趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
もう少し、オオバタチツボスミレの話題と欲が出たのですが、そろそろ、まとめる頃合いのようで!
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オオバタチツボスミレについて、もう少し触れたいのですが、撮影から10日程度経過してしまいました。
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北海道や秋田で「たけのこ」といえば「根曲がり竹(千島笹)」という細めの竹の若芽です。
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未だ、湿地の半分も歩いていなかったのですが、翌日、朝から来て、しっかり観察する選択をしました。
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実はフイリミヤマスミレの出現も期待していました。遠目には、別種のような印象ですよね。
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今回の北の旅は、空模様に翻弄されてしまいました。週間天気予報では、概ね、曇天とのことだったのですが、この日、山を登れば登るほど、空は晴れて、目的地に近づくと、ほぼピーカンでした。さて、この白っぽい花が咲いている大きな塊は何モノでしょう。
実は、オオタチツボスミレです。艶々した黄緑色の葉が目立ちますが、よく見ると、マイヅルソウと渾然一体となっています。葉の色合いがほぼ同じであることが、少し不思議ですね。オオタチツボスミレの方が、濃い緑色である場合が多いように思いますが、葉表面の光沢も含めて似ています。オオタチツボスミレの葉は内巻きで葉脈が凹んでおり、マイヅルソウは真逆なので、なんとか判別できますね。
ちょっと、葉が黄色っぽい印象ですが、実際、このエリアでは、こんな色合いに見えました。
ちょっと、葉が黄色っぽい印象ですが、実際、このエリアでは、こんな色合いに見えました。
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登場するすみれの順番と旅程とは、余り関連がありません。これは旅程の後半に見つけ出したもので、情報ではフチゲオオバキスミレということになっています。日本海側で見られるフギレオオバキスミレとは異なり、自生地は太平洋側に位置しています。
なんとか探し出した数はたった数個体で、ポツンポツンと隔離されたように生えていました。時期的に花は期待していませんでしたが、既に果実期を迎えており、草丈はもう伸びないでしょう。葉下部の茎が、兄弟分に比べて半分以下の長さでした。葉と花(果実)の位置関係は同じですが、問題は葉の縁や葉脈の微毛ですね。大きいルーペで丹念に観察しましたが、ほぼ見られず、変わり者との情報通りでした。
元々、縁の毛は極めて微少で、種名に冠する程の重みは感じませんが、室蘭産の個体群には存在していました。
元々、縁の毛は極めて微少で、種名に冠する程の重みは感じませんが、室蘭産の個体群には存在していました。
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動き出した日には撮影できましたが、自生地に辿り着くには苦労しました。後日、補足したいと思います。
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今年4月に撮影した後、追って整理しようと思っていた個体群です。この自生地には、狭い範囲にタチツボスミレとニオイタチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレが同居しているため、関東なのに、ウスゲスミレであろう姿を確認していました。
同行していた友人に「タチツボスミレ類は交雑種ができやすいと言われている」と説明していました。ここまでに登場した3種と1雑種で、困ったような顔になった様子を見て、その場では、突っ込んだ説明をしませんでしたが、おそらく、この個体群はマルバタチツボスミレです。花は完全に中間的で、葉の先端も指でつまんだような尖り方は少なく、多くは鈍頭という特徴を持っています。
マルバタチツボスミレは稔性を持つことがあり、浸透交雑が生じる結果、同定が難しくなる場合が多く見られます。
マルバタチツボスミレは稔性を持つことがあり、浸透交雑が生じる結果、同定が難しくなる場合が多く見られます。
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出掛けてから、それなりに時間が経過しつつありますが、もう少し、取りこぼしを拾っておきます。
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