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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 今年、久しぶりに北海道を旅した話題の番外編です。北海道は広い!あっちもこっちもと欲張る訳にはいきません。今回はトヨコロスミレをメインターゲットに十勝方面へ出掛け、せっかく襟裳岬近くまで行くのならと、四半世紀前から登りたかったアポイ岳に足を延ばしました。
フイリミヤマスミレ
 この山で観察したかったすみれはたった3種。でも、結果として花を観察できたのは1種だけでした。そして、葉だけ観察できたのが、このフイリミヤマスミレだったのです。ただ、目にした葉の数なら、ご覧のような状況があっちにもこっちにもありました。後で調べ直すと、花のピーク時期は少し過ぎていたようでしたが、かといって、ゼロ回答という程の遅れではなく、また、調整できる標高差もあります。
 最後の数十分間は、葉の隙間に果実や開花の痕跡を探してみたのですが、目にしたのは果実がたった一個という状況。不思議でした。

 大雪山行脚も目論んだのですが、自宅の大規模な補修があり、足の爪を痛めたため、今年は諦めました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ナガバノタチツボスミレ
 今年も、幾つか、新型コロナウイルス感染者数の波がありました。その谷、まぁ、これは後で谷だと分かったものですが、感染者数が減った様子を見て、単独で出掛けたケースがほとんどでした。出掛けたかった兵庫県への旅もその一つです。
ナガバノタチツボスミレ
 目的だったすみれたちをなんとか探し出すことができましたが、一方でナガバノタチツボスミレの個体数の濃さを再認識することになったのです。ところが、広島県や四国各県で観察した個体群と、なんだか、雰囲気が違ったのですよね。ちょっと、ピックアップしてみました。
 左が兵庫、右が広島です。勝手なイメージですが、左はタチツボスミレ風で、右はニオイタチツボスミレ風ではないでしょうか。地元の方が持つ印象と、旅人の持つ印象とは違うかも知れません。四国や展示会などで見かけた個体は丸めの花が多かったと記憶しています。

 新型コロナワクチン、4回目を接種!オミクロン株に対応した 2価ワクチンを待っている内に、予約を忘れていました。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 北限のフモトスミレとされる岩手県中部以南産です。花が咲いている方は5月初旬、果実が見えている方は9月下旬に撮影しました。陽光の具合などにも影響されるのでしょうが、葉っぱの色合いや様子が違いますね。因みに、裏面は渋い赤紫色でした。
フイリフモトスミレ
 葉の形状は、まぁ、ほぼ同じでしょうか。右側について、葉の先端などがよく分かりませんが、他の個体も観察してきましたので、ほぼ同じだったと補足しておきます。表面の色が違いますね。春は『青鈍色』または『錆鉄色』、それに比べれば、秋はかなり明るめに見えます。
 さて、今回、最も気になっていたのが白斑の様子でした。実は、想像の通りだったのですが、かなり狭く薄くなっていました。

 岩手県に行ってきましたが、気温が高すぎて、返り咲きを期待できる状態ではありませんでした。

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 葉ばかりで、花を見つけられなかったフイリミヤマスミレは除外することにして、このスミレで北海道編を終えることにします。

 珍しく花冠部だけをアップにしていますが、それは、これがワカシュウスミレという側弁に毛がないスミレというものらしいからなのです。正直なところ、この品種に注目して探したことはありませんでした。一応、学名はあるのですが、俗称レベルで扱っています。
ワカシュウスミレ
 観察地の方が掲載したブログ(活動日誌)でたまたま見かけなければ、気づかずに終わっていたでしょう。全4日間の日程で、この一輪しか見ていません(笑)。また、辛うじてタチツボスミレは見ていますが、ノジスミレやヒメスミレなどは全く見かけませんでした。
 右側の写真が少し後ピンですが、ご容赦ください。記録撮影程度の心づもりで、この2枚だけをざっと撮影してしまいました(反省)。

 トリミングに耐える解像度は、全てフルサイズというカメラの性能の賜物ですよね。

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エゾノタチツボスミレ
 北海道初日の段階で、あれっと思ったことがありました。以前、網走から釧路まで抜けた際に目にした風景や植物たちの様子と違うのです。例えば、一面を白く染めるような印象を与えるオオバナノエンレイソウが、探して探して、やっと見つかるといった始末でした。
エゾノタチツボスミレ
 でも、エゾノタチツボスミレがニョイスミレと勝負する程に多いという点は同じですね。海岸沿いの湿地帯や山地へ行くことは決めており、なんとか、低山などの別環境を歩いてみたくて、少し遠回りながら、とある森林公園を歩いてみました。
エゾノタチツボスミレ
 運良くエゾノタチツボスミレが多く見られました。湿地帯の個体群とは異なり、とても新鮮かつ端正な姿です。ほぼ北海道全域に分布するとされますが、五十嵐博氏が述べる通り、道東の分布が濃い印象です。これでも、観察地付近は比較的少ない方なのだろうと思いました。

