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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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オオタチツボスミレ(白変種)

 ヴィオラ・プベスケンスとは対照的な果実を実らせているのはオオタチツボスミレの白変種で、もう長く栽培しています。正確にはほったらかしに近い状態なのですが、それでも丈夫に育ち、勝手に代を重ねています。
 この果実は細長く、なんとなくスターフルーツに似ていて、畝が3つある独特の形状をしています。チラッと見ても心皮が3枚だと分かる形状ということでしょう。閉鎖花もたくさん上がるので、管理が良ければ種子をしっかり入手できるはずですが、いつも多くは飛ばしてしまいます(笑)。その結果、ふと、気付けば、あちらこちらの鉢からオオタチツボスミレの子供たちが元気に生えてくるという訳です。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
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エゾノタチツボスミレ

 タチツボスミレという名前を持つすみれの話が続いています。歩き回った経路に限った話ですが、最も多く出逢ったすみれと言えば、エゾノタチツボスミレが一番で、二番がスミレというところでしょうか。葉が大きくて、もし花が閉じていたらオオバタチツボスミレとどうやって区別するの?と尋ねられそうですが、意外に葉の様子にも違いがあるのですよ。
 先ず、鋸歯の粗さについてエゾノタチツボスミレの方が大人しい印象です。それから、托葉はエゾノタチツボスミレは大きく切れ込んでいますが、オオバタチツボスミレはほとんど切れ込みがなくて全縁と呼んで良い状態です。今回、出逢った個体は多くで草丈が伸びきっておらず、独特の威風堂々とした姿は多くありませんでした。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
アイヌタチツボスミレ

 出逢えそうで出逢えていなかった種の一つ、アイヌタチツボスミレがあちこちに咲いていました。展示会で穴が開くほど観察して、書籍などで特徴を頭に入れていたので、余り苦労せずに認識できると思っていましたが、やはりフィールドでは四苦八苦しました。
 タチツボスミレ?と覗き込むと、側弁基部に白い微毛が目立ったのが最初に出逢った個体です。距は細めで白く、葉は表面の光沢や裏面の紫色等の特徴が一致したので楽勝かと思ったのですが、歩き廻った結果、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、エゾノタチツボスミレが混在していることが分かりました。托葉の様子は大きく変わらず、この時期の山地では、皆、似たような草丈です。その上、花色は多彩、葉の光沢も裏面の色も一定ではなく、距が丸い個体も現れました。イソスミレが混在していなくて良かったぁ(笑)。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
エゾアオイスミレ

 標高600m前後の林にエゾアオイスミレが咲いていました。比較的早い時期に咲き出すタイプなので、すみれ散策に出かける頃には葉ばかり!というケースがとても多いのです。
 ところで、この花色ですが、かなり淡い感じがします。うまく撮影できなかったのかと心配になり、イベント参加者さんが運営しているブログが更新されていたのを思い出して確認に伺いました(笑)。おっ、大丈夫、ほぼ同じ色合いです。花数が多かったので、頭の中にあるエゾアオイスミレの姿と印象が違ったのかも知れません。ただ、この自生地の姿が一般的かどうか!やはり、この草丈で一気に咲くのは不思議かなと思います。


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ヒカゲスミレ

 いがりまさしさんのワークショップは、通常は10人定員で濃密に行うそうですが、今回は有志の協力を得られることもあって定員を増やしたのでしょうか。それでも先生は撮影テクニックの説明から、すみれの解説まで大忙し!加えて、すみれと聞くと歓声を上げて飛び散っていく独特の属性を発揮する参加者も少なからず(笑)で、冷汗ものだったのでは。
 一面に焦げ茶色が強い葉を持つすみれが見られました。後方から付いていくと先頭集団での説明が分からないこともあり、尋ねられるケースもありました。『これはタカオスミレですか?』、『どちらかというとヒカゲスミレかなぁ』という話で納得する方、『えっ、タカオでヒカゲって?』と悩みこむ方ありで、集まった方々の属性は意外に「一本調子ではなかった」のかも知れません。


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フチゲオオバキスミレ

 この日は気温が更に下がって、最高でも10℃を超えることがありませんでした。夕方から雨の予報でしたので、経由予定だった自生地をパスして、降り出す前に大きく移動することにしました。運が良ければ、フギレオオバキスミレを観察できるはずだったのです。惜しいことをした気分ですが、この気候で日本海側の山地ですから、花を咲かせていたかについては微妙でしょう。
 それでも、ご覧の通り、フチゲオオバキスミレはしっかり観察してきました。蕾の臙脂(えんじ)色、叢生せずにポツポツ生える性質、茎の赤味、根元に葉がないところ、どれをとってもフチゲオオバキスミレです。太平洋側の明るい斜面だからでしょうか。嬉しいことに、既に十分展開していました。


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ミヤマスミレ

 情報によると、この山にはミヤマスミレが自生しているはず(便利になったものです)。ところが、未だに出逢っていないことに、かなり歩いた後で気づきました。やはり深山というだけあって、もっと上にあるのだろうか!でも、そんなに高い山でもないし・・・などと考えながら、つづら折りの細い山道を登っていたのです。
 標高はやっと200m、疎らに灌木が見られ、岩が剥き出しの斜面になってきました。湿気も多いのか、岩の表面には苔が敷き詰められたように貼り付いています。ははぁ、その苔の上に陣取っているのが、どうやらミヤマスミレのようです。急にあちこちで見られるようになりました。東南向きの明るい斜面で、それなりに湿気が必要だったのですね。


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フモトスミレ

 フジスミレが咲く自生地には、良く似た葉を持つフモトスミレも自生しています。実は、フモトスミレの葉を先に見つけています。フジスミレを観察したのは一昔前のことでもあり、つい「フモトスミレの勘違いだったかなぁ」と悩んでしまいました。両者の葉はとても似ていますが、フモトスミレはかなり小さいことと、葉の先が鈍角であることで区別できそうです。
 花は明らかに違いますので、両者の花がそばで咲いていれば区別は更に簡単。でも、フモトスミレの方が少し花期が早く、フジスミレの周囲では葉だけになっていました。写真の花はちょっと高い場所で撮影したものです。ところが、そちらにはフジスミレの変種にあたるヒナスミレが咲いていました。少々「馴れ」が必要な自生地のようですね。


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ナガバノスミレサイシン

 へぇ、ナガバノスミレサイシンって、こんな風にも咲くものですか。陽光を一杯に受けて伸び伸びと気持ち良さそうです。全体に大きなすみれですから、何か狭苦しそうに咲く姿をよく見かけますが、このような広々とした場所に咲く方が似合っていませんか。でも、一般的にはもっと湿気の多い日陰に咲くような気がします。
 あれ、おかしいですね。アケボノスミレとヒゴスミレは似た環境が好きですから、混在するのは分かりますが、ナガバノスミレサイシンが近い場所に咲いているのは少し変な感じ。きっと人間には同じように見えるだけなのか、確かに距離は3m程度しか離れていないのですが、前の2種は南斜面、ナガバノスミレサイシンは平坦な尾根に咲いていたのです。


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ヒゴスミレ

 背の高い杉の林道を歩いていますと、陽光が差し込む場所と日陰が、まるで白い波のように交互に打ち寄せてきます。その根元に咲くヒゴスミレの白い花は、日差しを受けて柔らかく輝いていました。
 これまで見た限りの話ですが、関東のヒゴスミレは自生数が少なくて稀にポツンと見かける類のすみれでした。嬉しいことに、この一画の南斜面ではまとまって咲いている姿が見られます。個々の花付きも良くて、時の過ぎ去るのも忘れて見入っていました。


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