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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タチツボスミレ

 これだけタチツボスミレが丁寧に展示されているのを見たのは初めてのことでした。単純説明になりますが、左上から時計回りにシロバナタチツボスミレ、その右はオトメスミレ、その下はサクラタチツボスミレ、そして、その左は?
 花びらはほんのりと極めて淡い薄紅色です。従ってシロバナタチツボスミレではないことになります。距にも花びらも薄紅色ですからオトメスミレでもありません。サクラタチツボスミレという程に強い色合いでもないとすれば、何と呼べば妥当なのでしょうか。マイナーな呼称があるかも知れませんが、単にタチツボスミレと呼ぶしかない・・・のかな。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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アオイスミレ

 ここは東京都の高尾山です。気温が急激に上がった3月中旬、ヒメスミレ、ノジスミレ、コスミレなどの明るい場所に咲くすみれたちは少し早めに咲き出していました。一方、日陰になるような場所では春一番に咲き出すアオイスミレが全盛でした。2月までの寒い冬から、一転、初夏のような気温が続き、すみれたちも困ったことでしょう。
 ふと気づいたのですが、ここのアオイスミレは花も葉も小振りです。少し前に登場した千葉県の個体よりも一回り小さい、否、千葉県の個体が大きいのかな。比較的見立たない種ですが、時折、個性的な姿を見かけます。(´ー`) 


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ノジスミレ

 毎年、几帳面に同じ場所で花を咲かせるすみれたちがあります。このノジスミレもその一つで、早春、路傍の明るい畑で元気な姿を見せてくれるのです。こうやって周囲の植物も写し込むと分りやすいのですが、後方のスイセンやヒヤシンスらしい植物と比べると、こんなに小さいことが一目瞭然です。
 ノジスミレは、こんなゴツゴツとした硬い砂利が混じる乾いた土壌でもお構いなしですね。少しぐらい乾燥していても、とにかく明るい場所が大好きらしいことが分かります。


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タチツボスミレ

 定点観測地のタチツボスミレが元気でした。ここは日当たりの良い場所の中でも南側に面して一段高い一等地です。少し雰囲気が異なる型が混在しているのですが、一等地を専有しているのは花茎に赤みが見られる一群。
 ご覧の通り、小さめの笹と競争になっていますが、花の頭ひとつ勝っているという感じでしょうか。多少負けても、この状態ならポリネーターである虫たちが見つけてくれますね。2枚目の写真では、風で煽られたのか、杉の枝が降って来たようです。その下から、「反則だぁ」と恨めしそうに頭を出そうとしているような姿が健気です。


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アオイスミレ

 昨日、自宅から比較的近い場所ですが、すみれ観察に出掛けました。定点観測地の一つです。結果的に、今年最初に自生地で観察したすみれは、やはり、開花の早いアオイスミレということになりました。
 この寒い冬を終えて急激に気温が上がると、桜前線の指標木であるソメイヨシノが一気に花を咲かせましたね。そこで、この春はすみれたちも早く咲き出すのかという心配があったのです。実は、今日の夕方も裏高尾から日影沢をささっと覗いて来たのですが、ほぼ例年の様子で、今のところ、特別に早いということはなさそうだなぁと感じました。


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ニョイスミレ

 ニョイスミレがポツンポツンと白い花を2つ咲かせていました。群生している方が一般的ですよね。育ててみると分かるのですが、花をたくさん咲き、それぞれの果実が極小粒の真っ黒いタネを大量に放出します。結果、土壌水分が保たれる環境なら、一面に繁茂するという訳です。
 昆虫等の場合、孤独相(こどくそう)と群生相(ぐんせいそう)では、体つきから性質、生活パターンまで変わる相変異と呼ばれる変化が見られます。植物の場合はどうなのだろうかと、ふと、考えてしまいました。今年、愛知県でこんもりと盛り上がるような群生の様子を観察しました。運動会の棒倒しを見ているような雰囲気の塊があちこちにあったのですが、さしずめ、あれが群生相でしょう。上へ上へと伸びるようですね。
 さて、こちらの孤独相の撮影は5月初旬でした。この時点では群生していませんが、標高を考えると、これ以降、周辺にも芽が出たのかも知れないと考えることにしました。