 実は、調べてみるとオオバナノエンレイソウ国内最大の群生地を通り抜けていたのですが・・・。

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チシオスミレ
 同行の友人が、おそらく、見たことがないであろうすみれたちを見せたいけれども、空振りということもあります。以前に開拓したルートを辿れば、高い確率で見つかるだろうとやって来たポイントで、予測通り、チシオスミレが咲いていました。
チシオスミレ
 チシオスミレは、サクラスミレの葉脈に赤斑が入った品種です。珍しいという程の変異ではないはずですが、個人的には出逢いが多くありませんでした。時間経過とともに山の様子が変わってしまうのが普通ですから、ほぼ同じ場所でがんばっていてくれて嬉しいです。
チシオスミレ
 それでも個体数は減っていました。比較的に来訪者が多い場所ですから、仕方ないかも知れませんね。もう一本、別の山道があるのですが、路面が崩れたとかで通行禁止になっていました。そちらの道の方が通行者数が少ないので期待していたのです。

 今は昔、よく通ったエリアでしたが、刻は速く経つものなのですねぇ。空白は16年もの時間でした。

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タカオスミレ
 余り人が歩かない場所にタカオスミレが咲いていました。葉の裏面がきれいな緑色をしています。花の方はどれも小さめで、この旅の初日に目にしたヒカゲスミレとは違う印象でした。ただ、葉は一面にみられるものの、花は決して多くないようです。
タカオスミレ
 この地域に詳しいすみれ好きさんによりますと、このような型のヒカゲスミレは、この山でたくさん見られるとのことでしたが、少なくても山の南側では見たことがありません。北側の少し低い位置で少し見ています。まだ、探索が足りないということでしょうか。
タカオスミレ
 この山に初めて二輪で訪れた時には、ほぼ事前の情報を持たない状態であちこちに分け入ってみたものです。今回は、どちらかというと同じポイントばかり歩いたかも知れません。少なくても、もっと開拓精神を発揮すべきすべきでしたね。

 ヒカゲスミレと呼ぶか、タカオスミレと呼ぶか、時折、呼び方に迷うことがあります。

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ニョイスミレとムラサキコマノツメ

 栽培は余り得意ではありませんが、鑑賞と観察を兼ねて、それなりに育てています。気温の上昇に伴って、一気に咲き始めたかと思ったら、観察する間もなく、次々に終わってしまいそうな勢いです。
 ちょっと晴れると、三脚を立てて撮影しているので、通り掛かる方々に不思議な顔をされている次第(笑)。今回の写真は、そのほとんどが球根植物ながら、そこに飛び込んで、ちょっと偉そうに小さい花を咲かせているのが、ニョイスミレとムラサキコマノツメです。
 それぞれ、別の経緯を持つ種内変異のすみれたちですが、近縁だからと言って混じるようなことはなさそうで、ともに、相当長い期間、狭い庭で世代を重ねています。ニョイスミレの白い花が葉に隠れていて、分かり難そうですね。

 突然ですが、すみれ探索に出ることにしました。天気予報とにらめっこ。明日しかない!というパターンです。


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シロバナオオタチツボスミレ

 関東の平地で、幾つかのすみれたちは終焉を迎えつつあります。でも、まだまだ楽しむ余裕はあるのですが、天候次第ですね。その間に庭の栽培品たちが一気に咲き出していますので、萎んでしまう前にと、じっと眺めています。
 ちょっと意外かも知れませんが、最も多い鉢がシロバナオオタチツボスミレです。とても相性が良いらしくて、既に育て続けて20年以上になります。いっぱい咲いて、種子もいっぱい取れて、発芽率は抜群!放っておいても増えてしまうのです。
 ただ、すみれとしては一般的なサイズの鉢で育てているためか、植物体全体にこぢんまりとしてしまっており、余り高く伸び上がりません。タチツボスミレに負けそうなサイズ感ですが、葉っぱの様子は立派にオオタチツボスミレです。

 今月最終週の予定はまとまったのですが、その前に出掛けたい気持ちが・・・。お天気次第ですね。


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なかなか遠い高尾 (3) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ヒカゲスミレ

 バイクを含む車両で高尾に行く時には、裏高尾に車両を留めて日影ルートから上ることが多いですね。今回、珍しく表からリフトを利用して高度を上げ、最終的に日影沢に降りてきました。頂上周辺とは環境が少し違います。

ヒカゲスミレ

 高尾山なのでタカオスミレと言いたいところですが、ヒカゲスミレと隣り合わせで混生している環境なので、ヒカゲスミレとしておいた方が無難でしょうか。日影でもあるから!って、これは冗談です(タカオスミレは高尾由来ですが、ヒカゲスミレと日影は関連ありません)。

ヒカゲスミレ

 連続的な変異であることを見せつけられる類いの品種については、どちらで呼ぶかなどは余り意識しないようにしています。ハグロスミレは別名と捉えていて、一般に、葉裏面の色合いや色合いなどで区別しないことが多いです。この辺の認識はヒトそれぞれですが。

ヒカゲスミレ

 通常、自生地情報は記載しません。管理が行き届き、または情報が溢れている場合は例外の扱いです。

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