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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タカオスミレ

 ヒカゲスミレの品種タカオスミレを命名の由来地である高尾山で撮影しました。湿った木陰などに育つ、濃い茶褐色の葉が目印で、おとなしい白い花を咲かせるすみれです。
 木陰に黒い葉ですから、なかなか撮影に適したモチーフは見つからないものです。タカオスミレが比較的に多い裏高尾方面から歩きまわってみたのですが、花が咲いているような場所は見事に暗くて、記念写真(?)を撮るのが精一杯です。
 左右が切り立つ林道を登って、もう頂上に近い杉林まで来ると、空が狭いので、おそらく時間帯限定で太陽光が差し込む斜面で、タカオスミレが群れていました。しかしながら、真上から差し込む光がとても強いのに全体は暗く、バランスが取れません。カメラの絞りを開けたり絞ったり、感度を変えたり、延々悩んでしまいました。最終的には、RAW撮影して現像プログラムで微調整するのがベストだとの結論に達した始末です。(´ー`)


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イブキスミレ

 高山とはいえ、早咲きのイブキスミレは既に閉鎖花を展開している時期です。一帯で見られる自生株の数はとても多くて、もう少し近い場所であったならば、花の時期にも訪ねてみたいと、いつも思うのですが、いつも思うだけで終わってしまいます(笑)。
 近づいてよく観察すると、見慣れないものがありました。株元から伸びる花茎の先に果実が膨らんでいます。イブキスミレは「有茎種」ですが、開放花は茎元から伸びて、花期の最盛期に見る限りは「無茎種」に見えてしまうという特徴があるのです。ただ、その開放花から果実ができている様子は余りお目にかかれません。多くの場合、花後に展開した茎生葉の間から、ちょこんと現れた閉鎖花由来の果実の方が親しみがあります。この両方の姿を同時に観察することになり、このすみれが持つ不思議さが更に鮮明になりました。


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エゾノタチツボスミレ

 再会を楽しみにしていたのはエゾノタチツボスミレも同じです。ほぼタデスミレと同じエリアで同時期に花を咲かせていますが、不思議なことに、隣合わせている姿は見たことがありません。タデスミレが林の下で暮らしているのに対して、エゾノタチツボスミレは(どちらかというと)太陽がしっかりと当たるような位置に集団で過ごしているようですね。
 1枚目の写真はシロバナエゾノタチツボスミレと呼ばれる個体ですが、大きな違いではないのでしょう。なにしろ、2枚目のような紅紫が滲んでいる花が隣に咲いていたりします。ただ、絶対数は白い花が多いようですね。この種は、一般に叢生する特徴があります。3枚目の写真が分かりやすいでしょう。根本から茎が分かれて、数本から多いものでは10本程度も立ち上がっていますね。


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タチツボスミレ

 番外編のつもリはないのですが、かなり風変わりな姿のタチツボスミレたちです。1枚目は花弁が6枚ありますね。1枚目と3枚目は愛知県最後の最後、薄暗くなっても「まだまだぁ!」と探していたら目につきました。2枚目は宮城県最後の最後、やはり、もう感度を上げないと撮影が難しくなる直前に踏みとどまって、もう一度山に入った時に見つけました。
 さて、3枚目ですが、これはミドリタチツボスミレのようです。他にも中途半端な花が幾つかあって、緑色と淡紫色が入り混じった独特の花がありました。三脚をしまった後で手持ちで撮影しましたら、まともに写ったのは、この1枚だけだったというお粗末な話です。変わり者を珍重する趣意はないのですが、これも変異幅の一例として、記憶に刻もうと思っています。


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ツヤスミレ

 今年の確認目標の一つにタチツボスミレの海岸性品種であるツヤスミレがありました。自生地として知られる愛知県の沿岸部まで出かけた話は既に掲載させていただいたのですが、では、これは?ご覧の通り、相当にツヤがあります。結論として、一応、ツヤスミレと分類しておくことにしました。
 ここは静岡県の沿岸部から約1Kmの山地で海がよく見えます。海岸性のすみれたちが、葉表面のクチクラ層を発達させて厚くなり光沢が出るのは、潮風から保護するためと言われます。すると、最低限、潮風が到達する位置でないと理屈が合わなくなりますね。ここは確かに強い海風が寄せれば潮がやっと届きそうな場所でしたが、細胞の性質を変えた方が有利になる程の影響があるのかは微妙。この土地の風土を余り承知していない身には判然としません。石川県で観察したツヤスミレも、海岸線から500m程度の山の中でした。潮風を第一条件として、他にも何か影響を与える要素があるのではないかと感じています。


