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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヒゴスミレ

 幾つかの登山ルートがあるようでしたが、実際に登ったルートではマキノスミレやフイリシハイスミレ、交雑種の他にはオオタチツボスミレぐらいにしか出逢いませんでした。そして、ついに予定外で頂上まで登ってしまいましたぁ(笑)。
 折角なので、別ルートから降りて、回り込んで元のルートに戻ることにしました。すると、山の様子がまるで違います。アケボノスミレやアカネスミレ、そしてヒゴスミレも登場。ヒゴスミレは既に花期を終え、緑色の果実が膨らんでいたのですが、2枚目の写真を見て下さい。果実の後ろに見えているのは・・・、あれれ、どうやら距のようです。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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アオイスミレ

 小さな里山のてっぺん付近に差し掛かりました。明るい路傍ではアオイスミレが既に果実を付けています。近くには花をさかせている株もあるのですが、時期的には果実期と見た方が素直かも知れません。
 まん丸で白い毛だらけの果実ですね。珍しい形態だと思います。他種と同様に3枚の心皮で構成されているはずですが境界が分かりません。成熟して割れるだけで、炸裂して種子を飛び散らせることはありません。それでも、一応、朔果と呼ぶのでしょうか。その割れ目からこぼれた種子は蟻さんが運んでくれるので、蟻散布植物と呼ばるのですね。


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ナガハシスミレ

 ナガハシスミレの群落にオオタチツボスミレが混じっているのかな?と思いました。ところが、どうやら、そうではありません。ナガハシスミレは根生葉と茎生葉の形状が少し異なっています。さて、これは・・・?ちょっと迷いました。
 周辺はナガハシスミレとオタチツボスミレばかりの混生地です。では、これはイワフネタチツボスミレでしょうか。ただ、これまで観察できたイワフネタチツボスミレはもっとオオタチツボスミレに近くて、距が長めのオオタチツボスミレという姿で花を咲かせていました。迷いながらも、ここはナガハシスミレの範疇とするしかなさそうです。


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アナマスミレ

 北信濃で幾つかの自生地を回ってみたのですが、似たような環境のようでしたので、一気に標高を下げて海岸まで走り抜けることにしました。そして、初めて訪ねた自生地ですが、嬉しいことにアナマスミレがまだ咲いていました。
 多くの葉が強い日差しや潮風を避けるようにクルッと丸まっています。これまで多くの自生地を観察することができましたので、どんな場所に生えているか、概ね、分かるようになりました。砂地だということは、ここまで波が来るということでしょう。存外、根は浅く、高波が来れば海まで持っていかれることは確実です。やはり、厳しい環境ですね。


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アオイスミレ

 前掲のスミレサイシンと同じような環境に咲いているアオイスミレです。葉に光沢があるように見えますが、木洩れ陽の照り返しで、よく見ると微毛が密に生えていることが分かります。ただ、開花時期に葉はもう少し巻いているものだと思っていましたが、後方の目立たない何枚かを除いて、しっかり開ききっていますね。
 やはり、このような明るい所で見ると違和感が・・・。それから、既にニョイスミレも咲き始めている場所なのですが、花期の早い種も遅い種も一緒くたに咲いている不思議な春のようです。アオイスミレはもう一度登場予定。


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スミレサイシン

 木漏れ陽を受けて輝いている時のスミレサイシンの花はとても綺麗に見えます。実は、花色がちょっと変わっているものですから、夕陽が差し込む時の花は独特の渋い感じになるようですね。
 このエリアをじっくり歩いたのは初めてのことです。歩き出すとすぐに白いヒカゲスミレが現れ、そして杉林の下にスミレサイシンたちが次々に登場しました。特にスミレサイシンは個体数が多く、個々の花数も多いようで、こうしたフカフカ腐葉土の明るい林が環境として適しているのかも知れませんね。


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オオタチツボスミレ

 少しずつ足を伸ばして信州長野までやって来ました。位置的に新潟に隣合わせたエリアであり、普通にオオタチツボスミレが自生しています。タチツボスミレは稀に登場するけれど、ナガハシスミレは登場しないという環境でした。
 オオタチツボスミレは広い地域に多く自生していて多彩な型が見られます。ここでは図鑑に掲載されるような比較的典型品に近い様子ながら、花の中心部も白く抜けた型が自生していました。ふと、オオタチツボスミレに出逢うのが久しぶりだと気づき、しばらく自生地に足を踏み入れていなかったのかと自分で驚いてしまいました。


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フモトスミレ

 余り山の麓(ふもと)では見られないフモトスミレが、ふわふわの枯葉土壌がある明るい疎林で咲いていました。このエリアの個体群は全般に変わり者です。花びらに赤みが強く、柄が長め。それから葉が少し大きく広めですね。
 それでも距がプクッと膨らんでいる姿がフモトスミレらしさを醸し出しています。あっちでもこっちでも可愛らしい被写体が目に付き、嬉しくなって多くの時間を使ってしまいました。案内をしてくれた方にとっても、ここがポイントの一つだったのだろうと思いますが、ツアコンとしては時間経過が気になって、一緒に楽しめたのかどうかは不明です(笑)。


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オトメスミレ

 細い松葉のような葉の上に端正な表情をした花が咲いています。さて、これは?葉はヒゴスミレ、そして花はエイザンスミレ風。ここは両種の混生地です。ということは、まぁ、間違いなくヒラツカスミレでしょうね。
 これまで「もしかするとヒラツカスミレかなぁ」という個体を観察したことはあったのですが、「ヒラツカスミレですよね!」と思う個体に出逢ったのは初めてのことでした。流通している園芸品種は良く見かけますが、自然交雑種もなかなか可愛らしい姿だと思います。ただ、発現形は多彩であり、かつ稔性があるので、判然としない個体も多いようです。


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タカオスミレ

 おとなしい白い花が咲いています。でも茶褐色の大きな葉が目立って仕方がありません。これはヒカゲスミレのハグロ型ですから、まぁ、タカオスミレですね。ちょっと、こだわり派の方はハグロスミレと表現するかも知れません。
 奇異に感じるのは葉の裏面の色です。2枚目をご覧いただければ一目瞭然ですが、裏面はとても明るい緑色です。何度か訪ねた自生地ですが、とても多くの株を確認して驚いてしまいました。地元の方によると、周辺で見られるのはこの型ばかりで、夏には表面も緑色に変わるのだそうですが、旅人は実際に観察することができません。


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