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マルバスミレ

 日光周辺は観光地であると同時に、すみれの散策にもおもしろいエリアです。すみれの種が比較的多く、開花時期が少しずれても標高差を活かして調整ができる という特典付きというところでしょうか。
 さて、このしっかりした印象のマルバスミレですが、例によって葉は丸くありません(笑)。花の中心部が黄色掛かっているようですね。マルバスミレには意外 に変化があり、九州では花弁が紅色を帯びているものを観察しました。花弁の形もまん丸いものから、ひょろ長いものまで千差万別。明らかに波を打っている花も見掛けま す。名前の通りに葉が丸めの個体もありますが、先端が尖って披針形にしか見えない個体も少なくありません。この写真の個体も葉先が尖り、拡げてみたら披針形だろうと 思われます。葉の形状は普遍的な特徴ではなさそうです。できれば、別の名前を付けて欲しかった種の一つでしょう。


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エイザンスミレ

 ここは日光の観光地です。まっとうな生活を目指して、たまには観光に出かけた(?)、という訳ではなく、この辺に、あるすみれが咲くという情報があったのが出かけた理由でしたが、結果的には見つけられませんでしたが、それでも、なかなかユニークな姿のすみれたちを観察できたのです。その一つがこのエイザンスミレです。ここまで草丈の高い個体は余り見掛けませんよね。
 日照量はご覧の通りですから、モヤシのようにヒョロッと伸びたという訳ではないのでしょう。このような特徴は一帯のエイザンスミレで見られ、まるで背比べをしているようでした。エイザンスミレの他にも何種類かのすみれたちを確認できましたが、敢えて、拝観料を支払わなければいけない一角には出入りせずに移動したのです(・・・)。


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アオイスミレ

 この存在感のある丸い葉っぱは何でしょうか?ニョイスミレなどの花の最盛期に大きな葉を展開していたのは、おそらくアオイスミレだろうと思います。葉の形状自体は、花が咲いている時期とほぼ同じですが、少し厳ついイメージに変わっているようですね。
 良く見かける種でも、花が終わった夏葉の時期に見掛けると戸惑ってしまうことがあるかも知れませんが、観察回数が増えてくると、一般に葉だけでも種を特定できるようになってくるものです。勿論、全く判断できないケースもあるのですが、経験を重ねることで徐々に分かるようになってくるものでしょう。各地の変異を多く観察できれば尚更だろうかと期待しています。
 先日、複数の種が混じってしまった鉢から一本の朔果が立ち上がり、割れて種子が見えていたのですが、花はなく葉も見えない状態でも種子の様子で何者か見当が付きました。人間の経験ってなかなかエライものです(笑)。


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ノジスミレ

 何度も出掛けている自生地では、いつも訪れる観察ポイントができるものです。このノジスミレが咲くポイントは路傍の畑ですね。畑にしてはゴロ石が多いのですが、畑の端っこで水仙が植えてあります。このノジスミレの咲き具合を見て、毎年少しずつ異なる花期のズレを把握しているところがあり、現地でバロメータにしています。
 一方、毎回のように訪れるポイントを幾つか回り終わると日が暮れてしまうというケースもあって、マンネリとは思いませんが、すみれたちとの新たな出逢いを逃しているのではないかという不安にかられます。それで、時々、脇道に入ったり、回り道をしてみたり・・・。でも、なかなか、お気に入りポイントは増えないもので、確実に観察を楽しめるポイントを回るか、ポイント開発にチャレンジするか、妙な選択に悩まされることがあります(笑)。


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