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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ノジスミレ

 千葉県に住んで千葉県で働いていると、東京に出るのが億劫になってしまいます。地下鉄で30分も走れば、東京の端っこにたどり着くのですが…。日比谷公園をうろうろしているだけで、いろいろな顔が春を楽しんでいるのが分かりました。
 すみれ好きは、ヒトの観察はほどほど、桜も少しは楽しみつつ、下ばかり見て歩きます(笑)。立入禁止エリアにノジスミレがたくさん咲いていました。望遠レンズを持ち合わせておらず、一番近くに咲いていた一株をパチリ!ノジスミレは、まぁ、こんな感じです。花弁のどこかに破れがあったり、下向いたり上向いたり、余り素直に咲いてくれません。でも、重要な基本種なのですよ。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ヒメスミレ

 ヒメスミレが路傍に一株だけ咲いていました。以前、この路傍にはヒメスミレが列をなして咲いていたものですが、なんだか寂しげな状況になっています。しっかり探してみると、少し離れた場所に小さな葉っぱがみつかりましたが、それだけでした。
 どうして、こんなことになってしまったのでしょうか。従前、ここには古くて単純な側溝があったのですが、きれいに整備されて蓋が施されました。その後、この始末です。えっ?きれいじゃない?!そうですね。アスファルトがボロボロのようで、それから、風雨で泥土が蓋を覆ってしまって乾燥しています。人や自転車が踏破でき、環境として中途半端だということかも知れません。


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ニョイスミレ

 唇弁が濃いめの赤紫色で、全体に花が細めでキリっとした「お気に入りのニョイスミレ」です。撮影地は信州の高原ですから、ミヤマツボスミレも想定できそうな場所でしたが、葉の様子を見る限り、ニョイスミレとすべきでしょう。まぁ、経験上、この辺は余りこだわらない方が良いのかも知れません。
 この種は分布が広く、個体数、花数はダントツに多いことが特徴で、当然ながら、変異も極めて豊かです。これぞ、典型品!という姿が曖昧で、花の色や葉の形が少し違う品種群との境界線を問われると、回答に窮してしまうことがあるのです。更に事実を語り加えるなら、この種や近縁種は東南アジア広域で観察でき、決して分布の中心が日本という訳ではありません。


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アリアケスミレ

 果実から炸裂する前のアリアケスミレの種子です。今年は大量に採取できました。繁殖力旺盛ですね。この種は、DNA塩基配列に基づく分子系統解析が一般化する以前から交雑種起源と言われていましたが、それは正しかったようですね。
 さて、古い資料の一つである『岩手県植物誌』と『遠野市植物誌』の情報を入手しました。そこには「これは雑種であるから、本州のところどころに出現する」と記されていて、あれれ~と感じた次第。学名はV. x oblongo-sagittataと記述されていました。 おもしろい内容ですが、リュウキュウシロスミレの情報と錯誤があったのではないかなぁと感じています。


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スミレ

 市街地の路傍で、こんな光景に出逢うことがありませんか。アスファルトの隙間に咲くスミレですね。東京でサラリーマンをしていた頃、時折、目に留まったものでした。ふと、そんなことを思い出しましたが、この撮影地は自宅のご近所です。^^
 そう言えば、濃い紫色のスミレを認識した最も古い記憶は、高校の乾いたグラウンドの隅でした。もっと小さい頃にも見てはいたのでしょうが、記憶に残っていませんねぇ。その次は、もう大人になって東池袋で働いていた頃、そして麻布十番で働いていた頃でしょうか。昼休み、ふらっと職場周辺を散策していて見かけたもので、個人的印象では都会に咲く花です。


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タチツボスミレ

 コース前半で出逢ったタチツボスミレは、どうやら、距が二つあるようです。一般に、多距型の花は多少なりとも歪な姿をしていることが多いのですが、極めて端正な姿で、当初は気付きませんでした。
 コース後半で出逢ったタチツボスミレは、アカフタチツボスミレもどきです。おそらく、花期が終わった後には緑色の葉に変化してしまうタイプと思われ、「もどき」と呼ぶのが妥当かなぁと(笑)。タチツボスミレは個体数が多い普遍種なので、ついついサッと流してしまいがちですが、個体群毎の変化を楽しむつもりで良く観察すると、なかなか楽しいものがあるのです。


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ヒメスミレ

 日帰り圏でないと出掛けられない状況下、友人から情報を得て、もう少し歩いてみたいと思っていた都下エリアに出向いてみました。今年は雨天ばかりで期日を選んでいる余裕はなく、いかにも準備不足でしたが、なんとか辿り着きました。^^
 例によって順不同で出逢ったすみれたちを紹介しますが、一番手は日向に咲いていたヒメスミレです。少し雰囲気が違いますが、アスファルトの路傍や明るい荒れ地で数多く見つかりました。環境に依ってはヒネた咲き方をする個体も少なくないのですが、ここでは多くの個体が比較的素直に育っており、微笑ましく感じたものです。


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タチツボスミレ

 なんだか自由な感じを放っていた大柄なタチツボスミレは、ちょっと前の今月18日撮影です。近所では、かなり日当たりの良い住宅街で、やっと小さな花を咲かせているのを見かけ始めた頃でしたので、違和感を受けてしまいました。
 撮影地は自然豊かな公園で、ふかふかの腐葉土の土壌から生えていると思って下さい。葉も花も大柄でホッコリした姿でした。タチツボスミレは普遍種で個体数が極めて多いことから、つい撮影する機会が減ってくるものですが、ここでは一生懸命撮らせていただきましたよ。


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ヒカゲスミレ

 関東ではおとなしい印象のヒカゲスミレが多いように感じています。でも、各地を散策してみると、比較的多彩な型を持つ種であることにお気づきになることでしょう。
 それを意識することになった出逢いの地は白馬の高原でした。ふんわりとした印象を与える群落は開けた平地に咲いていて、日陰という言葉は不似合いだと感じたものです。その後、青森、函館、山梨など、各地で個性的な個体群に出逢っています。特に、基準標本の採取地である函館の山道に咲く花が醸し出していた独特の色彩が忘れられません。


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マルバスミレ

 春の丘陵ですみれを見つけて喜んでいる夢を頻繁にみます(^^)。まぁ、フリークとは、そんなものでしょう。そうそう、最近は、こんな何かに夢中になっている連中を OTAKU と、極めて明るくアルファベット表記するようですね。
 出掛けたい場所は増える一方ですが、なかなか思い通りになる訳ではありません。それでも、できるだけ、自生地に出向いて自分の眼で観察することが基本かなぁと考えて、長い時間が過ぎました。今年も「夢中」で過ごしましょ!


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