバナナガバノスミレサイシンという長い名前が付けられています。ただ、区別することが妥当なのか、時折、疑問に思うことがありますね。


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アオイスミレ

 空模様が怪しくなった高尾山。山頂に近い位置でしたので、心持ち急ぎつつ、一気に下っていました。すると、すみれたちが少ないエリアで白っぽい花が見え、ちょっと嬉しくなったものです。遠目にはオトメスミレかなぁと思ったのですが、葉っぱが毛だらけで内巻きですね!こうした配色は余り記憶がなかったのですが、オトメ型のアオイスミレというところでしょうか。^^
 カメラの感度を上げ、折りたたみのリフレクターを拡げて光を待って・・・。結局、それでも足りなくて、手作り簡易ディフューザーを被せた内蔵ストロボを発光させて撮影しました。肉眼で見たイメージには近いのですが、やはり、ちょっと堅いです。


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ナガバノスミレサイシン

 高尾山は古より修験道根本道場であり、真言宗智山派の大本山「高尾山薬王院有喜寺」を核とする霊山です。同時に都心から程近い観光登山のメッカですね。自然豊かで、この山の南側を通る参道を歩いている時にも、幾つかのすみれたちに出逢うことができます。主なところではタチツボスミレとナガバノスミレサイシンでしょうか。
 南側で見られるナガバノスミレサイシンは草丈が低めで、所謂、ずんぐりむっくりとしています。比較対象として北側(裏高尾)に展開する山野草のメッカで見られる個体群は、もう少しスマートで涼しげに咲いている印象ですね。^^


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アオイスミレ

 少し曇天でしたが、出掛けてみました。バイクでの移動はまだ寒いなぁという感じですが、アオイスミレが咲いていましたよ。ここのアオイスミレは花も葉も独特な姿をしています。細かいところでは、柱頭の姿さえも変わっているのです。
 もう長い間、春一番でここに通っていますが、この一画のアオイスミレは極体に増えることも減ることもありません。地形的には谷状になっていて、東側斜面にアオイスミレ、西側斜面にはタチツボスミレが同時に咲き出します。


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マルバスミレ

 お引越しをするすみれ、パイオニア植物に位置づけられるマルバスミレが、昔は近所にも咲いていましたが、宅地開発が進んだ現在は一帯を探しても見当たりません。また、よく出かける隣町の公園で、重機で土砂を運んで積んだような小山があるのですが、そこに多くのマルバスミレが住み着いていました。しかしながら、数年も経つと全く見られなくなったのです。
 突然、崩壊した法面に姿を表したり、いつのまにか消えてしまったり…。彷徨える白いすみれたちというところでしょうか。


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コスミレ

 晴れた休日、思い立って出掛けたのですが、全く不本意な時間帯が続き、やっと、小さなタチツボスミレに出逢うまでに数時間・・・。意を決して、ある有名な公園に行き着いたのですが、最初の1時間は鳥やカタクリを撮っていました(笑)。
 半分諦めかけた頃、3年前のデジャブのように原っぱで白い花を見かけたのです。そこに咲いていたのはアリアケスミレではなく、白っぽいコスミレでした。全体が妙にヨレた雰囲気で、距も白く、コスミレらしさが足りませんね。


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アツバスミレ(二色咲き型)

 真冬でさえ花を咲かせていた路傍のアツバスミレ(二色咲き型)が、早くも多くの花を咲かせていました。
 バイクで近づく時、遠目には歩道のアスファルトと縁石の隙間に、白い花が一直線に並んでいるように見えたのですが、近くに寄ると、ご覧の通りの二色咲きです。紫色が滲む側弁と唇弁は少しだけ長くて、前に出っ張っている感じですね。
 園芸種が路傍に定着していったのでしょうが、いつ頃から、ここに咲いているのでしょうか。小さな町の歴史かな。


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サクラタチツボスミレ(紅芯)

 展示会で撮影したものです。サクラタチツボスミレ(紅芯)と説明されていました。花中心部の濃い紅色がとても目立っています。自然の中でサクラタチツボスミレはボチボチ見かけますが、このようなタイプは稀有ではないかと思いましたね。
 逆に展示会では時々見かけますので、園芸品種的に流通しているのかも知れません。タチツボスミレは一般に育てやすい性質ですから、近くのホームセンターなどで見かけることがあれば、育てて継続観察してみたいところです。


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リュウキュウコスミレ

 ここは沖縄本島のド真ん中辺り。垂れ下がる大きな葉っぱの間から見えているのはリュウキュウコスミレです。ここで「普通のすみれ」に該当するのは、間違いなく、この種でしょう。他地域なら個体数が多いタチツボスミレ(ツヤスミレ)は、ついに見つけられませんでした。コスミレという名前ながら、実はノジスミレの地域変種!ややこしい話ですね。
 自生地で実際に観察して感じたのは、ちっとも小さくないということです(笑)。どうして、このような名前を与えられたのでしょう。沖縄には、もっと小さなすみれたちが健気に花を咲かせるというのに、なんとも不思議な話です。


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