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マキノスミレ

 岩手県に出かけるに際して、できれば確認したいと思っていたことがありました。それは、県南部の内陸から海岸部に近い北上山系にかけて、シハイスミレとみなして良い個体だけが自生するエリアがあるという情報でした。その報告書に触れた時、「そんなこともあるんだ」と感心したものの、これまで一度もシハイスミレを見たことがないので、取り扱いに困ってしまった訳です。
 それはそれとして、自分の目で確認することができないかという思いで、それなりに歩いてみましたが、目に触れたのはやはりマキノスミレだけでした。3枚目は宮城県で観察したものですが、どちらつかずの中間型が多い関東に住んでいる目で見ますと、これは分かりやすいマキノスミレの範疇だと思います。もう少し雨の日が少なければ、探索ポイントを増やすことができたのでしょうが、結果的にはシハイスミレとおぼしき個体を見つけることさえできない始末でした。


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ナガハシスミレ

 この強烈な印象を持つすみれは、どう見てもナガハシスミレ・・・ですよね。実は、小雨の降る現地で傘を差しながら、ウロウロを歩きまわってしまいました。それは「この辺のナガハシスミレは、皆、こんな感じなのかなぁ?!」という疑問が生じて、他の個体を探しまわったのです。なぜ、そのようなことを感じたかと言いますと、葉がかなりオオタチツボスミレっぽいのです。
 ナガハシスミレとオオタチツボスミレの葉に、そう大きな相違点がある訳ではないのですが、ナガハシスミレの方が少しおとなしいように思います。写真の個体は、何か存在感がありますよね。さりとて、交雑種のイワフネタチツボスミレかというと、知っている限り、イワフネタチツボスミレの距はもう少し長さが両親の中間的で、花もオオタチツボスミレに近い印象だったと記憶しています。微妙ですのでナガハシスミレと記録しました。


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ツヤスミレ

 6日間の旅の一日は雨でした。運が良い方なのだろうと思います。この雨の日も観光に切り替えず、なんとか目的のツヤスミレを探しました。アップダウンの狭い道をノロノロ走って、行ったり来たり、そして坂道の途中でタチツボスミレがきれいな花をつけているのを見掛けました。
 茎生葉の中でも、茎の真ん中あたりから出ている葉は独特の横長です。タチツボスミレの葉は縦長かハート型が多いので、おもしろいなぁと思って見ていました。ところで、雨にぬれているため、今ひとつ、光沢の具合が判然としなかったのですが、1枚持ち帰った葉で確認してツヤスミレらしいと思っています。この海岸性の「品種」ですが、個体数が最多のタチツボスミレ集団の内、塩風に適応してクチクラ層を厚くした変異のどこから区別するのか、微妙なところがあります。一方、三浦半島や伊豆諸島で見られる大柄な「変種」と比べると見かけ上の違いはありますが、個体差の範疇にしか感じられません。


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ケイリュウタチツボスミレ

 経験的にケイリュウタチツボスミレかなぁと思っています。ただ、あくまで旅先のことで、外観の形状と生育環境を観察した結果に過ぎず、例えば発芽テストをしてみた訳ではありません(笑)。
 自生地は硬めの砂岩(水成堆積岩)が水流でなめらかに削られた大岩がある渓谷です。葉の小さいタチツボスミレですが、コタチツボスミレとはみなしてもらえないようです。葉の基部が余り深く切れ込まず、葉によっては切型をしていますが、長野県で見られるような菱形には至らない姿でした。増水した際の激流に対して、少しでも葉の抵抗を減らそうとして形状が変わったことは明らかですから、境界線の引き方にも依りますが、渓流植物特有の姿をしていると見て良さそうに感じました。実は、こうした形状も重要ですが、種子が飛んで増水が起こる前に大量に発芽すること、そして根が早く定着することもポイントなのです。


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シロバナタチツボスミレ(赤斑型)

 旅をすると、やはり、最も自生する環境が広くて個体数が多いタチツボスミレがおもしろかったりします。この日も多彩な変化に遭遇しましたが、あららーと思ったのが、このシロバナタチツボスミレ(赤斑型)でしょう。茶畑を登る細い坂道でまとまって見られました。花は紫条も入らない白変種ですが、葉脈に添って赤い斑が見られます。
 ちょっと不思議な感覚に見舞われました。白変種の場合、葉や茎は明るい緑色であることが多いと記憶していますが、これを見ると、花と葉の色に関わる制御は別々に行われているということになりそうですね。植物の花、萼などは元々ベースとなる葉から進化したと言われています。ですから、同じ系列の遺伝子や酵素、ホルモンが関与しているのだろうと思っていたのですが、そう単純でもないということでしょうか。


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